03節:対神戸1-2、リードした後に課題、逆転許す

  • 投稿日:
  • カテゴリ:

2015J1 2nd 7月19日(水)19:00 ベガルタ仙台1-2ヴィッセル神戸 ユアスタ仙台



金園  奥埜
    (ハモン)
野沢     梁
(金久保)    
富田  ミンテ
     (山本)  
二見 鎌田 渡部 蜂須賀

六反

サブは、関、石川、多々良、藤村、金久保、山本、ハモンロペス。神戸は、レアンドロワントップ、森岡、マルキーニョス、高橋峻希スタメン。渡邉千真、小川はベンチスタート。怪我から復帰の石川がベンチ入り。一方菅井は前節で足を痛めたのか、欠場。

試合は、前半から神戸のワイドな展開に、守備一辺倒になり、前半のシュートは1本。後半、ワンタッチなどで攻撃に人数をかけるようになって、9分コーナーからミンテが押し込み先制。しかし、


25分、エリア内に走り込んだ小川にスルーパスを通され、PK献上。渡邉千真に決められ同点とされる。小川と千真は後半の2枚代えで入ってきた選手。、さらに2分後、ベガルタのコーナーからのカウンターを、レアンドロにうまくタメられ、一気に上がってきた高橋峻希に決められて、あっさりと逆転を許す。

後半、ベガルタもハモンロペス、金久保を投入も、シュートへの焦りなのか、落ち着いたプレーができず、チャンスをなかなか作れなかった。後半投入できる、スピード系の選手がいないのが厳しいところ。


仙台は、夕方4時頃まで30度あり、試合開始前でも27.2度、湿度60%と蒸し暑いユアスタ。

前半。
立ち上がりから神戸がボールを支配。ワイドな展開。3分、ベガルタもようやく、相手エリアまで攻めあがるが、シュート無し。4分、神戸の左コーナー。これは守る。7分、神戸が回して、森岡が中央で落とし、最後は高橋峻希のシュート、枠外。8分、相手のクリアミスを拾って、奥埜がえぐり、すぐに折り返し、中央走り込んだ野沢が珍しく空振り。さらに9分、右奥35mのフリーキック、鎌田が蹴るがクリアされる。その後、一進一退。神戸がボールを支配するが、ベガルタもシュートは許さない。

13分、神戸が、森岡のサイドチェンジ、折り返しから、チョンウヨンのシュート、枠外。その後も膠着状態。18分までベガルタはシュート無し。19分、相馬にえぐられて、クロスを入れられるが、六反。21分、神戸の左コーナー。これは守り、22分、右奥35mのフリーキック。鎌田がキックミス。24分、神戸が縦にロングボールを入れ、レアンドロが突っ込んでくるが、六反。26分、金園のクロスを奥埜が折り返し、中央で野沢のシュート、これはブロックに会う。

27分にも、奥埜が右からのロングボールを金園合わせ、金園シュートもクリアされる。31分、神戸が裏のスルーパスは流れる。6割ボールを支配し、ピッチ幅一杯を使って攻める神戸も、攻め疲れか。34分、神戸のコーナー、こぼれを再び放り込んでくるが、オフサイド。37分、チョンウヨンが、中央をするするとドリブルで上がり、そのままシュート、枠外。38分、野沢のクロスはキーパー。このあたり時間帯、神戸もパスミスが目立つ。

40分、相手エリア左角30mのフリーキックを得る。ヒットせず。結局前半はスコアレスで終了。

後半。
開始早々、奥埜がシュート、決まらず。3分、マルキーニョスのクロス、ライン割る。6分、神戸がベガルタ左サイドでコーナーキック。中央、フリーでマルキにヘッド許すが枠外で助かる。ベガルタも奥埜?のワンタッチパスから金園が左サイドに抜け出て、クロス。コーナーを得る。9分、コーナーキックは野沢。3本連続。3本目、ファーにこぼれたボールを、キム・ミンテが通り過ぎそうになりながら、押し込んでゴール。先制。圧倒的にボールを支配されていても、チャンスはやってくる。ミンテは今季4ゴール目。

