WE14節:マイナビ仙台 L1-2 S広島R、猛攻跳ね返し同点とするも、終盤に追加点許す

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2023-24 WEリーグ14節 4月14日(日)14:00 マイナビ仙台レディース - サンフレッチェ広島レジーナ 味の素フィールド西が丘(H)


廣澤(西野)
武田    石坂
(菊地)   (後藤)
中島
太田 隅田
(原)   
高平 田畑 國武 松永
       (楓) 
松本

高平、2年ぶりの豪快ヘッド同点弾も、及ばず

サブは、齋藤、佐々木里緒、佐藤楓、原、西野、菊地花奈(ユース)、後藤。

S広島Rは、GK藤田、DF島袋、左山、市瀬、藤生、MF渡邊、小川、笠原、立花、中嶋、FW古賀。李、高橋美夕紀、上野、柳瀬は、ベンチスタート。

マイナビ仙台レディースは、GKコーチから昇格の須永新監督、分析担当尾崎コーチ就任後、初の試合。

WEリーグは代表休みで一週空いたあと、再び、中3-4日の連戦。
それを踏まえてか、遠藤ゆめやカーラは欠場。

代わって武田が左MFでスタメン、ベンチには、U-17女子日本代表でアジアカップが控えている、ユースの高2菊地花奈も初メンバー入り。

会場は、ホーム扱いの東京西が丘で、サンフレッチェ広島レジーナと対戦。4月半ばで、気温26度と夏日の試合。


S広島Rの中嶋、上野を中心に、攻め込まれる時間が長かった試合。

ただ、開始早々の失点を、修正し、前半終了間際に高平のヘッドで同点に追いつく、メンタルを見せた。

後半も、攻められながらも、果敢な上がりや仕掛けを見せ、反撃の時間もあったが、最後は、守備のミスもあって敗戦。苦しい展開でも、ドローは可能な試合だっただけに、もったいなかった。

暑さの中、走り回った廣澤の交代は、やむを得ないが、廣澤のいなくなった後の前プレス、決定力は、現状どうしても落ちてしまう。

スタメンの武田は、惜しいシュートがあったので、調子は上向きか。守備への対応は、まだこれから。

そして、ユースの高2菊地は、後半13分から左MFで出場。鋭いドリブルからの切り返しで相手を寝かせて、いいラストパスを出すなど、U-17女子代表の片鱗を見せた。位置取りなど連携を高めれば、今後が楽しみである。

前半。
開始2分、なでしこジャパンのドリブラー、中嶋に寄せることなくフリーにしてしまい、右からの絶妙クロスに、ファーから立花に突っ込まれ、0-1と先制を許す。

その後も、マイナビ仙台Lの右から、中嶋を中心に攻め込まれ、セカンドを拾われて猛攻許し、前半だけでコーナー6本と苦戦した。

ようやく9分、右サイドでのプレスから、こぼれ球を中央フリーの武田がシュート、枠外。

序盤は、守備が後追いで、ずるずると下げられ、大量失点も懸念される展開だったが、20分過ぎから修正。


中島をボランチ、太田を前に出す布陣に代えて、相手の攻撃の分断を図る。

33分、またも中嶋にパスカットからフリーでシュート許すが、GK松本がセーブ!

すると、ロングボールなどで、両サイドを上がっての攻撃も出始め、押し戻す。

ただ、ラストパスまで至らず、シュートまでいけない展開が続く。


追加時間になって、石坂が右サイドで仕掛けスルーパス、

1分、右に流れた廣澤のクロスに、左SB高平が、左サイド大外から、中央に走り込みながら、頭を振っての豪快ヘッド、これが決まって1-1
前半は、武田、高平のシュート2本のみだったが、高平が決め切って、いい時間帯に同点として、後半につなげた。

高平は、2022年5月の浦和L戦以来の得点で、今季初ゴール。鮮やかなヘッドはFW並み。中央で武田がDFをひきつけていた。


後半
マイナビ仙台Lは、右SB松永に代え佐藤楓を入れ、CBに。CBの田畑が右SBに回る。

S広島Rも、島袋に代え、なでしこジャパンの上野真美を投入。

マイナビ仙台も、攻撃をしのぎながら、積極的に仕掛け、高平やCBの國武まで果敢に上がる姿勢を見せる。

4分、廣澤がドリブル前進、太田のリターンを受けて、廣澤のロングシュート、枠外。

11分には、隅田から左の武田、折り返しを中島がミドルシュート、キーパー。


と、反撃の姿勢を見せるが、S広島Rが、後半19分に、立花に代え、フィジカルのある高橋美夕紀、笠原に柳瀬を代え、圧を高めると、防戦一方になる。

28分、マイナビ仙台Lも、石坂に代え後藤、廣澤に代え西野を入れ。後藤をワントップ、西野を右MFに置く。

31分、S広島R右からのクロスに、上野のヘッド、枠外。

34分には、右から早間のドリブルからのシュート、枠外。

36分、右SBの田畑が上がってのクロスも、キーパーキャッチ。

そして39分、S広島Rの右からのクロスに、GK松本とCB佐藤が重なってしまい、こぼれたところを李に押し込まれ1-2と勝ち越し許す。

久しぶりに出場の楓とGK松本。共に、なんとかしなければとの思いだったのだろうが、ハイボールは松本に任せた方が良かった。

40分、マイナビ仙台L、中島の浮き球パスに、太田が走り込むが、もう一歩。

41分、太田に代え原を入れ、最後の反撃を試みる。


追加時間は6分あったが、S広島Rは、ボールを回しながら時間を使い、最後はコーナーでのキープもされて、敗戦。

後半のシュートは、マイナビ仙台L2本、S広島R5本。


(追記)それにしても、今季から「公式応援アイドル」となった、アイドルグループ「Tan.San.Sui.」の面々ですが、この試合でもずっとゴール裏で跳ねてる様子が、DAZNでも見られました。▶️公式ダイジェストの1分25秒頃にも

タレントさんの「公式〇〇」は、持ち歌を、試合前やハーフタイムで披露する位が一般的ですが、ゴール裏のサポと共に、太鼓を叩き、跳ね捲るアイドルも稀有。ありがたいすね。


シュート数:4-11  CK: 4-8 FK: 1-11  得点:高平美憂 (S広島R)立花葉、李誠雅  警告:(S広島R)中嶋  主審:山本真理  入場:1,453人