ルヴァン杯04節:対新潟1-3、相手のスピードに苦戦、17歳宮脇初出場初ゴール

2018ルヴァン杯 Aグループステージ 04節 2018年4月18日(水)19:00 ベガルタ仙台1-3アルビレックス新潟 デンカビックスワン

ジャーメイン 管原
   (工藤蒼)
永戸   古林
    (宮脇)
茂木  工藤真
   (関口)
椎橋

山下 常田 菅井

川浪

サブは、シュミットダニエル、関口、粟野工藤蒼生佐藤唯斗宮脇坂本。新潟は、FWターレス、田中達、MFブルーノメゲネウ、伊藤優汰、磯村、戸嶋、DF渡邉泰基、大武、富澤、川口、大谷。

ベガルタは2種登録のユースをスタメン3人、ベンチに5人と、全員出場させるターノーバー。新潟は結構ガチ。。じゃなくて11人代えたそうですがw

試合は新潟の外人二人と、サイドからのえぐりに対応しきれず、前半22分オウンゴール、32分に田中達也に決められ2点リードを許す。司令塔役の茂木が早々のイエローをもらい、ハードな当たりにいけなくなったのも痛かった。尚、オウンゴールは、えぐられての戻りで、これはよくあること。

その後は、再三サイドを攻められるが、なんとかしのぎ、相手のシュートミスもあって、追加点は許さず。
後半は、ワンツーを使って、つなぐ時間もあったが、いかんせん、少しずつパスがずれたり、読まれたりで決定機は少なかった。

それでも後半古林に代わって出場した宮脇が、32分、切り返し2回から、思い切ったシュートを決め1点返す。これで元気がでたベガルタ、永戸のクロスに中央ジャーメインフリーも、ダイレクトシュートはバーの上。これが決まっていたら、また違っていたかも。

終盤、バックパスをひっかけられる場面がでていたベガルタ。40分に川浪がバックパスの返しをカットされてPK献上。ターレスのPKを一回は止めたが、弾いたボールでPK2本目献上になり、今度は決められ1-3。最後はなんともいえない結末となった。


前半。
今日はキャプテンマークを巻く永戸。開始30秒永戸のロングスロー。こぼれを工藤真人のシュート、キーパ正面。2分、常田から左ライン際の茂木へ。その後、また永戸のロングスロー。常田が頭ですらすが、キーパー。3分、新潟がボールを回す。4分、永戸のクリアボールが中央ではずみ、山下がかわされ、一瞬フリーのターレスの強烈シュート、枠外。危なかった。

6分、古林がドリブルで上がるがカットされる。しかしまたベガルタがボールを回し、ジャーメイン、永戸とつなぐがパスミス。7分、新潟伊藤のカウンター、上がってくるのはスピードダウンさせる。9分、常田が自分でドリブルで持ち上がるが、カットされる。少しでもボールを離すと、新潟は狙ってくる。

その後、田中達が上がるがキーパー。GK川浪から常田、右からのクロスは流れる。10分、新潟が左からのクロス、これは山下が対応。11分、山下?からのロングボール、中央管原がDFの間でキープするが、もう一歩。12分、茂木にイエロー。新潟自陣でのフリーキック。15分、ベガルタゴール前で回されるが、ターレスは挟み込む。

17分、古林からの速いパス、ジャーメイン納まらず。18分、新潟つなぐがパスミス。19分、新潟の40mのフリーキックはクリア。カウンターにはつながらない。20分、ジャーメインが右サイドでキープ、古林がオーバーラップしていくが、中央で合わず。21分、新潟の放り込み、これはクリア。22分、新潟に右サイドから抉られると、速い横切るパスを入れられ、戻りながらのクリアになった山下がオウンゴール。これはDFで良くあるパターンのミスであるが、今後に生かして貰いたい。

