10節:対川崎0-0、コンパクト、粘ってドロー

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J1 2014年4月29日(火・祝)16:00 ベガルタ仙台0-0川崎フロンターレ ユアスタ仙台



武藤 赤嶺

梁   太田
    (山本)
武井  富田
  
石川 角田 広大 菅井
        (佐々木)

サブは、ヴコヴィッチ、二見、鈴木、八反田、マグリンチィ、佐々木、山本。ウイルソン、鎌田は怪我で出場回避の模様。川崎は、大久保、レナト、小林の3トップ。中村、大島、ジェシなどベストメンバー。森嶋、パウリーニョがベンチスタート。

川崎にボールを回される時間が多かったが、ライン高く保ちコンパクトさを維持。相手の侵入には、ひとりがブロック、ひとりがクリアと複数対処で、フリー状態をほとんど作らせなかった。GK関も最初の1対1を止めて、当りはじめた。

攻撃では、カウンターで、何度がチャンスを作り、枠内シュートもあったが、決定機は少なかった。ラストパスの精度はいまいち。それでも、川崎相手に無失点ドローの勝点1は、次につながると思いたい。

20度超の6月並の気温が2日続いた後は、「やませ」が吹いて、試合開始時は11.9度と3月並に冷え込むユアスタ。曇り空で寒さがつのる。13,040人。川崎サポも1000人くらいはいたか。緩衝帯が不要のチームと戦えるのはいい。

ベガルタの戦いは、といえば、真冬から春の兆しも感じるものの、まだ芽が出た程度。それでも、一歩でも二歩でも上に向かうことで、花を咲かせる前準備にはなる。


前半。
開始早々、川崎が左35mでフリーキック。名手中村のキックは大きく流れる。おや、ACLの疲れですか?こんな事でも吉兆と思いたいベガルタの心境。2分、今度はコーナーキックを与える。キッカーはレナト、ここで主審はなぜか2回蹴り直しを命じる。ジャッジには不安な思い。4分、富田が中央でカットされ、いきなりどフリー、しかし、GK関が果敢に前に出て押さえる。今日の関はいい感じ。これが、チームも勢いづかせたような気もする。

6分、中村から裏に出たレナトにパスを通され、なんとかコーナーに逃げる。早くも防戦一方の流れ。7分にも川崎のコーナーから、フリーキックを与える。ベガルタの右サイド角のいやな位置。しかし、中村のキックは壁に当たる。9分、ベガルタがようやくつなぐが、シュートは打てない。逆にカウンターを受けるが、赤嶺がカット。10分、中央で赤嶺のポストプレーから、武藤がエリア内侵入するがシュート打てず。

12分、川崎がベガルタエリア左40mフリーキック。レナトのキックは大きくはずれる。13分、川崎のコーナーキック、中央高い打点でジェシにヘッド打たれるが、関正面。14分、ベガルタの攻撃、中央で赤嶺が落とし、武藤へパスするも、もう一歩。17分、太田のクリアミスをひろわれ、またコーナーを与える。ヘッド打たれるが、流れる。さらにセカンドボール拾われ、またクロスを入れられるが、関抑える。

19分、左サイドの太田から、中央に侵入していた石川へのパス、流れる。20分にもベガルタがボールを回すが、シュートが打てない。その直後、中村に中央にスルーパスを通されるが、関が抑える。21分、レナトがベガルタの右サイドをドリブルで上がって、コーナー。これをクリアして、カウンター、梁、角田、武藤とつなぐが、最後はもう一歩。

22分、今度は川崎のカウンター、一気にレナトにつながれ、フリーで前進、ここでも関が飛び出し、押さえる。25分、サイドに流れた赤嶺が、折り返しのパス。これを武井がミドルシュート、枠外。ベガルタ、この試合での初シュート。さらに、太田がドリブルで、右サイドをえぐり、ためてからのクロス、ファーサイド、空中で待っていた赤嶺がヘッドで叩くが、やや弱く、キーパー抑える。仰け反り気味だったが、この試合一番の決定機だった。残念。

