10節対山形0-1  出足重く、逃げ切られる

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2005年5月4日(水・祝)16:00 ベガルタ仙台0-1モンテディオ山形 仙台


大柴 シュウェンク
  (大久保)
 財前

梁     清水
      (関口)
千葉
  (秋葉)
磯崎 富澤 木谷 森川
高桑
サブは、小針、根引、秋葉、関口、大久保。秋葉が今季初ベンチ入り。スタメンは前節と同じ。

19,128人と久々の大台を呑み込んだ仙台スタジアム。山形サポも2千人くらいか。五月晴れの空には雲ひとつなくバック スタンドには4時でも強烈な日差しが照り付けてくる。しかし乾いた涼しい風が吹いて蒸し暑さはない。

 試合は序盤から山形ペースで進む。ベガルタのプレスを封じるように、ワンタッチプレーでボールを回し、ベガルタ のサイドを振り回す山形。左サイドを中心に押し込んでくる。これに対して、時折ベガルタもカウンターから相手ゴール前ま ではつないでいくものの、中央での人数が足らず、シュートはコースが限定される。

 5分ようやくベガルタが山形陣内中央遠目でフリーキック。財前のキックは直接キーパーへ。7分、相手ボールを奪っ て財前ひとりで持ちこんでミドルシュート。9分千葉にイエロー。12分ベガルタ中央からシュウェンクが侵入し、ユニを引っ張 られてPKかと思われたがノーファール。ここから中盤でのせめぎあいが20分頃まで続く。29分、右から回され中央フリーで ミドルを打たれるが、高桑が弾き出す。前半最大のピンチ。
 その後もサイドを押し込まれ、クロスを入れられはするが、中央でしっかり守り、不安定感はあまりない。ただ、ベ ガルタの方も、サイドが防戦に追われ、攻撃のチャンスはなかなか作れない。30分、清水が粘って財前から大柴へとつながり シュートもキーパー。40分にはゴール正面でフリーキックのチャンスも木谷のキックは曲がり過ぎ、枠外。押されながら、決 定機はなんとかしのぎ、山形のミドルがことごとくホームランで助けられたこともあり、スコアレスで前半終了。

 後半、ベガルタも前がかり気味になる。左右から連続攻撃。3分、左からのフリーキックに木谷頭で合わせるが、キー パー。7分には梁の左からの速攻。山形もカウンターでめまぐるしく攻守が入れ替わる。9分梁がエリア角付近で小さくシュウ ェンクに出し、タイミング良くシュートしたものの枠外。11分、中央のフリーキックのチャンスからトリックプレー、攻撃参 加の磯崎シュート?のこぼれが枠内に行くがDFに掻き出される。惜しい。15分、カウンター左を上がった財前から逆サイド フリーのシュウェンク、即座にシュートするがホームラン。これは決めて欲しかった。

その後、次第に清水、千葉をはじめ全体に疲れが出て、前線からの相手のプレスに対抗できなくなってくる。20分、中央で、千葉が相手のプレスでボールを奪われると、ドリブルで侵入を許し、シュートは高桑の手を弾くもそのままゴールにころがり先制を許す。
25分、清水に代わり関口入る。右からドリブルしかけるが周りがついてこない。その後、財前がひとりで持ち込んで中 央からシュート2本放つがいずれもキーパー。疲れてボールをキープしきれなくなってきた千葉を31分、秋葉に代える。秋葉は 相手ゴールライン付近までえぐるなど動き回る。しかし、山形は引いて守りを固め、カウンターでなかなか崩せず、逆に少な い人数で裏を取られ始める。

 ベガルタは、38分、シュウェンクに代わり大久保を入れる。富澤をトップに残し3バックでパワープレーのギャンブル に出るが、富澤のせった後のセカンドボールへの寄せが遅く、シュートまでなかなかいけない。森川のロングスローもキーパ ーに直接渡るなど、焦りとともにシュートまでの形ができなくなってしまう。ロスタイムは3分。前がかりの裏をつかれて磯崎 が2枚目イエロー退場で10人。後はボールを持ち込むことが出来ずそのまま試合終了。


次節、磯崎と千葉が累積で出場停止ということもあり、次節のメンバーにも影響を残す試合となったが、秋葉がそこそ こやれた。熊谷が間に合わないなら、彼を使ってみるか。毎度同じ反省になるが、後半の仕掛けを前半からやって相手を先に 疲れさせないと、自分たちのペースにならない。勇気を持って前半から攻めあがって欲しい。
 それにしても、中3日は相手も同じはずだが、明らかにベガルタの動きは重かった。それでも後半の20分間は、ゴール 前までは素早くつないで形になっていたのだが、大柴が抑えられ今度は決定力不足。同じように決定力不足の山形との差は、 スタミナ。食ってる肉が違うのか?すぐ水戸戦、動ける選手を投入して、控え陣がチャンスを逃さず、力を発揮して貰いたい 。


シュート数:12-6、CK:2-5、FK:25-21 得点:秋葉(山形) 警告:千葉、磯崎2=退場 (相手)小原、大塚 主審 :牧野明久