13節対京都0-1、後半猛攻及ばず、今季初黒星。

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2007年 5月 3日(木・祝)13:00 ベガルタ仙台0-1京都サンガF.C. ユアスタ仙台



萬代 中島

ロペス  梁
(千葉)(中原)
ジョニウソン 永井

磯崎 丸山 木谷 菅井
          (関口)
シュナイダー
サブは、萩原、千葉、富田、関口、中原。体調不良の田ノ上に代わり、磯崎先発、出場停止2試合目の白井に代わりセンターバックに丸山。千葉はベンチに温存。中原が久々ベンチ入り。京都は、アンドレ、パウリーニョの2トップに、DFは平島、角田、チアゴ、三上が先発。秋田、倉貫はベンチ。

ゴールデンウィークの中日、気温20度を超え、快晴、6月並みの陽気に今季最高の19033人が入り、誰もが勝利を期待したが。。。
この敗戦により、2敗の山形、福岡に抜かれ、1敗ながら4位。しかし上位チームとはいずれも勝ち点差1。むしろ、やっと、まやかしの「無敗記録」騒動から解放され、リーグ内での本当のポジションに気がついて、課題を真剣に修正することもでき、次の勝ち点3につなげられる。ここはきっぱりと、切り替えればいいだけのこと。

試合は、前半は、完全に京都ペース。8日で3試合目のベガルタと、前節休みの京都との出足がまるで違う。京都は、いったん中央ではたくと、簡単にサイドへ散らして、サイド攻撃と、次々ベガルタゴール前でチャンスを作る。ベガルタは、梁が守備に追われて、ボールが触れず、時折カウンターをしかけるも、ロペス、永井のところで有効なパスが出せず、前線が孤立。途中、ロペスが腿裏を傷めると、さらに精細を欠く。

立ち上がりは両チームコンパクト。3分、ジョニがボールを奪われ、相手を倒してゴール中央でのフリーキックを与えてしまう。4分、磯崎の相手ボールカットから、中島、抜け出した萬代に通るが、オフサイド。以後、京都がプレス良く、ボールを支配。6分、京都のコーナーキック、これはクリア。8分、パウリーニョが左からのクロスにあわせたアンドレに、中央からフリーでダイレクトを打たれるが、枠外。助かる。9分、ようやくベガルタが反攻、ゴールキックから一気に中島、ロペスとつないで、センタリング、しかしヒットせず。10分、菅井がもたつくところをボールを奪われ、簡単にパウリーニョからアンドレに通されて、またもフリーでシュートされるが、枠外。アンドレは2度はずす。この後も、ベガルタ右サイドを執拗に攻められる。

15分、相手ゴール前でボールをつなぎ、永井からのスルーパスにロペスが抜けかかるが、オフサイド。ベガルタの出足がいまいちの分、トラップにかかりやすい。16分、磯崎にイエロー。カードはもらったが今日の磯崎は積極的にプレスをかけ、相手ボールもカット、特徴は出していた。しかし、これでゴール左25mのフリーキックを与えてしまう。しかし、これはパウリーニョがホームラン。18分徳重にイエロー。19分、パウリーニョがベガルタのフリーキックのボールを遠くにほうって、イエロー。これで流れが変わるか。この自陣のフリーキックをつないで、最後はロペスがシュート性のセンタリング?を角度のないところから打つが、サイドネット。

20分、ベガルタ右サイド徳重から、エリア内のパウリーニョにパスを通され、丸山がつくが、抑えきれず、シュナイダーが飛び出すタイミングを図って押し込まれ先制許す。パウリの個人技には違いないが、DFとシュナイダーの連係が悪いようにも見える。この得点シーン以外でも、DFと、どちらが取るかで際どいシーンがニ、三度あり、こちらの修正に、まず、神経を使ってほしいところ。しかし、この失点により、出足の鈍かったベガルタも、前への気持ちが出てくる。21分、スローインから中島が放り込み、菅井がファーから飛び込んでのヘッド、枠外。25分、縦のスルーパスを通され、パウリに簡単に決められた!と思ったが、これはオフサイドで命びろい。自由に動かれている。その後一進一退。ロペスが腿裏いためて一時外へ。戻ってもパスの精度がいまいち。