新潟ペースになりかけながら、何とか守ってきたが、先行されて、前に行く必要が出てきた。23分、新潟エリア左奥35mで、フリーキックのチャンス。キッカーは茂木。クリアされキーパー。すぐ新潟のカウンター、メネゲウをカットするが、再びボールを取り返される。その後、新潟がボール回す。26分、ターレスの強烈枠内シュート、川浪正面だが弾く。

27分、菅井がドリブルで上がっていくが、パスは出せず。28分、磯村が常田を切り返しでかわして侵入、シュート打たれるが、ふかす。危なかった。32分、左から伊藤のフェイントに山下がかわされクロス、中央のクリアボールが、右にいた田中達の前にころがり、狙いすましたシュートを決められ、0-2。悔しいがここは伊藤の方が上手。33分、裏に出たターレスのクロスはクリア。

2点取って余裕が出たのか、新潟のパス回しが速くなり、後追いさせられる。35分、常田からのパスが永戸に通り、ベガルタがボール回す。中央から椎橋の左足スルーパス、ジャーメイン侵入も打てず。36分、右コーナーを得る。キッカーは茂木。キックは空中でライン割る。どうも、茂木のコーナーは狙い過ぎの感あり。

37分、新潟のスルーパスは山下がクリア。38分、椎橋から永戸、ダイレクトのクロスをファーサイドへ。これが管原に足元に入るが、トラップし切れず。惜しい。39分、ベガルタ中央でワンタッチでボールを回す。しかしシュートは打てない。41分、山下からのボールをジャーメインが落とし、管原、しかしシュートまではいけず。

42分、古林が裏に出た工藤にパスを出すがもう一歩。43分、新潟エリア左奥40mでフリーキックを得る。磯村にイエロー。これはクリアされる。追加時間は1分間。茂木から古林のクロス、裏に入る茂木はブロックされる。さらに常田が相手ボールをカット、そのまま上がるが、フォロー無し。前半ベガルタのシュート1本のみ、2点リードされて終了。

後半。
ベガルタは工藤真に代え関口を入れる。ベガルタの関口としては久しぶり。1分、ターレスに裏取られるが常田が止めてファールを貰う。そのあと、常田から永戸へのパス通るが、永戸はトラップミス。こぼれは関口が詰める。2分、新潟DF川口が追い越してきてのクロス、クリア。すかさずカウンターもカットされる。

2分、メネゲウのキープから、最後は中央からターレスのシュート、枠外。4分、またまた伊藤対山下、ここは粘って出す。その後、茂木のサイドチェンジ、流れる。6分、ロングボールにジャーメインが走りこみ、コーナーを得る。左コーナーも茂木が蹴る。こぼれを関口、裏にだすがパスは流れる。

8分、川浪と常田でバックパスのミス、伊藤に取られてループシュート狙われるが枠外。9分、新潟のコーナー。渡邉泰基が切り返しからの左足シュート、川浪が反応して弾く。危なかった。さらにもう1本新潟のコーナー、今度は川浪抑える。11分、メネゲウに中央スルーパス出されるが、菅井がカット。

12分、中央から古林に振り、クロスからスローインを得る。ワンツーで古林、もう一歩。この後、田中達が自傷?退場。渡邉新太が入る。入るなりシュート、なんとかクリア。14分、古林がカットインからのシュート、クリアされる。そのあとベガルタが回し、裏に出た古林、トラップできず。

17分、茂木のボールをカットされ、ミドルシュート打たれるが枠外。18分、古林に代え2種の宮脇が入る。19分、相手のクリアボールを関口がカット、最後は永戸が右足のシュート、枠外。21分、新潟は伊藤に代え、17歳、本間至恩を入れる。22分、ターレスのスルーパスから、常田、山下がかわされ、メゲネウがどフリーで中央からシュート、川浪腕1本でクリア

23分、菅井にイエロー。その後、中央ジャーメインから右の宮脇へ、クロス。これはクリアされる。25分、メゲネウのドリブルが止めらず、カットインからの右足シュート、これも川浪がセーブ。26分、新潟本間至恩の仕掛け、永戸はファールで止める。27分また本間に仕掛けられ、中央25mでフリーキックを与える。メゲネウの直接シュートは川浪。

