25節対大分6-0大勝、角田2発、大徳も初ゴール

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J1 2013年9月14日(土)19:00 ベガルタ仙台6-0大分トリニータ ユアスタ仙台



ウイルソン 柳沢
      (赤嶺)
 梁   太田

松下  富田
(佐々木)     
石川 角田 渡辺 菅井
          (大徳) 
サブは、関、石川大徳、蜂須賀、佐々木、武藤、中原、赤嶺。大分は森嶋ワントップ。梶山スタメン。高松、宮沢はベンチスタート。

蒸し暑いユアスタ。試合開始前に柳沢のJ1、350試合出場のセレモニー。平瀬アンバサダーが登場。開始5分でコーナーから角田が頭で決めて先制すると、30分には梁が裏に抜けて、ヘッドで2点目。前半で2点リードする余裕の展開。

後半も、大分DFラインの裏を面白いように突いて、いきなり柳沢がどフリーループで3点目。その後も、角田の2点目、石川大徳、ウイルソンと決めて6-0で大勝。6-0はベガルタ史上初とのこと。

宮城出身のGK丹野には厳しい結果になった。それにしても、何点取られても、声が落ちない大分サポ100人には驚いた。試合後には「0.1%の可能性でも信じる」というゲーフラも。健闘を祈るのみ。


気温はさほどでないのだが、湿度が高いせいで、ピッチもやや湿った感じに見える。早くも7時には真っ暗な9月半ば。13,411人。ベガルタは松下、富田のボランチで、梁は前目。菅井が久しぶりに先発。

前半。
2分、相手エリア左サイド角30mでフリーキックのチャンス。菅井がファーから飛び込むがボールは頭上を通過。5分、ベガルタ右コーナーキックのチャンス。中央角田がフリー、高い打点から頭でたたきつけ、先制。6分、今度は大分がベガルタ左サイド横でフリーキックを得る。林が触ってコーナー。こぼれをベガルタがカウンター、クロスに松下もう一歩。

8分、大分がベガルタの右サイドを突くが、太田がブロック。10分、太田がドリブルからのクロス、中央誰も飛び込まず。11分、大分にクロスからヘッド打たれるが、バーの上。12分、富田が一人で相手の裏に浮き球、そのまま自分で持ち上がる。裏に抜けた梁がシュート、コーナーを得る。キッカーは梁。こぼれ球を、太田がミドルシュートも大きくはずれる。

15分、大分がベガルタ右サイドをえぐり、折り返し、林も頭上を抜かれるが、なんとかクリアでコーナーを与える。これはブロック。その後、お互いにパスミスが出だす。19分、大分がカウンターで走りこんでくるが、角田が追いつき、クリア。21分、ウイルソンのクロスに、菅井走りこむが、もう一歩。その後、石川直からウイルソンに2本スルーパスが出る。24分、大分がミドルシュート、枠内も、林が抑える。

27分、左サイド30mのフリーキック。梁のキックはクリアされるが、こぼれをウイルソンがシュート、バーの上。そして28分、左からの鋭角のウイルソンのクロス、うまく裏に抜け出た梁がどフリー、頭ですらしてゴール、2点目。完全にベガルタペース。ここまではタイトにブロックを組んでいた大分だったが、バランスを崩してでも反撃に出てくる。

32分、太田がフリーで右サイドをドリブル前進、クロスを入れるもクリアされる。35分、大分のコーナー。フリー気味でヘッド打たれるが、枠外で助かる。その後、大分が攻め、ベガルタ受けに回る時間。40分、ようやくベガルタがカウンター、柳沢がタメて、最後は太田のシュート、枠外。さらに松下が中央をドリブルで前進するが、シュートは打てず。
前半は2-0とリードして終了。

後半。
大分は、DF土岐田に代え松原を入れる。開始早々、ロドリゴ マンシャが30mのミドルシュート、枠内も林が抑える。2分、スルーパスにまたも裏に抜け出た梁、しかしエリア内で足首を削られ、PKゲット。松原にイエロー。PKのキッカーはウイルソン。しかし珍しく右に外し、ノーゴール。ややざわく場内。大分サポは意気盛んになる。

