ウイルソン 赤嶺
(柳沢)
梁 太田
(中原)
松下 田村
内山 渡辺 鎌田 菅井
(関口)
林
ベガルタは怪我から復帰の上本がベンチ入り。左サイドはチュソンに代わり内山が今季初先発。
連日の真夏日から小休止。やや涼しい風のユタスタ。試合前には、夏祭り風のイベントや恒例の延岡サッカー少年招待で、ベガルタジュニアと前座試合があり、ドローだった模様。キックオフ前には故・松田直樹選手を偲んで黙祷が行われた。
夏場を向かえ、あらゆるサッカー選手の健康管理を、各チームスタッフにはお願いしたい。
さて、本日五輪多忙につき、短縮バージョンでお送りしますw
前半。
互いにコンパクトにスペースを埋めて、なかなかシュートまでいけない展開。横浜FMは、小野がベガルタ右サイドをついて、盛んにクロスを上げるが、大黒やマルキはフリーにせず、決定機は少ない。
ベガルタも時折、梁、赤嶺、ウイルソンがからんで、ラストパスまでいくが、シュートは枠をとらえない。ベガルタは7分内山、30分に鎌田がやや厳しいイエローを貰っ てしまい、積極的な守備がしずらくなった。それでも、梁や赤嶺が左サイドからコントロールシュートを狙うが、惜しくも決まらず。
前半はスコアレス、両チーム守備的で、ほぼ互角の内容で、やや横浜の方がチャンスを作って終了。
後半。
ベガルタもようやく両サイドが攻撃参加してチャンスを広げる。横浜FMはドゥトラが腰を自傷で、金井に代わる。12分、梁とウイルソンのパス交換からコーナーを得る。すると、中央でノーマークとなっていた内山が、梁の正確なキックから、ゴール右隅への鮮やかヘディングシュートを決め、先制。先に点を取られて追いつくという試合が、何試合が続いていただけに、伏兵の先制弾でホーム、ユアスタが揺れる。
しかし、19分、ベガルタの左サイドを再三つかれ、ついには、中村をエリア側で一瞬フリーにしてしまうと、角度ないところを、ファーサイドに決められ同点とされる。敵ながら鮮やかなゴール。ベガルタの選手は、ここで下を向いていたのが少し気になった。ベガルタもカウンター応酬から、ウイルソンにシュートチャンスがあるが、はさまれて決めきれない。
すると3分後、サイドチェンジで揺さぶられると、ゴール前に飛び込んできた金井をフリーにしてしまう。小林のセンタリングにダイビングヘッドで決められ、1-2と逆転を許す。ビハインドとなって、ベンチも動く。26分、菅井に代え関口を投入。田村が右サイドバック、梁がボランチに回る。29分、ベガルタのクリアミスをつかれ、マルキにどフリーを許すが、林がタイミングよく前に出て、1対1を止める。これがベガルタを救った。
32分、太田に代わり柳沢が入る。ルーズボールなど、うまくボール下にはいって、つなぎ役は果たす。互いにカウンター応酬も、関口が入ってへベガルタの展開が大きくなる。43分、梁のスルーパスに抜け出たウイルソンが、エリア内で倒されPKゲット。これをウイルソンがキーパーの逆に確実に決め2-2同点。
確かに残り時間はわずか。しかし、まだ勝ちに行ける時間。サポに喜びを表現するより、早くゲームを始めてほしいのだが。ウイルソンも疲れていたのだろうか。PK後、ウイルソンに代わり中原入る。
ロスタイムは5分間。コーナーから中原のヘッドはバーの上。そして試合終了直前、カウンターから柳沢がフリーでボールを受ける。そのままゴールへ・・・と思ったら、ボールキープスピードダウン、囲まれてそのまま、試合終了。
つなぎではベテランの味を出す柳沢だが、疲れた相手をちぎるには、スピードがある選手の方が良かったといっても、結果論といわれてしまうのだろう。確かに逆転されて粘りを見せたのは、今までより力がついたのかもしれないが、サイドがずっと狙われる試合が続き、なかなか改善できていない。
勝ち点1は得て、広島が逆転負け、浦和もドローに持ち込まれて、運良く首位に戻る。しかし、きょうはホームで先制したのだから、勝ち点3を取るべき試合だった。先週もホームでドロー。5試合で1勝4分け。負けなかったのか勝てなかったのか。本気で、最後にトップいたいのなら、勝利を目指す必要がある。
シュート数:13-9、CK5-1、FK:15-18 得点:内山俊彦、ウイルソン(PK) (横浜FM)中村、金井 警告:内山、鎌田 (相手)小野、富澤、栗原 主審:松尾 一