11節:ベガルタ仙台0-3サガン鳥栖、見せ場なく完敗、まだはもう

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2020J1 11節 11月8日(日)13:00 ベガルタ仙台0-3サガン鳥栖  ユアスタ仙台


ゲデス 長沢
(匠)  
クエンカ 関口
    (中原)
椎橋 浜崎

パラ 平岡 シマオ 飯尾
(石原)  (金) 
ヤクブ スウォビィク

サブは、GK川浪、関、DF金正也、MF中原、石原、佐々木匠、FW赤﨑。

鳥栖は、GK朴一圭、DF森下、原、デドゥアルド、MF樋口、松岡、本田、大畑、FWチアゴアウベス、豊田、小屋松、梁、林、金森はベンチスタート。

鳥栖の素早い寄せと、カウンターの前に、なすすべなく完敗。

ほとんど見るべきものが無かった試合で、結果も9戦勝無しの鳥栖に、0-3と完敗。しかも19歳の本田に2点献上。

鳥栖の監督には、「あらゆる点で我々が上回っていた」と豪語され、浦和の興梠に、鼻でせせら笑らわれた以上の、屈辱。

残念ながら、反論の余地もない内容、結果。

スピード、球際の強さ、位置取り、連動すべてに負けていた。

その、"できない"経過も辿っても、アレなので、今回はスタジアムでの感想文。


久しぶりに、"音無し"スタジアムに行って実感したのが、ボールを蹴る時の、ベガルタと鳥栖の選手の、キックの音の違い。

鳥栖の選手は、「ボム、ボム」と重い音で、スピードあるパスを繰り出すが、ベガルタの選手のそれは、「パン、パン」と軽い音がする。

パススピードがない上、囲まれてから出すので、しっかり叩けず、どうしてもつながらない。

失速するパスが多くて、カットされる。

目の前で見ていたが、椎橋からパラへのパスが、途中から変な回転になって失速、インターセプトして下さい、というばかりのボールになってしまっていた場面があった。まだ前半で。

右奥を観れば、ゲデスとか関口へ出すスペースもあったのだが。。。

椎橋だけでなく、チーム全体が、蓄積疲労が一気に出たような重い動き、パス出しへの逡巡。

さらに、詰められるとフォローの位置取り悪くて、ワンタッチではずせない

ゲデスに至っては、明らかな怪我を押しての出場との事で、この試合も、1対1でもキープできない場面がほとんど。ある意味気の毒だ。


選手も心身に疲労が蓄積しているのだろう。

怪我人が多くて、どこが痛めていて休みたくても、休めないのだろう。

監督もやってられるか、状態とは想像できる。

ベンチ入りは14人でも成立するのに、キーパーを二人控えにいれて、18人にしたのは、何かの抗議なのか?

そして飲水タイムになると、監督と選手は、ほとんど目を合わせていないように見える。通訳を通じて、クエンカなどには、指示を出しているようだが。

劣勢の展開で、何も言葉をかけなくても、通じるものなのか。コーチが言うからいいのか?

残り7試合。

もう、今季の結果云々というより、今年より、さらに、過酷な来季に向けての試合にするべきだ。

今からでも、少しでも、上積みしたい。

ただただ、契約のために試合を消化し、無理を通すなら、選手は疲労し、怪我人が増えるだけでは。

責任云々というより、今から、そして来季もプレーする選手達に、いかに上積みさせるかという観点から。

契約は、双方の合意があれば、最初の条件は変えられる。交渉次第。まあ、難しいだろうけど、不可能ではない。妥協点は探せる。と、いうかほんとに複数年なの?

来季に向けて、選手達の多くが、この監督の元で、このやり方で続けたいというなら、いいのだが、そうでないなら、決断すべきではないか。

もちろん、それで結果が、すぐ出るものではないだろうが、来季に向けての準備を、いち早く始めることはできる。

相互の信頼感を無くしたままで、試合することは、誰にも、チームにも、プラスにもならないのではないか。


ただ、もうタイミングを逸している気もする。

名誉ある撤退をしたくても、後任のあてがなければ、それもできない。のかもしれない。

次からまた、中3日連戦、考える暇もなく試合が巡ってくる。

勝利があるとすれば、個人頼みになるのだろう。

もう、選手が心身共に、消耗し尽くしてしまないわない事を祈るのみである。


もちろんチームをいかなる時も、応援していくので、次からは平常運転に戻ります。

監督もやるからには、何か次につながるものを絶対に残す、という意気込みで試合に臨んでほしいです。

シュート数: 3-15 CK: 4- 7 FK:14 - 11 得点:(鳥栖)6分チアゴ アウベス、本田2(55分、66分)  警告:シマオマテ、ゲデス、中原  主審:清水勇人  入場:5,995人