15節対広島1-1、内容改善も勝ちきれず。関口先制ゴール。

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2010年 7月27日(火)19:00 ベガルタ仙台1-1サンフレッチェ広島 ユアスタ仙台



ソンホ
(平瀬)
梁 フェル 関口
  (太田)
千葉 富田
 
朴 鎌田 エリゼウ 田村
(一柳)     
サブは、桜井、一柳、斉藤、高橋、太田、中島、平瀬。広島は寿人、中島浩司が先発。3バック。

気温28度、生温い風が吹くユアスタ。夕焼けにピンクに染まる雲が美しい。心配された雷雨はなく、暑い中での試合。12,139人。自由席南やSバック指定の当日券は発売されなかったが、空席がちはらほら。平日夜開催でハーフタイムチケットでしか入場できない人もいるので、チケットの発券方法を再考してほしい。

コンチネンタル航空さんのマッチデーで、ミス・アース・グアム2010、準ミス・ユニバース・グアム2010が来場、キックインもおこなった。

中2日、昨日の雷雨で仙台入りしていた広島は十分練習できなかったのか、立ち上がりからパスミス連発。ベガルタもパクチュソンのトラップが絶不調。バウンドが合わず後ろにそらす、単純なトラップミスなどと、どうにもボールが収まらない。

その分、前節不調だったフェルナンジーニョの動きが戻ってきて、縦横にドリブルで持ち込みチャンスを作る。そして、久しぶりの関口の登場。前半から飛ばして、キーパーにチャージしたかと思うと、自陣ゴールライン際で守備していたりする。やはり関口の動き無しには、今のベガルタのバランスを保持できない。

今日は、広島にボールを回されても、中央でしっかりブロックして、時折千葉が果敢にボール奪いに行き、カウンターにつなげた。今日の読みは抜群。何度もピンチを防ぐ。もっとも、パスでは相変わらずだったが。。。

追いつかれた終盤、足攣りのソンホに代わり平瀬、疲れの見えるフェルに代わり太田を投入したものの、連携はいまいちで、決定機が作れなかった。最後の1枚も足痛のチュソンの交代に使うことになり、選択肢も奪われた。前2試合の守備があまりにもひどかったので、ブロックを形成し、関口のカバーなどで、試合巧者の広島をある程度抑えられたのは改善。ただ、終盤になるとばたばたし始める時間がある。

勝ち点1は貴重。しかし、先制して守りきれなかったのは同じ。そして10戦勝ち無し。敵失多々の今日の広島なら勝ち点3が取れた試合だったので、もったいない。ただ、スタメン、交代とも今日は、納得できるものだった(負傷交代2つだったけど)。J2では何とかごまかせても、全員のコンディションが揃うまでは、勝ち点3が遠いのがJ1。これが精一杯の結果なのか。。。先は厳しい。
ただ少し明かりが見えた。



前半。
開始2分、ベガルタのクリアミスを佐藤寿人がいきなり、ダイレクトシュート、バーに当たって救われる。落ちるシュートだった。その後は広島が、ゆったりとボールを回すものの、ラストパスでミス散見。中2日が効いているのか。逆に5分、広島ゴール中央35mでフリーキックのチャンス。蹴るのは田村、キーパー前バウンドさせるシュートだったが、キャッチされる。7分には、梁のスルーパスに関口が裏に走りこむがもう一歩。さらに、相手パスをカット、ソンホが左から持ち込みシュートも決まらず。

10分、ベガルタがサイドチャンジを使ってゆさぶり、最後は上がってきた田村のクロス、キーパー。その後は、サイドの攻防など五分五分の展開。14分、カウンターから梁、フェル、さらに梁とつなぐ、裏に抜けるも、梁がトラップミス。10分、寿人に縦に侵入されるが、エリゼウ戻って、なんとか阻止。広島はペナ付近で当てては、2列目が飛び込んでシュートというのを繰り返し狙ってくる。ここまではエリゼウらがクリア。

16分、広島のコーナーだったが、こぼれをカウンター。またも、梁、フェル、梁とわたるも、最後がもう一歩。20分、広島にワンツーから裏を取られ、シュート打たれるが、パスが流れる。危ない。そして、25分、広島エリア右ライン際35mのフリーキックをゲット。このキックを広島がクリアミス、これを26分、パク・チュソンが拾って、エリア中央へのドリブル、中央のソンホに当てる。ソンホDFを背負って踏ん張り、このボールを落とす。すると中央で待ち構えていた関口がグラウンダーでゴール左隅に決め、復帰後即、ゴール。弓矢のポーズ(槙野のパクリ)。ロペスの真似と思っていた。

