11節:対徳島1-0、赤嶺先制点で逃げ切る

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J1 2014年5月3日(土・祝)14:00 ベガルタ仙台1-0徳島ヴォルティス 鳴門大塚



武藤 赤嶺
   (鈴木)
梁   太田
(佐々木)(八反田)
武井  富田
  
石川 角田 鎌田 菅井

サブは、桜井、渡辺広大、二見、鈴木、八反田、マグリンチィ、佐々木。徳島は、高崎、津田の2トップ。斉藤大介スタメン。

5連戦の3試合目。ウイルソンが怪我で、ベンチにはFW入らず。

引いた徳島エリアを、なかなか崩せない時間が続いたが、前半40分、赤嶺がDFのクリアミスをうまくトラップして、即左足でシュートして先制。GK関は、フリーシュートにもうまく対応して、ベガルタの流れ。ただ、ロングボール攻撃の精度は悪く、決めきれない。

後半、徳島も出てたが、シュートに精度無く助かる。ベガルタも、武藤、赤嶺が決定機を決め切れず、珍しく梁がPKをとめられたりして、苦しい時間もあったが、関の枠内フリーキックのファインセーブで、相手流れ止める。終盤は、八反田、鈴木、佐々木と出して時間を使い、何とか逃げ切った。「直接対決」でひとまず勝点3。

ベガルタは、まだ痛みがあるという鎌田と角田のセンターバックとし、前節に続き、武井、富田がタブルボランチという布陣で臨んだ。

前半。
鳥栖はカウンター狙いのなのか、引き気味。ベガルタはロングボール、浮球で裏を再三狙うのだが、精度が悪く、流れることが多かった。
開始早々、徳島がカウンターで上がってくるが、菅井がクリア。4分までは蹴り合い。ベガルタはさかんに、ロングボールで、裏に走らせるが、届かない。5分、徳島の放り込みは関抑える。さらに高崎のミドルシュート、ホームラン。9分、富田から太田でコーナーを得る。こぼれを回し、最後は太田のクロスもキーパー。

11分、パスミスをつかれ大崎のシュート、枠外。その後、今度はベガルタがフリーキックのチャンス。右奥30mのフリーキック、徳島の選手に当ってオウン気味に飛ぶがはじき出される。15分にも徳島エリア左横のフリーキックのチェンス。こぼれを太田がシュートも枠外。18分、コーナーを得る。決まらず。その後もボールを回すが、ボールを奪われ、また取り返すという展開。

20分、武藤から梁へのパス、戻して、富田のミドルシュートは枠外。その後もベガルタがボールを支配するが、ラストパスがなかなか決まらない。27分、武井にイエロー。ベガルタエリア左奥40mのフリーキックを与えるが、クリアして太田がカウンター。倒され、フリーキックを得る。津田にイエロー。29分、太田のクロスから赤嶺の落とし、最後はゴール中央、梁が囲まれながら、ノーステップのシュート。勢い弱く、キーパー押さえる。さらに、梁、太田のクロスに赤嶺、打てず。

32分、ベガルタ回すがパスミス。33分、梁のクロスは弾かれる。36分、鎌田にイエロー。ベガルタエリア左角30mで徳島のフリーキック。浜田のキックはクリア。その後も、徳島に攻められ、クロスを連続2本入れられるが、オフェンス・ファールで終了。そして40分、中央から左に展開、石川のクロスに、徳島DFが反応しきれないでいると、中央の赤嶺がうまくトラップで自分の前にボールを浮かせ、左足で、そのままシュート、決まって、先制。

攻め倦んでいたので、いい時間帯の得点。今季初、流れの中から。ようやくではあるが、赤嶺が戻ってきた。43分、徳島の津田も、クロスを受けて、中央に切れ込んでの左足シュート、枠外で助かる。44分、石川のミドルシュートは枠外。前半は1-0とリードして終了。

