1節対磐田1-0、開始26秒、梁の電光石火のゴールを守り切る

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2010年 3月6日(土)13:00 ベガルタ仙台1-0ジュビロ磐田 ヤマハ



中原 中島
(レイナルド)(一柳)
梁    関口
     (太田)
千葉 富田
 
田村 渡辺 エリゼウ 菅井

サブは、桜井、鎌田、一柳、永井、太田、フェルナンジーニョ、レイナウド。(細川はベンチ入りしていませんでした)梁が先発、昨季のメンバーだけてスタメンを組んできた。移籍組はヨシキ以外はすべてベンチ入り。磐田は、荒田、イグノが先発。松浦はベンチスタート。

試合開始わずか26秒。スローインから中島が縦の抜けてグラウンダーのセンタリング。右に動いた中原がスルーすると、DFやキーパーが引き寄せられ、がら空きの中央から、梁がインサイドキックで難なく決めて、J1初ゴール。早すぎて見えませんw

その後は、引き気味カウンター狙いとなったベガルタに対し、今季ボール保持を目標に掲げる磐田は、ボール回しに酔いしれて、キープはしても単調な放り込み。ドリブル得意の天敵松浦が後半までベンチにいてくれたのも助かった。

サイドからどんどん入れられて、時折、荒田にフリーを作られるが、オフサイドや荒田のふかしにも助けられ完封。攻撃では、早い潰しにあって、カウンターは不発となる厳しい試合ではあったが、J1復帰の大事な第1戦をアウエーでの勝ち点3で飾った。

そして見事に2年前の入れ替え戦の借りを返した。勇気を貰った試合。



 ユアスタのパブリックビューイングに参加。寒い中、思ったより人が来ていて3800人とか。トモオ氏のDJ付き。
遠すぎてスコアや残りタイムが見えないな、とかぼんやり思っていた矢先の梁のゴール。気がついたらボールがゴールに吸い込まれていた。インサイドでふかさぬように、狙ったシュートが、キーパーの股間をたまたま抜けたとは、梁の談話。早い攻撃からのダイレクトシュートは点になる。

さて、その後は引き気味に展開するベガルタ。たしかにカウンター狙いは分るのだが、セカンドボールをほとんど、拾えない。ほとんどボールを磐田に支配される。ただ、両サイドバックが、押し込まれていても、粘り強く詰めて、磐田の早いクロスのコースを限定。林に守る位置を限定させるチームプレー。上げさせなければもっとよかったが。磐田もドリブルが少なく、パス回しにこだわってくれたので、振り回されてもベガルタとしては守りやすかった。

攻撃では、時折、関口や中島が抜け出るのだが、さすがに磐田のつぶしも早く、ボールキープできない。したがってシュートもほとんどない。13分、次第にリズムをつかんだ磐田の西のセンタリングに荒田がヘッド、どんぴしゃで合わされたが、ファール。荒田にはオフサイドトラップで、はめるベガルタ。しかし、その後も駒野や西などにロングボールを入れられる。ただ、警戒していたイグノはサイドに流れ、ドリブルでの仕掛けも少なく、出し手に回ってくれたのも幸運。

前半最大のピンチは、21分、成岡にするするとドリブルで侵入され、切り返しからのシュート、こぼれを荒田が押し込もうとしたシュートがヒットせず枠外になった場面。これを何度もやられたら厳しかった。前田がいないのも幸い。23分、ベガルタも久々のカウンターから中島、そして中原がシュートも枠外。さらに、エリゼウの縦一本から中島のロングシュートと、少しリズムをつかみはじめる。

24分には、梁から、上がった菅井、菅井が左サイドの裏に絶妙なスルーパス。しかし裏の中島もう一歩。この時間帯はベガルタらしい攻撃もあった。しかし、コーナーのチャンスでは中央を固められ、シュートを枠に飛ばせない。このあたりはJ2とは違う守備がある。前半終了間際にも荒田に裏を取られかかるが、オフサイト。荒田とはJ2でもやってるだけに、癖が分っている感じの我がDF陣。
決定機はゴールシーンの1回だけで、守備に追われていたが、前半は1点リードのまま終了。

後半。
相変わらず攻められるベガルタ。しかし相手のシュートは実は思ったほど多くない(トータル8本)。8分、ベガルタに連続チャンス。相手のボールをカットして、まず富田からのパスを中原ワントラップしてシュート。これは詰められる。さらに、関口のセンタリングにDFの背後でフリーで中島、滑ってころぶ。これが通れば決定的だった。11分、西のミドルシュート、枠外。12分、磐田のバックパスが無人の自陣ゴールへ。あわやオウン。磐田のキーパーとDFの呼吸がいまいちなのか。

15分、ベガルタのカウンターからコーナーをゲット。広大フリーでヘッドチャンスも枠外。20分、今度は磐田のコーナー。23分、クロスを入れられるが林キャッチ。雨の中、今日の林にキャッチは安定していた。飛び出しもよかった。しかし安心できる暇もなく、25分、中央荒田にパスを通され、反転シュート、はずしてくれる。決定的。ベガルタの寄せもルーズになってきたか。その後、西に代わり、松浦が入ってくる。入るなり、ドリブルからチャンスを作られるが、仲間と呼吸が合わず。この辺がスタメン落ちの理由か。

その後もボール保持は相変わらず磐田。28分も裏から中央に入られるが、エリゼウが身を挺してとめる。31分にもフリーの荒田にシュートを許すが、枠外。33分、中原に代わりレイナルド。35分には関口に代え太田を入れて活性化を図るが、磐田の攻勢の前に前線で孤立。37分、荒田とエリゼウが交錯。またもぎりぎりで止めるエリゼウ。ピッチに戻る。40分にはMFを下げてカレンが入ってくるが、ベガルタの守備の集中は切れない。ただ、カウンターになっても、ボールをキープできず、セカンドボールは拾われてしまう。

44分FWの中島を下げて一柳を入れる。守備的にとのサインだが、ロスタイムは5分。焦る磐田はドリブル無しで、サイドをパスで崩しにくるが、その分時間ができてベガルタも守れる。その後も、なかなかキープ体制にできながったベガルタだが、慎重にクリアを繰り返し、ぞのまま逃げ切り。J1初戦を磐田から勝ち点3と、いい結果で終わった

当初、太田の先発が予想されたが、監督のひらめきで梁が先発、貴重な決勝ゴールを上げた。ここまではよかったが、守備的にいくのはいいとして、カウンターで、ボールを保持できず、逆に攻められるシーンが何度もあった。また、J2では間に合うプレーも、J1ではすぐ寄せられる。ダイレクトでのパス、シュートを狙う意識がもっと必要だろう。

それでも、完封で勝ち点3は課題をチェックするにしても、前向きにいける結果。次の対戦相手、大宮は今日の試合を見て、早速対策をねってくるだろう。それはベガルタも同じではあるが、しっかりと課題を検証して、次のホーム開幕でも勝利。流れに乗りたい。

シュート数:6-8、CK:3-6、FK:15-14 得点:梁 勇基 警告:ベガルタ無し (相手)那須 主審:松村和彦