29分、新潟は、DF渡邊泰基に代え堀米を入れる。30分、ベガルタもFW管原に代え、2種のMF工藤蒼生を入れる。32分、ジャーメイン、関口とつないで、最後は右サイドの宮脇がドリブルでエリア内侵入、切り返し2回でDFの間から、角度無いながらの強烈シュート、これがファーのサイドネットに決まり、1点返す、1-2。17歳の鮮やかな得点。ゴール際には関口も詰めていた。

2-0は危険なスコアの言葉が浮かんだか、ベガルタ選手の動きが良くなる。33分、常田の浮き球に工藤蒼もう一歩。34分、永戸のクロスに、中央DFの間で浮き球を受け、ジャーメインが右足でボレーシュートもバーの上。これは決めたかった。35分、右ライン際35mでフリーキックを得る。キッカーは茂木。巻いたボールとなり、スローインを得る。36分、永戸のロングスロー、これはクリアされ、カウンターを受ける。なんとか戻ってクリア。

38分、茂木のサイドチェンジから、関口、ジャーメインの落とし、宮脇がシュート、キーパー。40分、上がっていた菅井が渡邉新太のプレスに、戻りながら川浪にバックパス、これを川浪すぐ菅井にリターンしようとしたところを、ボールを奪われ、慌てた川浪が体ごとブロックでPK献上。カードは無し。新潟は新太がPKを蹴りたがるが、チームオーダーでターレスがPKを蹴る。敵ながら可哀想。しかし、中央のボールを川浪落ち着いて、弾く。しかし、弾いたボールに行った磯村を、ベガルタの選手が倒して、またPK。PK2本目はターレスがサイドに決め1-3。勝負あった。

その後関口が中央でボールを持つが、パスが合わない。追加時間は4分間。本間のドリブルからのシュート、川浪。1分目、新潟の左コーナー、これをしのいでカウンター、決まらず。3分目、茂木がドリブルで抉ってのクロス、中央工藤蒼のシュート、枠外。結局試合は、1-3で敗戦。


ま、正直レギュラークラスを休ませるための、割り切った試合とはいえ、宮脇のシュート以外では、年長組のミスや連携のずれも目立ち、守勢の中で、ユースの選手も思い切ったプレーもできずに、「がんばった」までの試合となった。スピードで新潟に翻弄されたとはいえ、なんとかしのいでいただけに、このメンバーでもドローにはしたかったところ。

それでも、出場したユース選手にとっては、貴重な経験になったのは確か。うまくいった点は自信にすればよい。

しかし、一方で、
これはユースの試合ではなく、Jリーグの試合。今後とも、「ユースの選手の中では」ではなく、年齢に関係なく、「Jリーグの選手の中」では、どうなのか、これからどうすべきなのかという視点で、見ていきたいと思う。本来は、明日にでも、すぐプロ契約できるような、高いレベルの何か一つを持っている選手にのみ、試合には出てもらいたい。

ただ、今は連戦と怪我人多発で、トップチームは、若い力も必要という事情。

現実的には、毎度確実に、経験を積んだプロの選手のボールを奪ったり、1対1で勝てるもんではないかもしれない。それでも、パスの精度や速さを上げたり、少しでも相手を遅らせたり、ブロックにどう入るべきなのか、今後は、こだわってもらいたい。今から、どんな相手にも、勝負にとことんこだわる気持ちがないと、どんなに同年代の中でうまくても、プロでは厳しい。ただプロ指向でないなら、話は別。

今後の起用法がどうなるか分からないが、怪我人が多いままだと、2種の選手が出るチャンスは、近い内に、またあるのではないか。次は勝ち点、勝利をもぎ取ろう。準備はしておいてもらいたい。


シュート数:5-17、CK:2-3、FK:9-9 得点:宮脇健太 (新潟)オウンゴール、田中達也、ターレス(PK) 警告:茂木、菅井 (新潟)磯村 主審:今村義朗 入場:2,681人