ここまで、ほとんどシュートもない中、敵失をしっかり点に結びつけた。29分、広島もスピードアップ、カウンターから、ワンツーで簡単にシュート、コーナーを与える。ヘッドを合わせられるものの、枠外。30分、関口からのパスに、パクチュソンがセンタリング上げるが、ボールが低く、ゴールキックとなる35分、フェルナンジーニョのサイドチェンジに、田村が上がって、クロス。しかしソンホにはもう一歩。今日のベガルタはサイドチェンジを多用して、ワイドな展開を意識している模様。エリゼウも今日は簡単に放り込まず、近場につなぐ。

40分、ベガルタのコーナー2本連続。2本目、ショートコーナーからつなごうとするが、奪われ、カウンターを受ける。しかし、これは中央で張っていた田村がクリア、。42分、広島がダイレクトでつなぐ。43分、左サイドライン際、25mのフリーキックを得る。このキックのこぼれ球をチュソンがシュートもヒットせず。その後、広島のコーナー、ベガルタフリーキックのチャンスもあったが、結局1-0と1点リードでハーフタイムへ。

後半。
広島はミキッチに代え、青山を入れる。1分、広島がベガルタゴール左30mのフリーキック、こぼれ球を富田クリア。さらに、相手ボールにフェルがつっかけ、梁、関口とつなぐ。3分、田村がミドルシュート、弾かれる。5分、ワンツーで裏を取られ、高萩にフリーでシュート許すが、枠外。危ない。
ここから広島がベガルタゴール前でボールを回す。8分、また裏を取られ、フリーを許すが、パスが流れて救われる。その後、富田のクリアミスも千葉がフォローして、カウンターにつなげる。フェルからソンホでシュート、こぼれを連続シュートするも、クリアされる。

14分には、ベガルタがカウンターから、梁のパスにソンホ抜け出す。味方を待つふりして、シュートも、詰められる。しかしコーナーをゲット。このこぼれを回すが、シュートは打てず。16分、ベガルタのカウンター、梁からフェル、折り返して、梁が中央からシュート、バー直撃。惜しい。広島がMF中島に代えFW山崎を入れる。今日の中島は千葉とのマッチアップがあった。18分、ソンホが細かいファール累積ということで、イエローを貰う。直後、そのソンホが、相手ボールを背後からつっかけて奪い、相手DFの裏へエンジェルパス。フェルが走りこんで、梁へとパスを出すが、もう一歩。

さらにカウンターからフェルのシュート、キーパーに弾かれコーナー。中々チャンスをものにできない。20分、広島は高萩に代え李忠成を入れ、これで3トップと、点を取りに来る。23分、広島にボールを回され、至近距離からのシュートされるが、林の正面。23分、ソンホが足を攣り、平瀬が入る。27分、梁がえぐって、フリーのフェルに。シュートするが、DF。コーナーをゲット。後半何度もミドルレンジからシュートをするのだが、DFに入られたり、キーパーのセーブにあって、どうしても追加点が取れない。

このコーナーに中央で平瀬が競るがヘッドは枠外。30分、広島の放り込み、バウンドが高く、林の頭を抜けそうになる。そして、31分、ベガルタ右サイド、田村と槙野が1対1、エリア内で抜かれ、ゴール際からのクロス、富田戻ってクリアも打ち切れず、オウンゴールの形で同点とされる。富田のクリアもあるが、1対1で裏を取られた時点で勝負あり。ここまで、ベガルタエリア付近でのキープからの、多彩な攻めをなんとかしのいでいただけに、惜しまれる失点。ベガルタがカウンターからのミドルシュートばかりだったのと好対照な広島の攻め。

ベガルタ、それでもきょうは果敢に攻めに行く。カウンターから、田村のセンタリング、こぼれたところを関口がシュート、枠外。さらに梁から関口へのパスが通り、関口が縦のドリブルで持ち込み、コーナー。ここで、フェルに代わり、太田はいる。今日のフェルは前節とはうって変わって、ドリブルでどんどん持ち込みチャンスメーク。この時間までは走りきっていた。変わった太田はスペースに走りこんでボールを要求するが、パスがなかなか来ない。

39分、広島にゴール前で回され最後は、山崎がフリーで林の前へ。しかしシュートはホームランで助かる。43分にも、えぐられるが、ラストパスはライン割る。ロスタイムは4分。ベガルタは平瀬や鎌田がパスミスでチャンスを作れず、そのまま試合終了。今日も先制しながら追いつかれ、勝ち点1止まり。連敗は食い止めた。が、疲れからからいつものプレーの精度がない広島から、勝ち点3を奪う絶好のチャンスを逃した。

ひとつ気になるのが、バウンドで高くはずむボール。ユアスタはかなり硬くなっているようだ。この夏のホームゲームはこの点をよく頭に入れてプレーしてもらいたい。
また寿人によると、ナイターでの虫も大量発生しているようだ。そのせいで、点が取れなかったってw

シュート数:14-13 CK:7-3 FK:13-23  得点:関 訓充 (広島)オウンゴール  警告:朴 成鎬  (相手)なし 主審:山本 雄大