04節対清水2-1劇的勝利、ウイルソン同点、AT渡部逆点弾

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J1 2015年4月4日(土)13:30 ベガルタ仙台2-1清水エスパルス ユアスタ仙台



ウイルソン 奥埜
(杉浦)   
野沢  茂木
    (金園)
梁  富田
  
石川 渡部 鎌田 蜂須賀

六反

サブは関、上本、二見、多々良、杉浦、武井、金園。菅井、ハモンは故障の報道あり。清水はFW登録が長沢、大前で、八反田、櫛引スタメン。デューク、六平ベンチ入り。

前半、清水の速いプレスにシュートすら打てないベガルタ。11分、左サイド村田のクロスから白崎にヘッドで決められ先制を許す。その後も主導権を握られるが、六反のファインセーブで流れをとどめる。前半のベガルタのシュート、わずかに1本。

後半になると、梁などがDFの間などに入り込んでチャンスを作る。23分、野沢のコーナーキックから鎌田がすらしたボールをウイルソンがヘッドで押し込み同点、流れが変わる。

28分、清水に侵入され、折り返しから、どフリーでシュート許すが、また六反がセーブ。その後、清水が退場者2名を出し、アディショナルタイム。ウイルソンは、清水河井の足裏で金的を狙う、悪質なファールのためピッチ外。杉浦が代わりに入る。

相手9人でパワープレー、野沢の縦のクロス、キーパーと競った渡部がこぼれを左足でシュート、劇的逆転ゴールを決め、2-1で勝ち越し、ホームで勝ち点3を上げた。


先週は雨の予報だった仙台も、朝から晴れ上がり、昨日は桜の開花宣言も出た。入場14,706人。今日の復興LIVEは幹MIKI。

前半。
開始早々、コーナーのチャンス。梁が蹴るがクリアされる。清水のカウンターは野沢が戻って守備。

その後は、清水の寄せの速さに苦戦。少しでもパスを躊躇していると、コースを防がれ、弱いパスはカットされる。また左サイドを、村田に再三攻め上がられる。3分、ようやく奥埜から攻撃参加の梁へのパス、つながらず。清水がプレスからの攻撃でペースを握る。ベガルタはマイボールを運べない。

7分、ベガルタエリア左奥30mのフリーキックを与えるが、これはクリア。192cmの長沢がいるだけに、セットプレーは要注意。9分、ベガルタゴール前で、清水の浮き球、対応が遅れたところを、大前のボレーシュート、ホームランで救われる。

そして、11分、左右に揺さぶられ、左サイドで、富田をかわした村田のクロスに、ファーの白崎のヘッド、蜂須賀つき切れず決められ、先制許す。調子の出てない清水に先制点を与えてしまった。それでも14分、ベガルタも攻め込みボールをまわす。しかし、ブロックを作られ、なかなか打てない。梁からウイルソンのスルーパスはオフサイド。

19分、清水のカウンター、またも村田のクロス、これは蜂須賀がゴールに向かってのぎりぎりクリア。コーナーを与える。これを守って、梁の絶妙パスから奥埜がカウンターで上がっていくところ止められ、ヤコヴィッチにイエロー。45mのフリーキック、こぼれをウイルソンが打とうとするが、クリアされる。

24分、清水のキックミスをつないで、茂木がアーリークロスも、キーパー。その後、清水のカウンター、村田のクロスは六反抑える。27分、大前が中央でベガルタDFをかわしてのフリーのシュート、六反が弾き出すファインセーブ。コーナーを与える。清水にコーナー2本つづけられるが、守る。

34分、ベガルタ回して、最後は奥埜も、もう一歩。35分には、カウンター、梁から野沢、クロスを入れるが、もう一歩。ようやく野沢からのパスが出た。39分、清水エリア右奥30mでフリーキックのチャンス、野沢のキック、こぼれるところ、素早く梁が詰めてシュート、ふかす。惜しい。41分、白崎にイエロー。

前半は、完全に清水ペース、ベガルタの距離感が悪く、流れからは、ほとんどチャンスを作れないまま、1点リードされて終了。

後半。
さすがに、清水の高速プレスが緩んでくる。ただ、ブロックは固く、ウイルソンはヤコヴィッチに抑えられ、ベガルタはボールを持ってもシュートまで持っていけない。3分、清水にカウンターから持ち込まれ、蜂須賀もかわされ、シュートされるが、枠外。4分、清水のコーナー。ついに長沢にヘッドを打たれるが、枠外。危なかった。

