J2・J3百年構想リーグ 第3節 2月22日 (日)14:03 ベガルタ仙台 2-1 栃木SC カンセキスタジアムとちぎ
古屋 宮崎
(岩渕)(中田)
荒木 鎌田
(武田)
五十嵐 松井 杉山
(南) (湯谷)
井上 菅田 髙田
.
林
鎌田、菅田がアシスト
サブは、松澤、奥山、石井、湯谷、武田、南、岩渕、小林心、中田有祐。
栃木SCは、GK猪越、DF柳、岩﨑、佐藤祥、MF五十嵐太陽、大曽根、食野、吉野、中野、FW川名、西野。オタボーケネス、矢野、庄司、杉森は、ベンチスタート。

選手、システムも変えながら逆転勝ち
アウエー3連戦の最後は栃木SCと対戦。共に3バック。
序盤は、意外にも、あまりプレスしてこない相手をかわして、ロングボールも交えながら、ベガルタがボールを保持するものの、次第にシュートまではいけなくなる。
すると22分、自陣のマイボールでのスローインから、ペナ近くでパスカットを許し、ミスから失点。
リードして余裕が出た栃木SCは、30分には、フリーを許していたアンカーの松井を囲んでボールを奪うなど、取り所を定めてくる。
ベガルタもカウンターなどでチャンスは作るが、ゴールには至らず、0-1で後半へ。
後半からは、ベガルタは、古屋に代え岩渕、荒木に代え武田を投入。
岩渕が、鋭い動き出して、ゴール前に何度も迫り、流れを作ると、24分、CKから頭で岩渕が決めて、同点。
その後、アンカーの松井に代え南を入れ右SH、杉山が左SHに回り、五十嵐がSBに下り、アンカー鎌田の4-1-3-2に変更。
すると、30分には、菅田のロングボールを、トップ下左に移っていた杉山が、鮮やかにゴールを決め、逆転。
終盤には、杉山に代え湯谷をボランチで投入、南を下げて5-3-2でサイドのスペースを埋め、守備固め。
終盤は、栃木SCのパワープレーをしのいで、2-1逆転で勝利、3連勝。
3バックでの相手の5バックの打開策、受け渡しでの連携ミスの失点など反省点もあるが、新加入選手の得点で、逆転できることも見せ、収穫ある試合だった。
岩渕、待望の初ゴール。局面を変える男
既に、J1級の選手であるのは、この2試合で分かっていたが、1点ビハインドで、後半入った岩渕が、チームを救った。
絶妙の動き出しで、パスを呼び込むだけでなく、様々なシュートのバリエーションを持っている。
味方との連携も合ってきて、何か、岩渕が動き出すと、吸い込まれるように、パスが通る気がしてくる。
実際、この試合でも菅田のロングボールでの裏抜け、井上のスルーパスに、一瞬抜け出しでのシュートと、期待感だらけのプレーを見せてもらった。
後半には、背後からのクロスを、ボレーでシュートという技も。
ここ2試合で、新人の古屋、主砲宮崎にゴールが出て、岩渕にも早く決めてもらい、リラックスしてシュートをと、思っていたところ、後半24分、ついに、鎌田のCKから、宮崎の裏に隠れて、戻りながら、強く頭を振る、見事な同点ヘッドを決めてくれた。
さらに、決めても、まだ同点だったので、ボールをゴールネットから自分で拾い、一目散でセンターサークルを目指す、クールさも忘れない。
杉山のゴールで、2-1と逆転した後も、前線での豊富な運動量で、前プレスで守備にも貢献。
誰とでも合わせられる選手で、まだ試行錯誤かもしれないが、FWでは宮崎とのコンビは、当然有力候補。
それにしても、FW陣が3試合で、それぞれに決めてきたのは、朗報。
上り調子で加点につぐ加点を決めてもらいたい。
杉山も、左サイドで初ゴール
評価爆上りの杉山。
ドリブルでの仕掛けに加え、囲まれても、落ち着いて捌けるキープ力もあり、早くも貴重な戦力に。
さらに、この試合ではシュートも狙っていたようで、序盤にも髙田のパス交換から狙っていたが、右WBからトップ下左に回った、後半30分には、菅田のロングボールをワンタッチで収め、深い位置から、戻ると見せて、カットインから、腰を回してのシュートを決めてみせた。
プロ初ゴールだが、淡々と決めているかに見える。
監督談では、トップ下候補ということだが、WBでも十分にチャンスに絡む働きをしており、守備の強度、クロスの精度をさらに増せば、色々なポジションで仕事ができそう。
仕掛ける南、ワンタッチのラストパスも
後半21分から、投入された南も好調を維持。