4分、大分のシュート、その後も、森嶋の落としからシュートと打たれるが、いずれも枠外。やや大分が元気を取り戻しつつある7分、梁がラインの裏に絶妙の浮球、走り出た柳沢がどフリー、うまくキーパーの動きを見て、ループで無人のゴールへ。3点目。PK外れで希望を持ち始めた大分には、KOパンチとなったゴール。シュート直後、柳沢はGK丹野のひざを腹で受けて起き上がれず、一時ピッチ外に。しかしすぐ戻る。

11分、大分にパスカットされるが、ラストパスの精度がなく、助かる。12分、ベガルタのカウンター、梁がキープしてコーナーを得る。菅井、もう一歩。菅井はヘッドの着地時に腰から落ちる。14分、ここで菅井に代わり石川大徳が入る。その後、ウイルソンが中央から右の太田にはたいて、太田がグラウンダーでパスを入れると、中央からなだれ込んだ石川大徳が、フリーで押し込んで、4点目。大徳は移籍後初ゴール。

大分、点を取ろうと前ががりになるところ、ベガルタに裏をどんどん突かれるようになる。18分、大分エリア右角でフリーキックのチャンス。キッカーは松下。カーブをかけたキックが、大外の広大の頭にどんぴしゃ。キーパー超えで広大が横に折り返すと、がら空きゴールに、角田が頭で軽く押し込んで5点目。とうとう夢スコアに。大分は完全に守備での集中が切れた。

21分には、梁からウイルソンへのスルーパスが通る。ウイルソン、エリア内でキープ、何度も鋭い切返しでDFをかわそうとするが、シュートは打ち切れず。PKはずしで少し慎重になっているのか。22分、4点とっているので、柳沢がお役御免で、赤嶺が入る。大分も、西に代え、高松を入れる。24分、大分にゴール前で左右に振られ、シュート許すが枠外。さらに石川のパスミスをさらわれて、梶山にシュートを打たれるが、枠外。ベガルタも4点が入って、守備にやや集中切れか。

26分にも、大分のコーナーから枠内にシュート打たれるが、林が抑える。28分もパスカットされるなど、ゴール前でバタバタなベガルタ。しかし、その後、梁がキープしてからのクロスを入れる。31分、ベガルタが回してコーナーを得る。松下、太田と左右でコーナー2本を蹴る。こぼれを大徳がシュートするも、バーの上。

33分、富田のスルーパスにウイルソン、コーナーを得る。これは決まらず。大分が速攻から裏に放り込んでくるが、林が先に抑える。35分、松下がラインぎりぎりまでえぐってのクロス、惜しくもラインを割る。そして37分、中央で赤嶺がDFの頭越に浮き球パス、裏に抜けたウイルソンが、左からDFひとりを交わしての強烈左足シュート、キーパーの手を弾いて決まり、6点目。PK外しを払拭する豪快シュート。

パスを出した赤嶺が笑顔でウイルソンに抱きつく。FW同士にしか分からない連帯感か。

38分、大分がフリーキックからヘッド、バーに当りゴールならず、林が抑える。危ない。39分、足首を削られている梁に代わり佐々木を入れる。42分、広大が裏とられあわやもゴールキックで終了。44分、大分がベガルタ右サイドからの攻め、佐々木がDF。相手のキックを2回背中でブロックして、リズムを狂わせる。

その後、大分のコーナーから森嶋のヘッド、枠外に終わる。結局、ベガルタは6-0と完封で勝利した。

いまだ一勝の大分相手とはいえ、角田の先制パンチもあり、前からプレスで相手のパスミスを誘うと、うまい連携で次々裏を取り、効率よく点を取った。大量リードで菅井と梁を早めに交代できたのも良かった。

ただ、4点目をとった後、さすがに守備の集中が切れて、フリーでシュートを許したところもあった。相手の精度が高ければ2点くらいやられたところ。そこは次で修正してほしい。

シュート数:10-13、CK:6-7、FK:13-16  得点:角田誠2、梁 勇基、柳沢 敦、石川大徳、ウイルソン 警告:(大分)土岐田、松原、坂田 主審:佐藤 隆治

明日はファン感。気分良く、選手も行かれる方も楽しんでほしい。午後の天気が気になるが、コンコース内のイベントも多いので、どうぞ。