6分、六反が前に出てボールクリアしようするが、し切れず、大前に、がら空きゴールに向けてシュート打たれるが、ポスト。危ない。9分、清水ゴール中央25mのフリーキックのチャンス、茂木が蹴る。シュートは巻いてコースを狙うが枠外。さすがに枠に飛ばないのが続くと、次は厳しいかも。

しかし、その後、自陣からの攻撃で、茂木の大きなサイドチェンジのパス、ウイルソンにぴったり合うが、シュートは打てず。15分、茂木に代わり金園入る。奥埜が右サイドに回る。そして16分、ウイルソンがうまくボールを追って右コーナーのチャンス。キッカーは野沢。ニアで鎌田がすらすと、ファーでうまくポジションを取ったウイルソンが、本田の上からヘッド決め、同点!ヘッドで競るのはうまいとはいえないウイルソンだが、ゴールに向かう時は、ストライカーの嗅覚で別。リーグ戦3点目、今季通算早くも5ゴール。

エース、ウイルソンの得点で沈滞ムードを吹き飛ばしたユアスタ。19分には、右サイドのからのウイルソンのクロスに、右足ボレーの金園、ふかす。20分には、梁がドリブルでエリア内侵入も、打てず。しかし、完全にベガルタのペースになってきた。22分、清水のコーナーをしのいで、ベガルタがカウンター、本田のファールで止められる。本田にイエロー。

24分、ベガルタのコーナー。スルーから中央、金園がたたきつけるボレーシュート、弾かれ、コーナー。これは守られる。27分には、右サイドエリア角から、奥埜が切れ込んで反転気味の左足シュート、枠外。しかし、28分、清水に一気に攻められ、右サイド奥まで侵入されての折り返し、中央どフリーでシュートされるが、六反がまたも股で止めるセーブ。追加点を阻止した。

その後、ベガルタが攻めてコーナーを得る。こぼれ球を再び梁が放りこむと、渡部のヘッド、寄せられ、枠外。30分、野沢が反転しながらのクロス、ウイルソンがキープしながらチャンスをうかがうが、抑えられる。31分、清水は白崎に代えデュークを入れる。32分、清水のコーナーをしのいだ後、カウンター、野沢をヤコビッチがファールで止め、今日2枚目イエローで退場

しかし、10人の清水は、引いて守るというより、プレスをかけて、ボールを奪って点を取りに来る姿勢。ベガルタは、前半に戻ったように、なかなか前にボールを運べない。34分、ウイルソンのクロスはキーパー。35分にもウイルソンが仕掛けていくが、足をかけられ、よけたところをシミュレーションの判定で、ウイルソンにイエロー。

清水は大前に代え河井を入れサイドバック。犬飼がセンターバック。37分、その犬飼にイエロー。試合が荒れてきた。37分、ベガルタのコーナー。40分、ベガルタが回して、富田が最後にスルーパス、金園はもう一歩。清水は村田に代え六平を入れ今度はドロー狙いか。41分、清水が押し込んでコーナー。長沢のシュート、はバーの上。さらに清水が回し、八反田のシュート、ふかす。

ベガルタも梁が侵入、右サイドからグラウンダーの速いパス、ウイルソンがダイレクトで合わせるが、櫛引のファインセーブで弾かれるところ、再びボレーで打つが枠外。そしてアディショナルタイム突入。

4分間。ベガルタ右サイドからボールを運んだウイルソンに、河井が足裏振り上げての金的キック、レッドカードで一発退場。清水は9人。ウイルソンも起き上がれず、担架でピット外へ。ベガルタも一時10人。

ベガルタは渡部、鎌田を上げてのパワープレー。しかし、なかなかシュートにもっていけない。終了間際、ウイルソンを諦め杉浦を投入。ちょっと遅かった。しかし4分目、野沢が中央から放り込んで、渡部がキーパーと競り合い、ボールがこぼれたところで、ノーステップ左足でシュート、これが決まって逆転2-1。その後、試合終了のホイッスル。

けっして内容がいいとは言えないが、荒れた試合でも、耐えながら、ウイルソンの流れを変える同点ヘッド、最後は執念でねじ込んだともいえる、渡部のシュートで、ライバル清水をたたく勝ち点3。これは大きい。

パスの出し手と受け手の感覚のズレ、ミドルシュートを打たない、サイドでの守備の緩みなど課題も多く出たので、修正しながら、調子のいい選手にチャンスを与えて、次に備えて欲しい。尚、ウイルソンは試合終了後は、自分で歩いて戻っていったので、大事無いと思いたい。

シュート数:11-14、CK:6-8、FK:23-19 得点:ウイルソン、渡部博文 (清水)白崎  警告:ウイルソン (清水)ヤコビッチ2=退場、白崎、本田、犬飼、河井=退場 主審:山本雄大