ナビスコ杯対川崎第2戦2-3、ウイルソン先制も逆転負けで敗退

2013ナビスコカップ 準々決勝第2戦 6月30日(日)18:00 ベガルタ仙台2-3川崎フロンターレ ユアスタ仙台



ウイルソン  赤嶺

梁    太田
    (武藤)
角田  富田
  
蜂須賀石川 鎌田菅井
(佐々木)   (松下) 
桜井
サブは、関、田村、松下、佐々木、武藤、中原、柳沢。川崎は、大久保、小林の2トップ。中村、稲本、レナト先発。パトリック、風間兄弟がベンチ入り。

ベガルタはGK林の欠場で、桜井が今季公式戦先発、関がサブGKとして初ベンチ入り。
一ヶ月ぶりのホームゲーム。試合開始頃から霧雨。指定席が寂しい11,762人。そしてゲームでは、はずんだり、伸びるボールに苦しんだのは、ホームのはずのベガルタ。


前半。
開始早々川崎のDFがキックミス、高く上がったボールが川崎エリア内に落ちるところを、梁が狙うがシュートは大きく外れる。雨で滑ったか。2分、鎌田がかわされ、フリーにされかかるところを角田が詰め、ファールを貰って、事無きを得る。互いに滑るピッチとボールが鬼門。しかし、次第にキープ力のある川崎に有利な状態になっていく。

3分、ウイルソンが右からシュート性のセンタリング、キーパー。そして4分、縦パスを受け、左サイドのウイルソンがひとりかわして、鮮やかに左足でシュートを決めて先制。これで逆王手、ベガルタが有利になるかと思われた。。。が、4分後、カウンター縦1本のお返しで、あっさり中村憲剛に石川?がかわされて、同点。しかもアウエーゴールを決められ、たちまち不利な状態に逆戻り。

先制以後は相手の固い守りの前に、ウイルソン、赤嶺に、ほとんどパスを出せず、シュートも少ない。それでも、12分、左45度30mのフリーキックのチャンス、梁のキックはキーパー。17分、レナトにベガルタ右サイドを侵入され、シュートされるが、枠外。20分、蜂須賀がクリアしそこねて、コーナーを与える。キッカーはレナト。これは守る。

その後、鎌田がヘッドでのクリアを空振り、レナトにフリーでシュートされるが、これは桜井押さえる。22分、鎌田がドリブルで持ち上がり、左足グラウウンダーのシュート、ヒットせず。ベガルタ、次第にFW二人にボールを入れられなくなる。27分、川崎がカウンター、ボールをつながれる。ヘッドはクリアし、コーナーを与える。レナトのシュートは桜井。

このコーナーの間に、小林が腰を痛めたか、ピット外。31分、ボールをつながれ、ベガルタ左エリア横でフリーキックを与える。さらにコーナー。その後、川崎は小林が森谷に代わる。36分、ベガルタがようやく反撃、菅井のワンタッチクロスを赤嶺が頭で落とし、2列目の梁が突進してシュートも、DFに邪魔され枠外。流れはよかったが。

37分、レナトに一気に持ち込まれ、左サイドからのミドルシュート、バーの上。そして40分、川崎に押し込まれ、中央で大久保に?引き付けられたところを、中央から、また中村にフリーで狙い済ましたシュートで2点目を許し1-2と逆転される。さらに相手のアウエーゴールも増えて、非常に苦しくなる。その後、赤嶺が川崎ゴール前でチャージ、こぼれ球をウイルソンなどが狙うが、シュート打てず。

前半追加時間には、角田のミドルシュートからコーナーのチャンスを作るが、有効なシュート打てず。結局、前半は1-2と、アウエゴール2つ献上の苦しい結果となった。

後半。
ベガルタは左サイドでかみ合っていなかった、蜂須賀に代え松下を入れボランチ、石川を左SBに回し、角田がセンターバックに。しかし、これで、守備に不安定さが増してしまった。。。4分、ベガルタ「ゴールエリア」の中で、クリアせずに味方にパスしたところを、森谷にかっさわれ、決定的な3点目を許し、1-3。これは自滅。

後半始まったばかりで、アウエゴール3点目を許したので、5点取らなければならなくなって、ほぼ試合が決した。しかし、ここはせめて、この試合の勝利を目指す。9分、鎌田が大久保にかわされ、フリーでシュートされるが、ミスに救われる。その後、太田に代え武藤を投入。

13分、相手ゴール中央でワンタッチでボールをつなぎ、最後は武藤がシュート、コーナーを得る。キッカー松下。決まらず。17分、左サイドになった石川が持ち上がり、速いクロス、中央赤嶺ヘッド、バーの上。惜しい。21分にも、ベガルタが回して、最後は梁のミドルと意地を見せる。

そして23分、中央で仕掛けた武藤のシュートが弾かれるところを、ウイルソンがうまく押し込んで今日2点目。2-3と希望つなぐ。25分、菅井に代え佐々木を投入、そのまま右サイドへ。さらに点を取りにいく。川崎はレナトに代わりパトリックを入れ、さらにカウンター狙い。ベガルタ、28分、ゴール正面25m絶好の位置でフリーキックをゲット。キッカーは松下か。シュートが枠内に飛ぶが、キーパーに読まれていて押さえられる。さらに30分、中央混戦から松下がノー・ステップでシュート、しかし枠外。

その後も、佐々木、松下、梁とつないで、最後は赤嶺がシュート、弾かれコーナー。これも決まらず。あと3点必要なのに、時間が無くなってくる。41分、ウイルソンがサイドを突破してくが、最後は石川がキックミス。疲れているか。42分、角田の桜井へのバックパスヘッドがあわや相手へのパスとなりそうになるが、桜井がなんとか触る。コーナーを与える。追加時間は3分。川崎は中村が、お役御免。風間宏矢が時間使いで入ってくる。

結局、川崎のパス回しに時間を使われて、そのまま2-3で敗戦。連敗でナビスコ敗退が決まってしまった。

スリッピーなピッチで、相手との間にうまく体を入れたり、ベガルタの選手が飛び込むの待って、かわす技術のある川崎。ベガルタはマイボールの1対1になって突っ込めのるが、ウイルソンだけという現実。カウンターに脅えて、仕掛けたり、シュートにいけていない。このナビスコでの教訓をリーグ戦に活かし、勝点を積み上げていきたい。


シュート数:13-9 CK:3-5、FK:17-14  得点:ウイルソン2 (川崎)中村憲剛2、森谷  警告:なし  主審:佐藤隆治


この試合は先着1万名にナビスコ・コーンチップが配布された、ありがたいが、ベガサポ的には自棄酒のつまみで、ホロ苦い

リーグ20周年記念のショートムービーで、ユアスタなどでロケが行われた「旅するボール」の上映もされた。