28分、セカンドボールを拾った太田がミドルシュート、キーパー正面。今日は枠内のシュートが出ているが、どうしてもゴールを割れない。31分、川崎に侵入されるが、石川が体を張ってゴールキックにする。直後の攻めでコーナーを得る。決まらず。33分、ボールの奪い合いから、大久保にミドルシュート打たれるが、ふかす。その後も、川崎に攻め立てられながら、コンパクトな陣形を崩さずにベガルタがしのぐ。

40分、富田の縦のボールに、赤嶺がバックヘッドでゴール狙うが、キーパー。これでコーナーを得るが、決まらず、逆にカウンターを受ける。角田が倒して止め、イエロー。右奥40mのフリーキックを与える。キッカーはレナト。流れる。43分にも川崎が回して、最後は、じれたようにレナトのミドルシュート、ホームラン。きょうは川崎のミドルシュートがいずれも枠を大きくはずれ、ベガルタは助かった。結局、前半はスコアレスで終了。


後半
開始20秒、赤峰が相手にボールを当て、コーナーを得る。しかし、クリアされスローイン。その後梁から武井へ、武井のシュート、枠外。さらに赤嶺の落としからパスをつなぎ、最後は武井?のシュート、クリアされる。その後、川崎のカウンターも、オフサイドにかける。4分、ボールを回され、コーナーを与える。しかし守ってカウンター、パスミスで終了。

10分、大久保に中央でフリーになられそうになるが、なんとかクリア。12分、ベガルタ、ボールを回すがなかなか突破できない。最後は太田が強引にクロス、コーナーを得る。これは決まらないが、こぼれを回して、最後は角田のミドルシュート、強烈もキーパー正面。14分、石川のクロス、赤嶺ヘッド打ち切れず。16分、武藤が相手パスをカットするが、その後のパスが続かず。

18分、川崎のスルーパス、大久保がフリーになりかかるが、関が飛び出てとめる。さらにレナトのセンタリング、関がさわれず、フリーで打たれそうになるが、石川が蹴り出す。川崎のコーナー。キッカー森谷。クリア。20分、ベガルタがカウンター、武藤、石川、武藤とつなぎ、コーナー。ヘッドのこぼれを至近距離で武藤?がボレー、弾かれる。22分、菅井が上がってのクロス、赤嶺なだれこむが、もう一歩。

23分、川崎のコーナー。その後回され、最後はレナトのシュート、枠外。25分にも回され、コーナーを与える。クリア。川崎は小林を下げ金久保を入れる。30分、ベガルタがエリア付近で回し、最後は菅井のヘッド、バーの上。31分、菅井に代え佐々木が入り、左サイド。武井が右SBに回り、梁がボランチに下がる。35分、カウンターから太田がドリブル前進、シュート性のクロスもバー。36分、太田に代わり山本が入りFWへ。佐々木が右サイド、左サイドに武藤。

37分、一瞬コースが空いたところを、中村にシュートされるが枠外。ベガルタも佐々木の縦のボールを、山本バックヘッド合わせるが、キーパー。40分、今度は川崎に強烈なミドルシュート打たれるが、関が弾き、こぼれは石川が蹴り出す。川崎のコーナー、その後スローインもしのぐ。44分、右奥45mでフリーキックを得るが、攻撃はオフサイドで終了。追加時間3分も、有効な攻撃できず、結局スコアレスドロー。


依然、決定力不足と、チャンスでのパスミスが目立つが、練習の中で連携を深めるほかないだろう。コーナーで速いボール、ニアに立つ選手も欲しい。

中3日で、アウエー徳島戦となる。これは勝ち点6相当にもなりうるので、毎度のことながら、勝ち点3が必須である。ウイルソン、鎌田が戻ってくるのかどうか、分からないが、うまく若手もからめつつ、調子のいい選手で勝利をものにしたい。

シュート数:10-10、CK:6-10、FK:10-21 得点:なし  警告:角田、梁 主審:佐藤隆治