14節対新潟2-3、セットプレーでハット許し、ソンホ先制ゴールもフイ

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2010年 7月24日(土)19:00 ベガルタ仙台2-3アルビレックス新潟 ユアスタ仙台



フェル ソンホ
    (中島)
義希    梁
(永井)(中原)
千葉 富田
 
朴 鎌田 エリゼウ 菅井

サブは、桜井、一柳、田村、永井、中島、中原、平瀬。新潟は矢野、ミシュウの2トップ、マルシオ リシャルデス、小林が先発。ベガルタは関口の怪我を受けてMF高橋義希とFWパクソンホが初先発。

試合は互いにミス多く、硬いピッチでボールが弾むこともあってか、ボールコントロールができない選手がいた。新潟のミシュウは、なんっちゃってFWで、決定機でのミスやボール際の弱さがあり、これは有利かと思われたのだが。

マルシオの3本のフリーキックPK、CK,FKは敵ながらあっぱれであったが、その前の守備でばたついて、墓穴を掘った。実の失点以外にも、相手のシュートミスで助けられたシーンもほかに2つほどある。守備陣の連携の見直しと、拘りをすて、結果を出した選手を使ってチームを活性化し、勝つためにの起用のをお願いしたい。

梁もゴールラインまで戻ってクリアしていたが、改めて関口や太田が、どれだけほかの選手の運動量を、攻守で補っていたか思い知る試合でもあった。


 

暑いユアスタ。試合開始前には西日と暑さで汗だくのひとばかり。28度、湿度82%。
試合が始まって、陽が落ちてようやく耐えられる暑さになった。17,281人。新潟サポは2,000人くらいか。今回設定されたビジター指定も満杯。
いや、宮城スタジアムにお招きできなくて申し訳ない。中体連でね。ただ、ベガルタのホーム側まで来て、掟破りの新潟ユニ着て観戦は、立派な応援の価値を下げるだけ。お止め下さい。

前半。
ピッチが硬いのか、ボールが弾む。立上がりは、新潟がボールを回す。矢野に裏を取られるピンチも、エリゼウなんとかクリア。3分、直樹のパスから義希が裏とってのクロスも流れる。その後、鎌田のトラップミスであわやも、新潟のパスミスに救われる。5分、ベガルタエリア右45度で、新潟のフリーキック。マルシオのキックは壁。その後も新潟がボールをまわすが、ラストパスに精度を欠く。次第にベガルタも盛り返し、中盤での一進一退。ベガルタも前までパスがなかなか通らない。12分、新潟本間にイエロー。

15分、ベガルタが左サイド攻め込み、フェルからのパスに中央の梁が左足ミドルシュート、枠内もキーパー正面。こぼれに寄れず。さらに、中央のフェルから左にながれたソンホにパスが通り、センタリング、あわず。しかし、今日初スタメンのソンホ、期待の通りの足元。守備もそれなりにはやっている。ベガルタが連続攻撃、朴の左足センタリングに、中央のソンホのヘッド、いまいち合わず。その後、一進一退に。

25分、フェルのドリブルからエリアすぐ外の義希がヒールで流し、裏を走っていた梁がフリー、シュートするもキーパーに弾かれコーナー。これは決まらず、カウンターを受ける。早目にシュート打たれるが、意図せぬチップキックが、奇妙なバウンドで林の手元に落ちてきて、抑える。26分、義希がスライディングの勢いで相手の足に当たったところをイエロー。どうも今日の主審は神経質な笛である。30分、新潟がベガルタ左サイド45mのフリーキック、これは守る。マルシオがいるだけに、フリーキックは目が離せない。

36分、梁が右サイドでためて、中央の義希へ、ヨシキ簡単にスルーパスを出すと、ソンホがキーパーと1対1、落ち着いてキーパーをかわして、無人のゴールに左足で流し込み、先制!初スタメンの義希と来日2試合目のソンホに初ゴールが出て、最高の雰囲気。さらに、キックオフ直後、梁からフェルへのパスでセンタリングを上げるが、流れる。

40分、新潟がライン左35mのフリーキック。富田がヘッドでクリア。ベガルタ守備陣、先制してようやく落ち着きが出てきた。しかし、審判に細かくファールを取られるので、自陣での寄せは早目に動かないと。43分にも新潟のフリーキックを与えるが、守る。前半は新潟に押され気味ながらも、チャンスに新戦力が絡んで、先制し、1点リードしてハーフタイムへ。

後半。
実はトイレに行ってる間に悲鳴が上がったので、慌てて戻ってるみると、PKをマルシオに決められていた3分1-1。千葉が矢野を倒したらしくイエロー。後半開始早々の失点は、先行逃げ切りのベガルタには痛い。また8戦勝ち無しの影響なのか、点取られると、守備陣の動きがおかしくなってくる。セリゼウはしばしば味方とかぶっている。

