31節対浦和3-3、終了間際にドローに持ち込む

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J1 2013年11月10日(日)19:00 ベガルタ仙台3-3浦和レッズ 宮城スタジアム



ウイルソン 赤嶺
      (武藤)   
梁   太田
    (佐々木)
角田 富田
   
石川 鎌田 渡辺 菅井
       (柳沢)

サブは、桜井、田村、佐々木、ヘベルチ、武藤、中原、柳沢。浦和は興梠ワントップ、柏木、梅崎、原口先発で3-6-1。関口ベンチ入り。

後半、興梠のゴールで3点目を奪われ、再度勝ち越された後は、広大を下げ、赤嶺、ウイルソン、柳和の3トップ気味にして、点を取りに行き、さらに赤嶺を武藤に変え、ロスタイム。その武藤のシュートから、こぼれたところを石川が押し込んで3-3の劇的ドロー。

試合開始2分ウイルソン、後半開始2分赤嶺、そして92分に石川が決めて、「隅3」ゴールで、打ち合いをドローとした試合。

幸先良く先制したから勝ちかったが、ボール保持は7割方浦和。ベガルタは守備に回る時間が長く、マイボールからのパスの精度も欠いて苦戦。2度逆転を許す。しかし、ベタ引きしていたわけでなく、時折相手のパスコースを読んでカットし、カウンターを狙ってはいた。

朝から薄暗い空、風雨が強く、冬の嵐。日中行われたレディースの試合は、大変だったようだが、夕方になると予報通り、雨、風とも収まり、曇り空だが穏やかな天候に。

16:30にユアスタ前からシャトルバスに乗ったが、ほとんど渋滞にかからず、30分ほどで宮スタへ。帰りも20分と、17,000人しか来なかったせいか、スムーズだった。

しかし、宮スタは山の上、さすがに風が冷たく、待ち時間は、どこにいても冷えた。そもそもコンコースのところどころに屋根が無く、風が吹き抜ける構造だったとは。。。

前半。
開始早々、石川が上がってクロス、中央で赤嶺が頭で落とすと、回りこんだウイルソンが、グラウンダーの強いシュート、キーパー弾くが、ころころとゴールに入って、いきなりの先制。ベガルタペースになるかと思われた。しかし、柏木や興梠らが執拗にプレスしてきて、ベガルタをスピードダウンさせ、ボールを奪って、宇賀神、森脇が大きな展開をしかけてくる。

4分、ようやく梁が、パスカットからウイルソンにつなぎ、ウイルソンがドリブルで上がっていくが、赤嶺へのパスはカットされる。5分、浦和に、ゴール前でつながれ、左の宇賀神からのパスを、ワントラップから即梅崎がシュート、これを決められてしまい、同点とされる

その後、ボールを支配されていたベガルタであるが、8分、角田が右サイド奥へのサイドチェンジ、菅井が上がっていくが、流れる。10分、槙野にドリブルで上がられて、中央フリーでヘッド許すが枠外。11分浦和がバックパス・ミスでコーナーを得る。決まらず。15分、梁のパスカットからつなぎ、富田がミドルシュート、抑えた枠内シュートも、キーパー正面。

16分、浦和のコーナーキック。これは守る。17分、槙野のシュート、バーの上。その後も、浦和のキープ、ベガルタの守りの時間が続く。柏木からのクロスは林。22分、槙野にイエローで、ベガルタ自陣からのフリーキック。25分パスカット応酬。28分、広大にイエロー。ベガルタエリア右角でフリーキックを与える。直接ゴールを狙われ、林がパンチング、跳ね返るところを再びシュートされるが、これも林。

29分にも回されてシュートされる、クリアもコーナーを与える。いったんブロックするも、こぼれ球を興梠にダイレクトでたたきこまれ、1-2と逆転を許す。その後、なかなかベガルタが、前にボールを運べなかったが、32分、角田が自分でドリブルで持ち上がり、シュート、キーパーはじくところにウイルソン詰めるがファールで終了。

その後、久々に菅井が上がってクロス入れるが、キーパー。36分平川のクロスにヘッド合わせられるが、枠外。37分、左サイドやや奥35mのフリーキックのチャンス。広大が頭で合わせるが、枠外。さらに、赤嶺がパスを奪い、ウイルソンへ。シュートのこぼれを梁がシュートするが、キーパー正面。