22分には、ワンタッチパスで岩渕につなぎ、岩渕が折り返して宮崎がシュート。
これが岩渕の同点弾のコーナーにつながった。
スピードで抜き去るドリブルは、杉山の細かいフェイントで抜くドリブルとは、また違う魅力がある。
26分には、抜き切ってのクロス、こぼれを鎌田がダイレクトシュートと、チャンスにつながった。
出場を重ねる度に伸びている感じがあるが、あとはクロスの精度か。
貴重なレフティ。チャンスがあれば、シュートも、どんどん狙ってほしい。
菅田のロングフィードが冴えた試合
菅田のロングフィードは、常に狙っているところなのだろうが、昨年までは、中々前線の選手に、ピタリと付く確率がもう一つだったが、今期は好調。
ストレート系のボールを、バックスピン付きに変えたのかどうかわからないが、前節でも杉山にピタリとつけるロングボールがあった。
この試合でも、起点となる好ロングフィードで、チャンスを演出した。
後半11分、前で動き出した岩渕への絶妙のパスで、すかさず岩渕がシュート、決まらなかったが、フリーを作った。
そして30分には、相手BOX左の杉山にピタリ。杉山の逆転ゴールを演出した。
鎌田、高精度CKと、志願の後半アンカー
鎌田も調子が上がってきているようである。
この試合、スタメンの鎌田は、前半は荒木とIHを構成し、CKでは、精度の高いボールでチャンスを演出。
後半、アンカーの松井に代わり南が入ってきた時は、志願したというアンカーに位置し、4-1-2-3で、手堅い守備と、CKで岩渕の同点弾を演出。
また攻勢の時は、前線まで上がり、珍しく、こぼれ球を左足ボレーでシュートなど、活躍を見せた。
若くても、チーム最古参で、10番の鎌田が、積極的に戦術を提案するのはいいこと。
武田が、前の方が特長が生かせるという事もある。
個人的には、アンカーには、狩れる、ボールを取り返せる強さという点で、松井の方が第一候補であると思っているが、武田、松井、鎌田、それぞれにこなせるのは望ましい。
ちょっと残念なのは、失点シーン。
前半、ボールを序盤から持てたが、中々シュートまでは行けず、まあ、じっくりつなごうや、という雰囲気の前半22分。
自陣での、マイボールのスローインから、何でもないパスを狙われて、あっという間にペナ内まで侵入され、決められた。
このとき、スライディングで、取られたボールを取り返しに行った鎌田は、倒され、すぐ起き上がったが、ボールから目を離し、後方の審判に顔を向けてアピール。
その間に、ボールをつながれ、対応が後追いとなり、ペナ内の中野に前に行かれて決められてしまった。
相手が詰めて来てるときの、スローインでの受け渡しの連係など、チームとして要チェックである。
前半
ベガルタ、3-1-4-2、栃木SCは、3-4-3か。
⚽22分、栃木SC、ベガルタエリアでのパスカットから、西野、吉野とつないで、最後は中野がゴール、0-1。
38分、ベガルタ、古屋にイエロー。
前半0-1。前半のシュートは、ベガルタ2本、栃木SC3本。
後半
ベガルタは、古屋に代え岩渕、荒木に代え武田を入れる。
21分、ベガルタ、松井に代え南を入れる。4-1-2-3か。アンカーは本人の提案で鎌田となり、南は右SH、杉山がト左に回る。五十嵐は左SBに。
⚽24分、鎌田の右コーナーキックから、岩渕が下がりながらのヘッドを決め、1-1と追いつく。.岩渕移籍後初ゴール。
26分、栃木SC、五十嵐太陽に代え、オタバーケネスを入れる。
⚽30分、ベガルタ、菅田からのロングボールを収めた杉山が、カットインから右足で、シュートを決め、2-1と逆転。杉山はプロ初ゴール。
31分、栃木SC、吉野に代え堤、川名に代え鈴木達也を入れる。
32分、ベガルタ、岩渕にイエロー。
35分、ベガルタ五十嵐と、栃木SC西野イエロー。西野シミレーションで、五十嵐はとばっちり。
39分、ベガルタ、杉山に代え湯谷が入る。南も下がり、5-3-2へ。
43分、栃木SC、大曽根に代わり矢野、飯野に代わり青島が入る。。
ベガルタ、宮崎に代わり中田が入る。
後半のシュートはベガルタ6本、栃木SC3本。
シュート数: 8-6 CK: 6-2 FK:15-10 得点:岩渕弘人、杉山耀建 (栃木SC)中野克哉 警告:古屋、岩渕、五十嵐 (栃木SC)西野 主審:永峯滉希 入場:6,283人