13分、神戸のカウンター、鎌田?のクリアボールを六反が受けたのを、バックパスと判定され、ゴールライン上での神戸の間接フリーキック。ベガルタの選手は、ゴール内に多数並んで守る。キックは跳ね返し、ピンチをしのぐ。14分、神戸は、マルキーニョス、三原に代え、渡邉千真、小川を入れる2枚代え。森岡がボランチに回る。これにやられた。

15分、金園のシュート、コーナーを得る。右コーナー、梁のキックをファーサイド、ミンテがヘッドもキーパー。さらに野沢のクロス、これもキーパー。神戸は小川が裏に抜け始める。19分、神戸のコーナー。小川がフリーもしのぐ。20分、奥埜に代えハモンロペスを入れる。ここは、サイドの守備固めが先では?結果論ではあるが。

21分、ハモンが入るなり反転クロス、これがキーパー正面に飛ぶ。22分、神戸のクロスに、ニアに入ったレアンドロがヘッド、枠外。23分、野沢に代え金久保が入る。25分、神戸の縦のスルーパスに小川が抜け出し、渡部がボールに足を伸ばしたところに、小川が倒れ込んだが、PKと判定されるこれを千真に決められて同点とされる。背後から見るとファールに見えるかもしれないが、ゴール側から見ると、ボールに行っただけのようにも。しかし、スルーパスを通され時点で、決定的であるのは違いない。

粘り強く守っていたのが、この失点で動揺したのか、2分後に、コーナーを得ながら、こぼれを打ち切れず、カウンターを食らう。レアンドロがうまくためを作って、ベガルタ左サイドを猛然と上がって来た高橋峻希に決められ、1-2と逆転許す。自分たちのコーナーの時、相手にフレッシュなスピード系の選手がいるので、リスクマネジメントが先決だったと思う。全員上がり過ぎというか、戻る余力がどのくらいあったのか。

神戸はボールを回しながら時間を使う。ベガルタはやや焦った展開に。30分の左コーナーも、打てず。33分には蜂須賀のクロス、打てず。35分、ハモンがミドルシュート、バーの上。神戸はさらに相馬に代え、安田を入れる。36分、相手ゴール正面30mのフリーキック、クリアされ、神戸のカウンター。小川のシュートは六反。39分、神戸のクロスにレアンドロ、六反抑える。

40分、ミンテに代え山本入れる。梁がボランチに下がり、山本が右サイド?ベガルタ攻めを急ぐが、ファールなどで止まってしまう。43分、右コーナーのチャンス。決まらず。追加時間は4分間。43分、ゴールキックからハモンが一度落とし、再び受けて、右足シュート、枠外。神戸にうまく時間を使われ、焦るベガルタ。

ロスタイム2分目。二見のロングスローから、ファーサイドの山本がシュートするが、枠外。結局1-2で敗戦。

前半、粘り強く守備をしたのはいいものの、攻撃の時に人数をかけ、ゴールの確立を上げる、ところまではいけなかった。「メリハリ」というと、体力温存の方ばかりを気にしてしまうのだろうか?ベガルタとしては、先にペースを握り、先に決めて、逃げ切りは省エネというのが、理想だが、前半で相手ペースで走らされると、それこそ後半の攻めも厳しい。夏場はメリハリに加え、チャレンジを織り交ぜていく勇気も必要になってくる。もう、ひとがんばりを!次もホーム。

シュート数:10-11、CK:7-5、FK:12-9 得点:キム・ミンテ (神戸)渡邉千真(PK)、高橋峻希  警告:なし 主審:東城 穣 入場12,488人。

尚、この試合の復興ライブは、遊佐未森さんでした。