33分、京都のパスミスを奪った中島がドリブル突破、しかし囲まれる。それでもコーナーゲット。37分にも、サイドにながれた萬代がボールキープ、最後は梁のシュートは弾かれ、コーナー。このキックがこぼれ、ゴール前混戦になるが、菅井のシュートは枠外。その後の京都の攻撃もしのぎ、42分、中島が縦パスを体を入れ替えて、一瞬で相手と入れ替わりそのままドリブル、コーナーゲット。このコーナーは丸山がフリーでヘッドするが、枠外。流れからは、相手の戻りの早さに、振り切ってのシュートが打てず、さりとて折角得た、セットプレーもなかなか生かせない。そのまま1点リードされて前半終了。

後半、足の怪我からか精彩を欠くロペスに代え、千葉投入。永井が前へ。千葉や磯崎が上がって、次々に相手裏スペースへ放り込むと、前半守備に追われていた梁が、自由にボールをさばけるようになり、攻撃の形ができる。2分、永井から菅井、最後は梁がダイレクトのシュート、タイミングが良かったが、バーをたたいて入らず。ここから萬代が連続攻撃にからむ。3分、まずライン際のボールを粘って、折り返し、しかし中央でシュート打てず。5分、梁のクロスに萬代中央から、高い打点のヘッド、しかしキーパー正面。7分、今度は相手DFにプレスをかけてボールを奪い、自分でシュート。しかし枠外。気持ちの入ったプレーを見せるが、ゴールにならない。

10分、今度はジョニウソンが京都のパウリーニョにボールを奪われ、フリーのシュートを許すが、シュナイダー反応。危ない。20分、菅井に変えて関口入る。ここでジュニウソンをDFに下げて3バック、3-5-2の形となるが、練習はしていたのだろうか?京都は深追いせず、前二人を残して、全員が引く。ベガルタがボールを持つと、ひとりがプレスに追い込んできてミスさせようとする。抜け目ない。26分、千葉がゴール横で、相手フリーを阻止するため足から行き、イエローとられ、フリーキックを与える。GKの間にいやなボールいれられるが丸山クリア。30分、相手ボールをカットした永井がドリブル突破、最後しシュートもキーパー正面。30分、梁に代え中原投入、3トップ布陣で得点を狙う。しかし、梁のように動いて精度の高いパスを出せる選手がいなくなる。

34分、京都ゴールやや右25mでフリーキックのチャンス。木谷が巻いて落とすが枠外。その後もベガルタがセカンドボールを拾い、関口や永井が縦に走って放り込むが、キーパーにキャッチされてしまい、なかなかシュートできない。ゴール前で、萬代、中原と相手エリア前で、スルーばかりで結局で誰もシュートしなかったりと、パス回しに拘る過ぎのきらいが。39分、ジョニウソンのロングボールに萬代が頭で合わせるが、枠外。そしてロスタイム5分。時間はあるのだが、すでに足が止まり、ボールウォッチャーになるベガルタ。攻めも単調になる。それでも、終了直前にはゴール中央で張っていた中原に浮き球が通り、バウンドしたところをDFに挟まれながら、ボレーシュートを打つが、これも枠外。そのまま試合終了。ついに12試合目にして、無得点に終わり、今季初黒星。

札幌と仙台が破れ、山形と福岡が勝って順位が入れ替わり、ベガルタは4位。だが、勝ち点1の中に4チーム。ベガルタとしては、第一クール、わずか1敗の勝ち点23で、チームとしては、見事なスタートダッシュなのであるが、勝ち点24のチームが3チームある。他のチームも同じように成功しているということ。
取れるときはしっかり取る。相手のミスは逃さず勝利につなげる。守備の連係再確認。不調の時も一矢報いておく。その積み重ね。本当の戦いはこれから。

シュート数:13-13、CK:5-2、FK:14-25  得点:(京都)パウリーニョ 警告:磯崎、千葉 (相手)徳重、パウリーニョ 主審:岡田正義