42分、石川のパスをカットされ、浦和のコーナーヘ。これは守る。ベガルタは右ライン際35mのフリーキックを得るが決まらず。前半は1-2とリードされて終了。

後半。
開始2分。左奥35mのフリーキックのチャンス。梁のキックに、赤嶺が激しく頭を振ってヘッドを決め、2-2同点。赤嶺J1通算200試合出場を、自ら祝う豪快ヘッド、久しぶり。ベガルタの"意外"な粘りに動揺したがのか、浦和がミスでコーナーを得る。こぼれ球を鎌田がロングシュートすると、枠方向へ、キーパー慌ててクリアでまたコーナー。これは決まらなかったが、菅井、太田を連続シュートで、ベガルタのペースに。

6分、裏取られ、左右に振られてコーナー与える。これは守る。赤嶺にイエロー。10分、石川のパスカットからウイルソンがドリブルで上がっていくが、シュート打てず。11分、浦和の宇賀神のシュート、林。13分、宇賀神からのパスを、ゴール中央で、興梠が、広大と体を入れ替え、フリーで決めて2-3、再び勝ち越しを許す

すると浦和は平川に代え関口を入れる。14分、ベガルタが回して、最後はウイルソンがシュート、キーパー。再び、浦和がボールを持ち始める。20分、ベガルタは太田に代え佐々木を入れる。22分、左からのクロスに、興梠?がダイビングヘッドでシュートも、林正面。25分、左石川のクロスに、上がっていた菅井が右サイドから頭で折り返し、中央で赤嶺がDFをブロックして、フリーの佐々木がシュートしたが、ふかす。

26分には佐々木と富田がワンツー、富田が相手ゴールを横切る形でローリングしながら、最後は左足シュート、枠外。攻めてはいるが、ゴールを割れないベガルタは30分、DFの広大に代えFW柳沢を投入。角田がCBに回り、3トップのような形に。31分、相手のバックパスに赤嶺がチャージ、キックが赤嶺にあたり、ループ気味に跳ね返ったが、ゴールならず。

32分、浦和は原口に代え山田を投入。33分、佐々木から菅井、クロスを入れるがもう一歩。その後、コーナー2本を得るが角田のヘッドは枠外。34分、赤嶺に代え武藤を入れ、あくまで点を取りに行く。37分、中央やや右30mのフリーキック。武藤からのパスを柳沢?がシュートも弾かれ、コーナーを得る。決まらず。

43分、浦和は梅崎に代え坪井を入れ、守備を固めて逃げ切る態勢。しかし、その後、浦和エリア、アーク付近でフリーキックを得る。決まらず。追加時間3分間。すると2分目に、左サイドでフリーキック。ここでショート・フリーキックで、武藤が受けると、そのままエリア内に侵入、シュート性のパスを出す。これが弾かれたところを、石川が落ち着いてダイレクトで決め、3-3の同点

ロスタイム、終了直前に、なんとかドローで、浦和の首位浮上を阻止。しかし、ベガルタも、今日勝利した新潟に抜かれ、9位となった。

冷え込むスタジアムで、勝利は逃したが、点の取り合いの面白いゲームだった。前半の流れだと、ずるずるいきそうな感じだったが、後半開始早々に赤嶺の復活弾が出て、弾みがついた。キープする時間は短くても、チャンスを確実にモノにできれば、3点取れるということ。

一方、守備では、再三、左サイドから、自由にボールを入れられ苦戦した。
このあたりを修正して、残り3試合を勝ちきってほしい。

さて、4万人入るタジアムで17,183人は寂しいし、寒い。期待のレッズサポwも首位がかる大事な試合の割りには、ビジターに空きができており、日曜夜という日程のせいもあったにせよ、昔とは違うようだ。
裸族は風邪ひかなかったかな。劇的な幕切れで、赤いひとたちが静まり返ったのは、痛快ではあった。

シュート数:15-14、CK:6-4、FK:19-17 得点:ウイルソン、赤嶺真吾、石川直樹  (浦和)梅崎、興梠2 警告:渡辺広大、赤嶺 (浦和)槙野、興梠   主審:飯田 淳平