ベガルタ仙台から、チーム史上、最も偉大なストライカーのひとり、FWウイルソンが去ることになりました。
寂しいですが、5年間のリーグ戦40ゴール、カップ戦10ゴール、ACL1ゴールの全51ゴールは、それぞれのサポの記憶にあると思います
2012年、13年のウイルソンは凄かった。ヒーローだった。神だった。フリーでボールを持てば、ほぼ100発100中。それだけで、ゴールを確信できました。
2012年のJリーグベストイレブンに選ばれた時の、ウイルソンもかっこよかった。
タキシードが似合うウイルソン。サポは、まるで自分が表彰されたかのように、誇らしく感じたと思います。
ただ、私的に最も印象に残るゴールは、2015年の開幕対山形戦。J2から再昇格してきたライバル山形相手に、後半17分で野沢退場でベガルタ10人。そこから出てきたウイルソンが、決めたゴール2発。
怪我からの回復も十分ではなく、見た目も重め。それでも、万全でなくも、ここぞで、しっかりと決めてくれた。もし開幕で、ライバル山形相手に躓いていたら、選手もサポも負の気持ちを抱いたまま、あるいは降格への道を辿っていたかもしれません。
あの時、全盛期のようなキレはなくても、「ああ、やっぱりウイルソンが、エースなんだ」とつくづく思ったものです。
移籍してきた2012年、震災の翌年。風評被害の拭えない仙台に来るには、ファミリーを大切にするブラジル人選手にとって、奥さんほか、家族の理解が無ければ不可能だったでしょう。ファミリーの決断にも感謝したい。
仙台を好きになって、活躍してからも、ビッククラブよりベガルタを選んでくれたウイルソン。
ありがとう、さようなら。
でも、これで終わりじゃない。「サッカーを続けていれば、またいつか会える(ロペス)」
以下、当方の拙い観戦記で、全51ゴールをまとめました。新しい順。*2は、タイトルに2ゴールとなくても、マルチで得点している試合です。ほんとマルチも多かった。。。
2016年 J1 6得点
- 08節:対柏レイソル4-2、怪我人多発の中、若手奮闘、ハモン、ウイルソン弾他で勝ち切る
- 06節:対福岡1-1、ウイルソン先制も防戦一方でドロー、パブロ初出場
- 05節:対湘南1-0、ウイルソン2試合連続ゴール
- 04節:対新潟2-1、関神セーブ、ウイルソンが1ゴール1アシスト、奥埜決勝点
- 14節:対新潟4-2、積極的な攻めで先手取り、連勝。金久保、野沢、渡部、ウイルソンがゴール。
- 06節:対G大阪1-3、後半猛反撃も、前半の3失点響き3連敗
2015年 J1 4得点 ナビスコ杯2得点 天皇杯2得点
- 天皇杯準々決勝:対柏3-3(延長)、PK戦3-5、多彩な得点も10人相手にリード守れず *2
- 06節:対川崎2-3、ウイルソン先制、多々良同点弾も逆転負け
- 04節対清水2-1劇的勝利、ウイルソン同点、AT渡部逆点弾
- ナビスコ杯:対名古屋2-3、序盤相手のスピードに慌てる
- ナビスコ杯:対横浜FM1-0、ウイルソンが決め、六反がPK止め、勝利
- 01節対山形2-0、全員一丸、終盤10人からのウイルソン2発で勝利
2014年 J1 4得点
- 28節:対浦和4-2泥臭く勝利、ウイルソン1ゴール2アシスト、野沢、赤嶺、村上得点
- 26節:対川崎1-1、死力を尽くすドロー、ウイルソン久々得点
- 12節:対神戸4-3、後半4点で逆転勝利。赤嶺のスルーパスが勝利呼ぶ *2
2013年 J1 13得点 ACL1得点 ナビスコ杯2得点 天皇杯1得点
- 天皇杯準々決勝対FC東京1-2、ウイルソン先制も終了間際の悪夢2度
- 33節対清水1-2、カウンター2発に沈む
- 31節対浦和3-3、終了間際にドローに持ち込む
- 29節対名古屋2-1、ウイルソンの2ゴール、ヘベルチのアシストで勝ち切る
- 25節対大分6-0大勝、角田2発、大徳も初ゴール
- 24節対湘南2-3、コーナーから2失点、守備の乱れで敗戦 *2
- 19節対川崎2-1粘り勝ち、松下1ゴール1アシスト
- 18節対甲府1-0、武藤からウイルソンの先制守りきる
- ナビスコ杯対川崎第2戦2-3、ウイルソン先制も逆転負けで敗退 *2
- 11節対大宮2-1、赤嶺、ウイルソンで大宮を止め連勝
- 06節対FC東京2-1、角田、ウイルソン弾で先行、猛攻を凌ぎ逃げ切る
- ACL予選対FCソウル1-2、最後の猛追及ばず
- 03節対柏、松下、ウイルソンのヘッド2発で接戦を制す
- 02節対鹿島2-3惜敗、攻撃改善も得点後に緩み
2012年 J1 13得点 ナビスコ杯3得点
- 32節対鹿島3-3、2点差詰められドローも、広島とは勝ち点差1に縮まる
- 29節対浦和3-2、粘りの守備、FWの決定力で激闘制す *2
- 23節対大宮3-1、ウイルソン、鎌田、松下で逆転勝利
- 20節対横浜FM2-2先制活かせず、ドローやっと
- ナビスコ杯準々決勝第1戦対FC東京2-2、何とか2点差追いつく。
- 16節対広島2-2薄氷ドロー。ウイルソン先制・同点弾
- ナビスコ7節対磐田4-0、球際厳しく磐田を一蹴。ウイルソン、赤嶺揃い踏み
- 14節対札幌4-1雨中の快勝。柳沢2、ウイルソン、中原
- ナビスコ5節対広島、3-1太田2アシスト中原2点、ウイルソンで逆転勝利
- 13節対川崎2-3、富田、ウイルソンのゴールも守り切れず。奥埜デビュー。
- 12節対名古屋4-0、ベスメン相手に球際負けず、4発快勝。
- 08節対新潟1-0、大味な試合も、耐えてウイルソンのPKで完封勝利
- 05節対磐田2-2、ウイルソンのスーパーゴールでロスタイムに追いつく
- 04節対C大阪2-1、ウイルソン、赤嶺ゴールで4連勝