28節:対浦和4-2泥臭く勝利、ウイルソン1ゴール2アシスト、野沢、赤嶺、村上得点

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J1 2014年10月18日(土)14:00 ベガルタ仙台4-2浦和レッズ ユアスタ仙台



ウイルソン 赤嶺
(柳沢)   
野沢  太田
  (村上)
梁  富田
(角田)  
石川 鎌田 上本 菅井

サブは、桜井、村上、角田、佐々木、武藤、柳沢、中原。スタメン前節同じ。浦和は、興梠のワントップ、3-6-1。柏木、李スタメン、マルシオ、関口、梅崎ベンチスタート。

前半19分に、野沢のコーナーからウイルソンが押し込み先制。さらに縦1本から、ウイルソンの折り返し、攻撃参加の野沢がどフリー、足裏でショートバウンドをボレーで決めて、早々に2点リード。

しかし、すぐに浦和のパス回しに押し込まれ、コーナーからのヘッド、李のヒールパスに反転と、興梠に連続で決められ前半は2-2。

後半、15分、浦和のバックパスに詰めた赤嶺がキーパー西川をチャージ、ボールがコロコロとゴールを割り、勝ち越し。浦和は宇賀神がイエロー2枚目で、退場。ロスタイム、村上が、カウンターからのウイルソンのパスにゴール中央に詰め、粘って左足ボレーで西、だめ押しの4点目

浦和戦とあってビジターエリアも拡大され、当日券も無しの満員18,914人。

前半。
開始早々、李の左足シュート、バーの上。2分、浦和エリア右奥35mのフリーキック。キッカーは野沢。石川がうまく振り切って、中央からフリーでヘッドするが、枠外。3分、菅井と興梠が交錯、菅井が一時ピッチ外。その後、浦和にボールを持たれるが、シュートは打たせない。7分、カウンターから赤嶺がドリブル前進も、ボールを置いてしまう。が、うまく石川が拾ってクロス、ウイルソン、ノーステップで合わせるが、ヒットせず。

8分、浦和のクロス、中央でなんとかクリア。その後、14分ごろまで中盤のせめぎ合い。ベガルタはコンパクトな陣形からロングボールで裏を狙うが、つながらない。15分、槙野にえぐられ、コーナーを与える。3本連続されるが、守る。そして18分、ウイルソンがキープして、コーナーをゲット。左コーナーを野沢が蹴ると、弾かれたボールを石川が回りこんでシュート、ウイルソンがゴール前でヒールで流し込む、西川がはじき出すところを、再び左足で押しこんで先制!ゴール前で冷静にプレーのウイルソンは登り調子今季4点目。

20分、浦和のコーナーは赤嶺がヘッドでクリア22分、自陣からのフリーキックを鎌田が蹴って、右サイドでフリーになっていたウイルソンが、すかさず浮玉センタリング、赤嶺がDFを引き付けたとところに、中央から野沢がフリーで入り込み、ショートバウンドのパスを、足裏でボレー、日本代表GK西川もどうしようもないゴールで2点目。野沢は移籍後初ゴール。

浦和の守備の隙を突いて、前半の早い時間で、あっさり2点を先行したベガルタであるが、浦和もすぐさま反撃。
25分、柏木の縦パスに、興梠がヘッド、バーの上。さらに興梠のパスを裏の柏木に通される。しかしシュートはさせず。27分にも裏にパスを出されるが、シュートは抑える。ただ連続攻撃を跳ね返せない。28分、コーナーを与える。ベガルタの左からのコーナーを、ニアからファーにすらされ、フリーの興梠にヘッドで押し込まれ、1点返される。

これで勢いづいた浦和がボールを回す。ベガルタは、なかなかボールを奪えない。35分、浦和のカウンター、シュートまで打たれるが、関の正面。この間、富田にイエロー。36分、森脇からのパスを受けた中央の李が、ヒールで後ろに流すと、受けた興梠が反転して、上本?を振り切りシュート、決められ2-2同点。前半の内に10分で追いつかれてしまった。

38分、相手ボールをカットして野沢が上がろうとするが、止められる。41分、浦和が回す。縦のボールを簡単に入れられ、防戦一方。その後、ベガルタがカウンターで、赤嶺のパスに、菅井飛び込むがトラップできず。43分には、太田のシュートと、盛り返す。追加時間は3分。