展開が早くなる。フェルが右からのミドルシュート、枠外。さらに相手陣でソンホがボールキープ、新潟エリア右奥35mのフリーキック、ゲットも決まらず。逆にカウンターをしかけられ、梁がゴールラインまで戻っての守備でボールを奪い返す。10分、新潟のカウンター、朴が裏取られ、中央ヘッドで合わされるが、林の正面。12分にもミドルシュートを打たれるが、林の正面。

15分、富田から裏に出たフリーの義希にボールが通るが、オーバーヘッド?がキーパー東口の顔?に当たったのか、東口倒れこみ、長い治療。結局、黒河に交代した。大事ないことを祈る。17分、フェルがためて、回りこんできた菅井へのパスがきれいに通るが、センタリングは流れる。こういうチャンスは大事にしたい。新潟は攻撃をスピードアップ。新潟のコーナーは防いだが、20分、菅井がエリアすぐ外でイエロー。ゴール正面やや右25mのフリーキック。これをマルシオに見事に曲げられ(後で映像を見ると落ちていた)決められて1-2とリードを許す。林も見送るだけ、枠外から急激に変化するシュート。

ベガルタも菅井が上がって相手陣内に攻め込むが、エリアすぐ外で、後ろから足払いを受けても、ノーファール。ただ、コーナーをゲット。25分のこの右コーナー、梁のキックにエリゼウが飛び込んで、頭を振ってゴール。新潟キーパーも動けない、お返シュートですぐ同点に追いついた。
残り20分、さらに長いと予想されるロスタイムを考えると、この時間で守りに入るべきなのか?
自分には良く分からない交代が続く。25分、ソンホに代え中島はいる。その後、新潟にミシュウのシュート林。30分、カウンターを受け、シュートまで持っていかれるが、林。37分、まだ球際の甘さがあっても、好機を作っていた義希に代え永井が入る。新潟のスピードに対応できるのか。

カウンター応酬になるが、なかなかシュートまで行けないベガルタ。逆にファールで止めて、(中には不可思議判定もあったが)フリーキックを献上しては、ピンチに。しかし、新潟もラストパス、シュートに精度を欠く。39分、梁の代わり、中原入る。梁はハムストリングの張りを警戒とのこと。守備はどうなる。新潟はキープ力のある大島をいれて3トップ。

40分、永井が中央から、中島への絶妙のスルーパス、中島右サイドフリー、自分では行かずスピードタウン。それはそれとしてセンタリングがまったく合わない。43分、永井が中央からミドルシュート、これはいいこと。しかしバーの上。しかし、守備では、後手をふみ、中盤をつながれる。

中原を入れてもなかなかボールがこないので、下がってきてしまう。新潟がゴールキックから簡単にシュートまでしてくるが、これは林。44分にも、新潟のセンタリングから、縦に走りこんだ大島にフリーでヘッド許すが枠外で助かる。密集で大島にボールをキープされ始まる。

ロスタイムは8分間。
新潟のフリーキックから頭で合わせられ、林の手をかすめるが、シュートはバーで助かる。さらに新潟のコーナーキック。ここでマルシオのキックは誰も触れず、カーブして直接ゴール。2-3とリードされる。残り時間はまだ5分以上あったが、下を向くベガルタの選手。ホームの大観衆の前で、もう諦めてしまっているのか。キックオフから即、コーナーを取って反撃開始。しかし、こぼれを決められず。新潟のカウンター、これをクリアミス、林が1対1の絶体絶命のピンチ、前に出てクリア。なんとか希望をつなぐ。

ピンチの後にはチャンス、今度はベガルタのカウンター、フェルが侵入するが、打ち切れず。後半疲れが出てきたフェル。珍しくボールを失うことがあった。それでいらだち、強引プレーに。それでも、この後、抑えたミドルシュート、慎重に狙ったが、キーパー正面。そして今日も中原はボールのからめないまま。、受け手出し手で修正してほしい。結局そのまま試合終了。

2試合連続3失点。今日は3本のフリーキックとはいっても、ゴール近くでのファール、単純なミスキックなど、チェックすべき点はある。

9戦勝ち無し。補強があるのかないのか分からないが、まずは、結果を出した選手をオーソドックスに使って打開していくほかないだろう。中2日で広島戦。ホーム。下向いたり、言い訳してる暇はない。


シュート数:11-14 CK:3-4 FK:14-24  得点:パク・ソンホ(朴 成鎬)、エリゼウ (新潟)マルシオ リシャルデス3(PK1)  警告:高橋、千葉、菅井  (相手)本間 主審:松尾 一