06節:レディース対伊賀FC1-1、上辻FK先制も、終盤追いつかれる

なでしこリーグ2014 06節 5月4日(日)13:00 ベガルタ仙台レディース1-1伊賀FCくノ一 ひとめぼれスタ(宮城スタジアム)


小野(入江)
安本 嘉数
   (小山)
高良(井上)
川村 上辻
   
浜田 長船 高橋 山本
  
斎田

サブは、齋藤、佐々木繭、田原、川島、入江、小山、井上。
高卒ルーキーの入江は初ベンチ入り。

前半、互いに激しいプレスで、なかなか形が作れない両チーム。
ベガルタもやや前に急ぎすぎで、無人地帯へのパスが多くなる。たた、守備では相手のエース小川をマーク、ほとんどシュートを打たせなかった。

すると29分、ゴール正面35mのフリーキックのチャンス。距離はあったが、追い風も利用して、上辻が曲げて落とす鮮やかなシュートを直接決めて、先制。これでベガルタペースになるか、と思われた。 守備では相手の縦ポンを防いでいたが、攻撃では、タイミングがずれた裏に出すパスが多く、つながらない。ただ、左SBの浜田が安本とのコンビで攻撃参加、いいクロスを上げていたのが期待。前半は結局、1-0で終了。

後半。
後半になっても、伊賀の運動量は落ちない。ベガルタは徐々に運動量が落ち、セカンドボールをつなげなくなると、単発攻撃が多くなる。そこで、9分、早くも高良に代え井上を入れる。10分、左サイド浜田のクロス、低いボールだったが、小野が狙いすましてのヘッド、枠外。11分、伊賀も松長に代え、なでしこジャパンの杉田を入れる。

すると伊賀がボールを回す時間が増えてくる。 ベガルタは、クリアのみ攻撃が多くなる。16分、ベガルタさらに小野に代え、入江を入れる。入江は初出場で緊張しているのか、なかなかボールに寄れない。25分には、井上が一人で持ち込み、うまく回転してDF二人をかわし、至近距離でのシュート、しかしキーパー正面。また、入江から安本、ためて、浜田が追い越しクロス、という攻撃もあった。26分、浜田のクロスに中央で入江がヘッド、合わず。

27分、伊賀のカウンター、折り返しにフリーでシュート打たれる。この試合初めて崩された。 28分、嘉数に代え小山を入れる。井上が右サイド、小山がワントップ。入江トップ下。しかし、なかなかパスがつながらない。31分、カウンターから小山が一人で持込み、ロングシュートを狙うが、ネット天井。その後、伊賀に運動量豊富にワイドに展開されると、ベガルタは防戦一方。

40分、左サイドで櫨にキープを許し、折り返され、2列目から、杉田にフリーでシュート、を打たれ同点とされる。長船が寄ろうとしたが、前の選手にブロックされ、他の選手はボール・ウォッチャーになってしまった。 終盤の失点で、色を無くすベガルタ。

その後も、ベガルタは急ぎ過ぎる展開で、ゲームメークする選手がおらず、1-1、ドロー。勝点2が逃げて行った。 上の浦和が敗れただけに、もったいない結果。

前からプレス、中盤での寄せで、ボールを奪うまでは良かったが、パスの出し手、受け手の息が合わず、パスミスを重ねているうちに疲労。何度か個人技でのシュートチャンスはあったが、相手陣でのフォローが少なく、いい面と課題が両方見えた試合だった。

6月1日まで、アジアカップで中断期間がある。修正して、より上を目指してもらいたい。

シュート数:11-7、CK:4-4、FK:18-12 得点:上辻佑実 (伊賀)杉田 警告:なし 主審:山下良美