後半。
2分、左サイドをえぐっての武藤のクロス、右サイド大外からの赤嶺のヘッドに、どんぴしゃだったが、角度なくキーパー正面。こぼれも押し込めず。4分、さらに武藤、左サイドをフリーでエリア内侵入、至近距離のシュートはキーパーに弾かれる。梁が打ったシュートもキーパー正面。これでコーナーを得るが、クリアされる。6分、徳島大崎に侵入されるが、シュートミスで助かる。

8分、太田のドリブルからのクロス、武藤のシュート、枠外。その後、徳島に2回連続裏にボールを入れられ、津田にシュートを打たれるが、いずれも関が飛び出て止める。12分、徳島は津田に代え長身のドゥグラスを入れる。ベガルタがボールを回すが最後はキーパーにおさえられる。14分、中央からドゥグラスが左足ロングシュート、枠外。遠くにいてくれる分には恐くない。

15分、ベガルタが回す。石川のクロス。ベガルタは依然ラインを上げている。17分、徳島高崎のシュート、枠外。そのあと徳島は、李 栄直に代えアレックスが入り、そのまま左サイドバック。19分、徳島が押し上げ始め、反撃開始か。すると、べガルタエリア、アーク付近でフリーキックを与える。キッカー、浜田。直接シュートは、左上隅枠内だったが、関がファインセーブ。流れを渡さない。

その後、鎌田からの縦1本に、赤峰がDFをひきずりながら、キーパー前に直進するが、うまく止められる。すると、徳島はベガルタエリア左角20mのフリーキック。しかし、枠外。28分、梁のクロスに上がっていたが菅井がシュート、枠外。29分には、フリーキックからコーナーキックを得、こぼれ球を武藤が狙うがクリアされる。

31分、右サイドエリア内侵入しようとした菅井を徳島のボランチ斉藤大介が引っ張って、PKをゲット。梁がPKを蹴るがキーパーに触られ、ポスト、こぼれも押しこめず、失敗。斉藤にイエロー。決めていれば展開が楽になっていただけに、悔やまれる。梁も連戦で相当疲れている。32分、徳島は宮崎に代え衛藤を入れる。

33分、赤嶺がクロスを入れるが、キーパー。その後、徳島にベガルタエリア内、ドゥグラスの前にボールを運ばれるが、角田がクリア。35分、コーナーキックを得る。武藤のシュートは枠外。ここで、太田に代わり八反田入れる。相手陣で突っかけ、ファールを貰う。40分、梁が相手ボールをカット、武井、富田と回していくが、カットされ、徳島のカウンター。しかし、ドゥグラスが、明らかなハンドをしてくれて助かる。

41分、ゴールキックから即赤嶺のシュート、枠外。42分、徳島の福元イエローで、左ライン際のフリーキック。ベガルタはボールをキープにかかる。43分、徳島のコーナー、鎌田がクリア。44分、赤嶺に代え鈴木規郎をFWで入れる。追加時間は4分間。時間がなくなって、徳島はロングボール攻撃。ベガルタはクリアして、時間を稼ぐ。さらに梁に代え佐々木を入れて時間使い。結局1-0で逃げ切った。

徳島の決定力に不足に救われた場面もあるが、何度か相手エリアに侵入。裏へのボールやサイド攻撃でチャンスを作った。徳島のカウンターのスピードが無いのも有利に働いていた。何はともあれ、勝点3のノルマ達成。赤嶺復調、関上向き、武井フィットと、良くなってきている。

反面、守備では、まだ簡単に、ゴール前で相手をフリーにしたり、攻撃ではラストパスの精度が低いなど、これから当たる上位陣との対戦に向けてチェックすべき課題も多い。中2日と時間も無いので、まずは疲れを取り、守備ので連携は、しっかりと再確認して頂きたい。ホームで神戸、セレッソ、広島など上位を食って、中断後につなげたい。

シュート数:11-7、CK:4-2、FK:14-18 得点:赤嶺真吾  警告:武井、鎌田 主審:松尾 一