03節:ベガルタ仙台0-0群馬、ザスパの壁崩しきれず、ドロー

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2022 J2 03節 3月6日(日)14時 ベガルタ仙台0-0ザスパクサツ群馬 ユアスタ仙台



中山 富樫
(皆川) 
名倉  遠藤
(加藤) 
吉野 富田 
   (梁)  
内田 平岡 若狭 真瀬
(福森)   
杉本

サブは、ストイシッチ、福森、梁、加藤、赤﨑、皆川。

群馬はGK櫛引、DF小島、城和、畑尾、光永、MF細貝、岩上、風間、FW加藤潤也、深堀、山根。
北川、平松、田中稔也、渡辺広大はベンチスタート。

オホーツク海で低気圧が発達し、3月なのに冬に逆戻りの仙台。

朝から雪が降りしきり、一時は吹雪。日中は1-2度までしか、気温が上がらなかった。その上、西寄りの風が強く、体感温度は氷点下。

それでも、ここ2年ホームゲームを見に行っても勝ちがないので、今度こそという思いで、寒風の中、ユアスタに行ってみれば、空はからりと晴れてきている。これは。

たまに小雪がちらつくものの、カラーボールは不要の空模様。


さて、試合。
元ベガルタコーチ、元浦和監督で、組長こと大槻監督になって、堅い守備からの連動した素早いカウンターで、2試合好ゲームをしている群馬との対戦。

水戸戦の戦いぶりを見たせいか、ベガルタの苦手の前からプレスは仕掛けて来ず、5バック気味にブロックを組んで、守りを固めてカウンター狙いの群馬。

結果、ベガルタは、ボールは握れたというより、持たされるのだが、中々この壁を崩せない。

そこで、後ろで横パスをつなぎながら、チャンスを窺うのだが、前半はサイド攻撃に拘泥したのか、また、パスカットを恐れたか、楔のパスや、ライン裏へのロングボールは少なかった。

群馬は、5人が間隔を空けて引いているので、スライドも最小限で、あまりエネルギーを使わない。また、裏のスペースも小さく、ベガルタは仕掛けても、スピードアップできないので、守備の対応の時間ができてしまう。

今季初スタメン右SBの真瀬、左の内田は、上がって、クロスを狙うのだが、中央で対応されてしまう。クロスの精度もいまいち。

じりじりとした時間が長かった。

そんな中でも、さすがの変化をつけたのは遠藤。

トラップした後、少しためて、スルーパスを裏の中山に出したり(前半10分中山左に流れシュート、角度無くキーパー)、コーナーキーックからのクロス(20分、跳ね返りを再びクロス、平岡フリーのヘッドは枠外。惜しい)、裏の中山に浮き球を出したりと、変化をつけた。

ただ、群馬の中央も堅く、決定的だったはのは、平岡のヘッドのシーンくらい。

33分に、群馬の細貝が、アクシデントで田中に交代。これはベガルタに風と思ったが、そうでもなく。

前半ATには、真瀬のとのコンビで、遠藤が右サイドから侵入、自らペナ内で反転シュートも弱く、キーパー正面。

群馬も、カウンターから一気にサイドの選手が走りこんで、シュートを2-3度放つも、シュートに精度を欠く。スピードあるドリブルは脅威だが、前半は、真瀬ほかベガルタの選手も早く戻って、しのいだ。


後半になると、群馬の深堀、田中、山根とスピードある選手が、一気にベガルタゴール前に上がり、ラストパスから、中央、ファーからのシュートといくが、これも精度を欠く。

終盤、44分には、コーナーから、フリーでヘッドを合わせられ、万事窮すと思いきや枠外。助かった。

ベガルタも後半12分、富樫と吉野ワンツーから富樫のシュート。角度無し。

29分には、富田に代え梁、36分には内田に代え福森を入れて、縦パスを1本出させるなど、リズムを変えたり、打開を図ったが、崩しきれず、スコアレスドロー。

ここ3戦を見ると、遠藤、名倉など両サイドの選手を、片側に集めて、崩して行きたいとか、内田などサイドバックの選手をハーフスペースに入れるなど、色々試みているのは、素人ながらも分かるのだが、まだ連動がいまいちで、ボールを失う方が目立つ。今のところ、遠藤頼みの感。

名倉なども動きまわって、昨年の関口のような役回りは面白いだが、マイボールからゴールに向かう時、1対1で勝ち切れないのが、残念。出し手のタイミングもあるかもしれないが。

両サイドが片方に寄せるだけに、シュートまでやり切らないと、裏のスペースを走られて、自陣のゴールライン付近までえぐられて、ピンチを招いているのが、ここまでのところ。

また、この群馬戦は今季初めて、引いて守られる試合では、苦戦。テンポを変えたり、前後左右に揺さぶれればいいのだが、中々隙を見つけられなかった。

この試合の場合、カウンターは怖いけれど、ボランチ、CB陣には攻撃時に、もう少しチャレンジして貰いたかった。

スペースが無いサイドからの崩しって、川崎のように、三角形を作って、短いドリブルで相手を動かしながら、3人目がフリーになる手もあるんだろうけど、共通理解があって、かつ、ひとりひとりのキープ力があっての話で、見た目ほど簡単じゃないんだろうね。

まあ、とにかく勝ち点1。
まだ各チームの決定力が向上してこない内に、連動、変化、スピードアップで、攻撃力を高めて、勝ち点3を取れるようにしたい。

まずは、岩手相手に、今度は勝利を。

試合後に、元ベガルタの小島と渡辺広大が、ベガサポのところに来て挨拶した模様で、いい笑顔の写真がツィッターに出ていた。元気そうで、なりより。

小島が、フリーのシュートを盛大にふかしてくれたのも、ご愛嬌w

シュート数:9 -8 CK: 5- 1 FK: 7- 8 得点:なし  警告:なし  主審:大坪博和  入場:7,072人