29節対山形1-1ドローがやっと。永井ヘッド同点弾

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2007年 7月 21日(土)19:00 ベガルタ仙台1-1モンテディオ山形 NDスタ



中島  関口
(萬代)    
ロペス  梁
     (永井)
ジョニウソン 富田

磯崎 千葉 木谷 中田
(田ノ上)    (萬代)
小針
サブは、林、丸山、田ノ上、永井、萬代。スタメン前節同じ。山形は財前、小原がスタメン、臼井はベンチスタート。
疲れました。バスで久々のアウエー遠征でしたが帰って、ひと寝入りをと思ったら、朝まで寝てしまった。アップ遅くなりました。

降水確率が一時90%、前日でも50%はあった天童も、試合開始前には小雨から、なんとか曇り空に変わり、また、前座試合のU-13のジュニアユースがモンテ村山に、後半盛り返して1-0と勝ち、これはいい流れと思ったのだが。。。9190人との有料入場者発表。しかし12000は入っているように見えた。7000はベガルタサポーター。お疲れさまでした。山形は小中無料入場だった。雨上がりのピッチ、湿度89%、蒸し暑さを感じる中、試合は始まった。

前半。蒸し暑さを考えてか、両チームとも、ラインを上げて超コンパクトエリアでの攻防、ゆったり回しでシュートが少ない前半。ベガルタは、ロペスが前に出て3トップのような形でスタート。4分、山形がベガルタエリア左でフリーキック。このこぼれをカウンターでロペスが持ち込み、関口へ、しかしもう一歩。6分、山形北村のロングシュート、枠外。これが両チームの初シュートか。7分、山形が右コーナー。ベガルタ、早めの寄せで相手ボールをカットするまではいいのだが、ラストパスの精度が悪い。ボールを弾ませると、ブレーキがかったり、延びたり、ロングフィードは難しい。13分、ジョニウソンが、相手ボールをカット、これをロペスにつないで、そのままドリブル突破、グラウンダーのミドルシュートは、キーパーが弾き、コーナー。しかし今日もコーナーはチャンスにならない。

15分、中島が突破、左からのセンタリング、中央ロペスが走りこむが、間に合わず。その後は中盤での攻防。互いにゆっくりとしたパス回しからラストパスを出そうとするが、相手にカットされ終わりの繰り返し。シュートも無く、眠たい展開が続く。ベガルタもDFでゆっくり横パスから、何回か縦ポンで裏に走らせるが、山形にコンパクトに守りを固められて、中島にはがっちりマークがつかれ、ハイボールはことごとくレオナルドにクリアされるという、ワンパターンの攻めが続く。30分頃まで、シュートの気配が互いにまったく無い。28分、梁にイエロー。

30分過ぎ、ようやく動きが出る。31分、ジョニウソンのパスカットから、ロペスが上がってミドルシュート、相手DF。34分、山形がベガルタのパスミスをついてシュート、小針弾いてコーナー。36分、ロペスがエリア近くでシュート、コーナーへ。こぼれをつないで、最後は中央から、富田がノーステップのシュート、枠外。38分、山形のカウンター、3対3でピンチ、林のシュートは千葉に当たって助かる。ベガルタもラインを上げ、オフサイド・トラップを何本も嵌める珍しい試合だったが、やはり裏を狙われる。そして44分、ベガルタ左サイドに走りこんだ財前に、詰めないでいると、エリア内にもぐられ、ゴールライン際までえぐられてからの、ラストパス、中央でDFの間にいた北村に、楽々とヘッドを決められ先制を許す。ベガルタにほしいのは、この「えぐり」だったが、先にやられた。そのまま1点リードされて前半終了。

後半。リードされてさすがにベガルタも動きを早める。いきなり関口のドリブル突破から、エリア内までいくが打てず。3分、カウンター狙いが明確になってきた山形に、裏取られ、フリーのシュート許すが枠外。助かる。6分、中島が山形のエリア内にドリブルで侵入、大外刈りでPKかと思われたが、ノーファールの判定。その後、10分ごろまで、山形の守りに、後ろでゆっくり回しからの縦ポン、弾かれる、の繰り返しに戻る。サイドをドリブルでえぐって、オフサイドをなくしてから、シュートというのが見られない。12分、山形がベガルタゴール中央35mのフリーキック。頭上を縦に入れられ、シュートされるが、枠外。13分、裏取られ、ジョニウソンたまらずファールでイエロー、フリーキック与える。18分、ベガルタも山形ゴール中央で、中島が囲まれながら反転シュート、キーパ。

19分、磯崎に代わり田ノ上、入る。23分には、梁に代わり永井。このあと、山形レオナルドが治療で外に出ている間にコーナーのチャンスを得るのだが、生かせず。27分、山形にカウンターからフリーでシュートされるが、はずしてくれて助かる。30分、山形ゴール中央25mでフリーキックのチャンス、壁。32分、中田に代え萬代を入れる。3バック。練習は十分してるのだろうか。関口が右サイドへ。次第に動きが遅くなってきた山形に、サイドから揺さぶり始める。36分、コーナーのチャンスでは関口が蹴るが、ラインを割る。37分、永井がドリブルでえぐって、中央ロペスへどんぴしゃのクロス、ロペスはDFと交錯、決められない。39分、田ノ上にイエロー。そして43分、山形左サイドから富田がファーの中島へ、中島ヘッドで折り返して、フリーの永井がヘッドで狙い済まして決め、同点。左右に揺さぶった攻撃がようやく実を結んだ。

44分、山形のコーナー。ジョニがなんとかファールでとめる。ロスタイム4分。勝ち点3を取りにいきたいところだが、山形も選手を代えてプレスが厳しく、パスの出しところを狭めてきた。また、ベガルタ自体もフリーであっても、最後までクロスの精度が悪く、ベガルタでは、わざわざ利き足で無いほうに切り替えて、あさっての方にクロスあげる選手もいたりして、ぴりっとしないまま、ドローで終了。

このところ、劣勢の時は、ベンチの仕掛けが遅くなりがちで、逆転への時間的余裕がない。攻撃の工夫がない、は耳タコ。覚醒を待っていてもシーズンが終わってしまうので、練習で、引いた相手に対するバリエーションを植えつけていってもらいたい。ピッチや天候のせいなのか、個人の技量が足りないのか、ダービーにしては内容が無い中、山形の決定力不足に助けられ(こちらも良くはないが)、勝ち点1で納得するほかない試合だった。次節は首位札幌とホーム戦。もう一度集中を高めて、勝ち、生き残る。

シュート数:7-6、CK:7-2、FK:22-18 得点:永井篤志  警告:関口、富田梁、ジョニウソン、田ノ上  (相手)須田、根本、小原 主審:鍋島將起