WE13節:マイナビ仙台L0-3東京NB、強度に差、後半力尽きる

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2023-24 WEリーグ13節 3月30日(土)15:03 マイナビ仙台レディース 0-3 日テレ・東京ベレーザ 味の素フィールド西が丘


廣澤(後藤) 
  中島
カーラ    石坂
(遠藤)    (西野)
太田 隅田
   (里緒)
高平 田畑 國武 松永
       (吉岡) 
松本

後半シュートゼロ、12本のシュート浴びる

サブは、齋藤、吉岡、佐々木里緒、パウラ、遠藤ゆめ、西野、後藤。

東京NBは、GK田中桃子、DF坂部、村松、池上、MF木下、菅野、山本柚月、北村、藤野、FW鈴木陽、神谷。土方、岩﨑、岩清水は、ベンチスタート

前節、EL埼玉に、劇的な佐々木里緒のサヨナラFKで勝利した、マイナビ仙台レディース。

勢いに乗って、上位にも食らい付いていきたいところ。

今節は、昨年11月にホームで0-5と大敗を喫した、日テレ東京ベレーザ(東京NB)と、アウエーで対戦。

会場は、3月の試合ながら、気温が25度と、夏並みの西が丘。

マイナビ仙台Lは、前節と同じスタメン。オケケはベンチ入りしていない。

サブに、JFA福島を卒業し正式加入、U-20女子アジア杯帰りの、吉岡が入っている。

東京NBは、運動量豊富でキープ力、展開力のある藤野あおばを中心に、一応3バックだが、各選手が流動的に動き、マークをかわしてくる。


試合は、フィジカル、スピードに勝る東京NBに、ボールを長く支配され、苦戦。

それでも前半は、粘り強くボールを追い、シュートブロックで防ぎ、凌いでいたが、40分、中央の木下にドリブル突破から決められて、0-1と先行される。

攻撃では、4分に高平のクロスから、ニアに中島が飛び出してのシュート、29分には、相手ゴール前でセカンドを拾い続け、最後は高平がミドルシュートと、チャンスは作れていた。

前半のシュートは、マイナビ仙台Lが3本、東京NB6本。


後半。
ハーフタイムに、石坂に代えボランチ西野、カーラに代え遠藤ゆめを入れ、中島を右サイド、太田をトップに上げる変更。

しかし、後半から、さらにスピード上げ、プレスを強める東京NBに、次々と仕掛けられ、次第に防戦一方になる。

ついに15分、中央でパスを受けた鈴木陽が反転、CBの間を抜くトリブルからのシュートを決められ、0-2とされる。


2点リードされたマイナビ仙台Lは、ボランチ隅田に代え佐々木里緒、ワントップ廣澤に代え後藤を入れる。

しかし、疲労に加え、前プレス、球際の強度が落ちることになり、さらに、相手の攻勢を許してしまった。

佐々木里緒、遠藤ゆめは、マイボールで前を向ける攻撃時に輝きがあるが、現状、相手の圧を止めたり、ボールを奪う守備の強度は、これからの段階。

リードした東京NBも、土方ら得点力のある、フレッシュな選手を投入、マイナビ仙台Lの方は、次第にチームとして、取りどころが無くなってくる。

23分にも、東京NBにゴール前のこぼれをつながれて、最後は岩﨑に3点目を許し0-3、試合を決定づけられた。


結局、後半は、シュートゼロに終わり、12本ものシュートを浴びた。

後半、結構チャンスが作れた、浦和L戦(0-2)より、圧倒されて終わった試合になってしまった。

前半は、何とか中島が守備のポジションを指示しながら、凌いで、チャンスも作りシュートまで行けたので、去年の試合よりは、半歩前進かもしれない。

ただ、点を取り、相手を慌てさせるところまでは、もう一段、二段の、攻守のアップが必要なようだ。

コンディション次第だが、チームの生命線、かつ対人強度を保つため、廣澤、隅田、中島を、ピッチに残した上で、高平、太田を絡め、若手も加えて勝負できるようになればと思う。


なでしこジャパンの国際試合で、1週空くが、攻撃力のあるS広島R戦。

中嶋、上野、高橋と攻撃力のあるチームで、前回は2点先行しながら、シュート20本を浴び、終了間際に追いつかれた。集中を欠くとやられる。

もう一度球際勝負して、勢いを取り戻したい。


シュート数: 3-18 CK: 1-3 FK:6-12   得点:(東京NB)木下桃香、鈴木陽、岩﨑心南  警告:田畑  主審:杉野杏紗  入場:811人