1分目、ベガルタエリア左奥で浦和のフリーキック、これは関がキャッチ。さらに2分目、今度はベガルタが、浦和左ライン際から35mのフリーキック。こぼれたところをウイルソンがダイレクトのシュート、キーパー正面。前半は2-2の同点で終了。

後半。
浦和は平川に代え、永田を入れる。立ち上がりは、ベガルタがボールを回すが、シュートまでいけない。5分、富田が持ち上がり、太田へのパス。太田のクロスは合わず。6分、ウイルソンが相手ボールをカット、ドリブルで運び、自分で回り込んで自分でシュートするが、枠外。8分に富田の縦パスをウイルソンがヒールで裏に出すが、太田には合わず。9分、足裏を見せて赤嶺にチャージに行った宇賀神にイエロー。

10分、左ライン際35mのフリーキック、ファーで上がっていた菅井がヘッドで折り返し、赤嶺、そしてウイルソンシュートも詰めきれず。そして15分、浦和のバックパス、西川がキープしてからパス出ししようとするところに、赤嶺が猛然とチャージ、ボールはコロコロとゴールラインを割り、3点目。赤嶺2試合連続、今季8点目。完封試合を何試合もした西川の心の隙をついた。

16分、浦和がベガルタエリア右角からのフリーキック。上本のクリア、こぼれをシュートされるが、バーの上。さらにボールを拾って展開しようする浦和だが、後半は赤嶺が柏木について、簡単にはパス出しさせない。19分、浦和のコーナー。クリア。その後、ベガルタがカウンター、ウイルソンから野沢とつなぐがシュートできず。

ベガルタのブロックが堅いいと見るや、23分、浦和は鈴木啓太に代え、マルシオを投入。さらに27分には、李に代え梅崎を投入。この時点で、元ベガルタの関口パパの出番はなくなった。28分、ウイルソンがキープしながらコーナーを得る。今度のキッカーは梁。西川が飛び出て、がら空きのゴールに弾いたボールを、赤嶺が膝に当ててシュートも、DFにクリアされる。惜しい。

31分、浦和に回されるが、シュートは抑える。32分、カウンターを抑えにいった菅井にイエロー。右奥35mで浦和のフリーキック。べがルタがカウンターを仕掛けたところで、宇賀神にイエロー、2枚目でレッド退場。浦和が10人。さらに菅井が粘って右奥35mのフリーキックを得る。これは決まらず。ベガルタは、時間を使いながらの攻撃。39分、梁に代え角田を入れる。

41分、ベガルタが中央やや右30mのフリーキック。カウンターをされるがオフサイド。42分、太田に代え村上投入、そのまま右前のサイドに入る。44分、柏木のクロスに槙野のヘッド、ヒットせず関がキャッチ。追加時間は5分間。

2分目、ベガルタがカウンター、ウイルソンがゆっくりと左サイドを上がっていくと、センタリング、中央でフリーになっていた村上が腹トラップ、ボールが前にこぼれるところ、そのまま前進、DFのチャージによろめくが、再び前進、さらにDFに当たられるが、もんどりうちながらも、裏に突っ切り、西川と1対1、浮いたボールを左足の抑えたシュートで、4点目。西川動けず。とどめ。

元ベガルタ主将、村上のサッカー人生が凝縮され、チームを鼓舞するかのようなゴールに、試合が決まった。村上も移籍後初ゴール。

3分目、ウイルソンに代え柳沢を入れ、時間を使う。浦和は時間が無いのに、細かくパスをつなぎ、タイムロス。4分目、浦和のコーナー。最後にクロスを入れられるが関が抑える。


前半は、ウイルソン、野沢で電光石火のごじゃれた2ゴール、そして失点からの同点。後半は、粘り強く守りながら、ゴールのチャンスも狙い、泥臭い2点で勝ち切った。満員のスタジアムと共に、まさにもぎ取った勝ち点3。

まだ何も決まっていないが、勝ち点は減らない。中3日で連戦が続くが、積極的な攻守で勝ち点を積み上げて行きたい。

シュート数:11-9、CK:2-7、FK:19-17 得点:ウイルソン、野沢拓也、赤嶺真吾、村上和弘 (浦和)興梠2 警告:富田、菅井 (浦和)宇賀神2=退場 主審:家本政明