2023-24 WEリーグ04節 11月26日(日)13:03 マイナビ仙台レディース 0-5 日テレ・東京ベレーザ ユアスタ仙台
廣澤
遠藤 中島 原
(カーラ) (オケケ)
西野 里緒
高平 楓 國武 松永
松本
ゴール前の詰め、もう一段アップを
サブは、齋藤、オケケ、田畑、太田、石坂(特指)、カーラ、ジャニスタ。
東京NBは、GK野田、DF柏村、村松、坂部、松田、MF岩﨑、宮矢川、藤野、木﨑、FW菅野、北村。山本柚月、木下はベンチスタート。
INAC神戸、新潟Lと連敗、中5日、中2と厳しい3連戦の最後は、ホームで、日テレ・東京ベレーザと対戦。
激寒を予想された仙台だが、日差しもあって、極端な冷え込みではなかったが、試合開始前の気温は、13時で10度。
後半、力尽きて、大敗となったが、スタンドでは、サポの声援が続くし、試合前には、小さい子供が飛んだり、跳ねたりして、選手に手を振ったりと、寒い中見に来てくれている。
勝敗は、相手があるので、思い通りにいかなくても、後一歩、後1本、できることを広げて、プロとしての矜持を見せてほしい。
良いプレーには、スタンドから必ず拍手が起きている。
920人だったけど、みんなしっかり見ています。
さて、試合。
3連戦の前2試合で、かなり走らされた、マイナビ仙台レディース、この試合では、右SBに松永、CBに佐藤楓が復帰して、スタメン出場。
これにより、西野がボランチ、原が右MFと本職の位置に戻ったほか、ワントップには、廣澤が入り、カーラ、太田はベンチスタート。
疲労もピークのマイナビ仙台Lであるが、頭から中島を中心に前プレスを敢行。
これが、10分間は奏功して、ボールを回せたが、シュートまではなかなか行けず。
すると、徐々に、圧に慣れてきた東京NBが、三角形を作った剥がしで、プレスをかわし、ボールを保持するようになる。
それでも前半は、シュート8本浴びながら、なんとか寄せてしのぎ、前半もそろそろ終わりか、という43分、スピードのある北村に抜け出され、フリーで受けてゴール、0-1と先制許す。
後半になると、フレッシュな選手を投入しながら、左右、前後とマイナビ仙台Lを揺さぶる東京NBがゴールラッシュ。
キーパー松本が、フリーを2本止める奮闘もあったが、ペナ内で、守備陣の出足が遅れ、セカンドを拾われて失点を重ねた。
18分、24分、29分と、セカンド回収されては、立て続けの3失点。最後は藤野に強引に持ち込まれ、0-5となってしまった。
先制された後、反撃しようと、ラインを上げて、ハイプレスから、再びボールを奪おうとするも、1対1でのスピードでかわされ、走らされて消耗。
パス出しの選手も変えないといけないのだが、そういうチーム状況なんだろう。
2点取られて、前線にカーラとオケケ入れて、ボールを集める目論見も、東京NBの速い寄せに、肝心のパスが中々出せず、後半のシュートは、佐々木里緒のミドル1本のみ。
ただ、現地で見ていた時は、いいところ無しと意気消沈していたが、DAZNで見直してみると所々では、いいプレーもあり、今は、それを少しずつ増やし、ゴールにつなげていきたい。
ワンタッチでのビルドアップや、左サイドので高平の上がりは、もう一歩まで来ている。
さらに、この試合では、CB佐藤楓の左足のスルーパスが、いい感じ出ていて、うまくつながれば、という感じ。
さらに欲しいのは、高平のペナまで侵入するプレー、マイナスの折返しを出すまで、えぐれるか。
守備に戻る時間がかかるので、リスクはあるが、やるしかないのでは。
あと園藤ゆめが仕掛けた時に、フォローを速くと、まあ選手も分かっているだろう。
外国人勢は、カーラ、オケケ、ジャニスタまで出られるようになったが、今日ベンチ入りしていない、パウラ、チャチャワンまで整えば、中盤の疲弊も少し改善されるかもしれない。
そして今は、何といっても、隅田の不在が大きい。
リリースが無いので不明だが、カップ戦も出てないので、怪我なのだろうか。
去年もそうだったが、隅田が出て、中盤のタメ、左右の展開、危険地帯の守備と、ボランチらしい働きをすると、チームの勢いが付く。
コンディションを整えて、早く復帰して貰いたいものだ。
この2戦は、佐々木美和もおらず、怪我人多発なんだろうか。
佐々木里緒、西野の今日のボランチコンビも、前半までは良く動いて、サイドチェンジや寄せなど、ところどころはいいプレーもあった。
だが、さすがに後半は疲れて、相手の剥がしに対応できず、守備でいいところは見せられなかった。
FWは、今日の様に、廣澤にゴール前にいて欲しいのだが、なかなかいいパスがこないし、どうやら、裏に抜けてシュートをするのが好きのようで、それを理解しているのは、カーラ。後半出てきて、惜しいスルーパスを出していた。
ラインと駆け引きしてるところで、タイミングのいいパスを、誰かが出してあげれば、チャンスも増えそうなんだが。
現状、リードされると、両サイドを上げ、ラインも高く上げ、攻撃的に行くのだが、後半など、走れる選手を入れずにこれをやると、今は厳しそう。CBの負担が重い。
後半、ボランチ陣の守備へのかかわりを整えてほしいので、疲れたところで、ベンチに交代要員が欲しいところだが。太田が出ないのは、状態が良くないのだろう。
さて、この試合では、DFのオケケがFWに位置に入った。DAZNの実況では、監督はウイングでの起用を考えていると言っていたが、まだ、絞り切れておらず、それは、もう少し時間がかかりそう。
攻撃的なポジションの適性がどうなのかは、わからない。前の方のメンツが整えば、DFに置いて、後ろからのビルドアップが得意そうなんだが、現状、収めて点に絡みそうなのは、今は彼女しかいないので、しょうがないのか。。。
このチーム状況で、今後、最善策を監督が出してくれると思いたい。
前半
中島らが、頭から前プレスをかける。
6分、左から廣澤がミドルシュート、枠外。
マイナビ仙台Lが攻勢も、ラストパスが中々つながらない。
10分を過ぎると、東京NBに剥がされて、ボールを回され、シュートを打たれるが、寄せて枠外が多い。
34分、東京NB、高平のロングクロスに、廣澤のヘッド、ヒットせず。
38分、西野、中島とミドルシュートも、枠外。
⚽43分、東京NB、松田のロングボールに、ラインの裏を取った北村がフリー、決められ、0-1。
後半
リードして余裕が出た東京NBがボールを支配。
ラインの裏を取り抜け出したり、セットプレーからのセカンドを拾いまくり、シュート11本から4得点を追加されてしまった。
11分、東京NB、菅野の代え山本柚月が入る。
17分、東京NB、岩﨑に代わり木下が入る
⚽18分、東京NB、藤野のシュートをGK松本弾くが、クリアし切れず、松田に押し込まれゴールで0-2。
21分、マイナビ仙台L、遠藤ゆめに代わりカーラ、原に代わりオケケが入る、
オケケ、カーラで2トップか。廣澤が右MF、中島がボランチに下がり、佐々木里緒が左MFに回る。
⚽24分、東京NB、カウンター、藤野のパスを受けた、北村の左足ゴールで0-3。
⚽29分、東京NB、松田からパスを受けた藤野が、ドリブルで持ち込み、そのまま決めて0-4。
33分、佐々木里緒がミドルシュート、枠外。これが後半のチーム唯一のシュート。
32分、東京NB、坂部に代わり池上、北村に代わり木村が入る。
⚽41分、東京NB、クリアボールを拾ってつながれ、藤野のゴールで0-5。
43分、東京NB、藤野の侵入され、切り返しからシュート打たれるが、GK松本触って、決まらず。
追加時間5分間。
マイナビ仙台L、カウンターのチャンス、カーラから中島へのパス、つながらない。
3分、オケケが右に流れてクロス、合わず。
そのまま試合終了。
シュート数: 5-19 CK:0-8 FK:5-7 得点:(東京NB)北村菜々美2、松田柴野、藤野あおば2 警告:なし 主審:梶山美紗子 入場:920人