2024-25WEリーグカップ 04節 10月9日(水)18:03 マイナビ仙台レディース 0-1 アルビレックス新潟レディース ユアスタ仙台
後藤
(楓)
大西 原 美和
(にいなY)
隅田 中島
(遠藤)
里緒 國武 長船 吉岡
(松永)
齋藤
前半の好機、決め切れず
サブは、清水、佐藤楓、松永、猪瀬、遠藤ゆめ、佐藤にいなY、石坂。
新潟Lは、GK平尾、DF有吉、白沢、山谷、園田、MF石田、上尾野辺、杉田、FW滝川、山本結菜、川澄。田中聖愛、道上は、ベンチスタート
少しずつ良くはなっているが、ブレークは未だ
カップ戦2連敗のマイナビ仙台レディースは、この試合に敗れると、1試合残してカップ戦のグループステージ敗退が決まる。
ホームで18時開始のカップ戦は、アルビレックス新潟レディースと2試合目。
2節では、後半出て来た田中聖愛にチャンスメークされたので、その前に決めておきたい。
マイナビ仙台は、決定力不足というより、シュートが皆無の試合が、リーグ戦2試合続いているので、まず、シュートし、できれば先制して、勝機を掴みたい試合。
試合の立ち上がりは、スピードと球際に優る新潟Lに圧倒され、大敗も覚悟したが、7分過ぎから、2度の決定機を先に作り、ようやく盛り返す。
その後は、新潟Lに押され気味ながらも、盛り返すなどして、一進一退の流れになるが、39分に、左サイドをフリーにしてのクロスから、中央の滝川にワンタッチで決められ、先制許す。
後半は、メンバーを代えながら、カウンターで好機を作る新潟Lに対し、マイナビは遠藤ゆめのドリブルからのシュート、佐々木里緒のミドルなどがあった、いずれも枠外。
新潟Lには、30分とATにフリーで決定機を作られるが、いずれもGK齋藤のファインセーブで防ぎ、追加点は防いだ。
ただ、後半はコーナーのチャンスを作るまではできたが、決定的なシュートは打てず、またも0-1で敗戦。グループステージ敗退が決まった。
右SB吉岡、FW後藤が好プレー
今期はじめでは、球際であっさり奪われたり、キックの力も、もうひとつに見えた、SB吉岡が、この試合では、自陣で相手を背負ってボールを失わず、かわして、ノーステップでキックを蹴り返すなど、フィジカルの強さが感じられるプレーが見られ、一段成長した感じ。
また、後半40分に、足攣りで交代したが、何度か前線まで上がる運動量も見せた。
今後は、佐々木美和とのコンビが、もう一段上がることを期待したい。
今日もワントップで出たベテランの後藤は、土曜のリーグ戦は出ていなかったので、休養十分。
この試合では、背負ってのプレーでも粘りを見せ収めたり、前半7分、シュートチャンスや、30分には、粘ってのパス出しでチャンスにつなげた。
消耗の激しいポジションであるが、うまく交代しながら使えれば、今後の後藤はやってくれそう。
選手にやや疲れ
中2日で、朝からの雨で重いピッチ、上下動がある大西、佐々木美和など、やや疲れが見られ、いいところまで上がりながら、トラップが決まらなかったり、クロスの精度を欠いた。
この試合では、なぜか、佐々木美和にラストパスのチャンスが何度かあったか、いつもとは少し違い、ボールが上がらなかった。
疲れがあっても、スタメンをがらり変えるチーム状況ではないので、難しいが、体調を整えて、次のリーグ戦に備えて欲しい。
中島をコーナーで決める側に
一方、衰え知らずに、動き回る中島依美。
この試合も、中盤、FW、コーナーキックとこなした上、危険地帯に素早く戻っての守備と、ひとりで、チームの水準をぎりぎり維持している。
味方のプレーにミスが多くなり、ちょっと、苛立っている時もあったが、こういうチーム状況の中、人一倍責任感の強い選手なので、そういう時もあるだろう。
だからというわけでなく、点を取るために、コーナーキックの担当を、他の選手に委ね、決める側に回ったらどうかと思う。
マイナビ仙台には、キッカーは隅田、佐々木美和や、右は佐々木里緒がいるが、ペナ付近で、こぼれ球に反応して決め切れる選手が少ない。
中島はヘッドもうまい。
密集が嫌なら、少し離れたところでこぼれを狙うのもいいし、ベガルタの中島元彦ではないが、決める側に回って、チーム得点の確率を上げる試みがあってもいいかと思う。
相手はそれだけで、マークが分散すると思う。
自分が蹴って決めるとの自負もあるかもしれないが、まずは、チームが点に近づくには何がいいが、検討してみて貰いたい。
原←→大西、遠藤ゆめ←→大西
自由に動き回ってチャンスを作る原、遠藤ゆめと、大西若菜がうまく絡むと、チャンスが作れる。
この3人とも、ひとりで最後まで打開のタイプではないが、それぞれが、巧くボールを運ぶ技、アイデアと、局面でのパス感覚は持っている。
この試合では、大西のフリックパスから、遠藤ゆめがドリブル前進してチャンスを作るなど、相手の守備を突破できる連携プレーがあった。
ただ、大西に少し疲労が見えて、精度も欠くところもあったが、整ってくれば、面白いと思う。
まだ、連携は、単発に過ぎないが、それぞれが絡みだし、シュートまでのイメージを共有できる所まで至れば、得点力も付いてくるだろう。
ユース佐藤にいなが、WEリーグ初出場
来年2月にトップチーム入りが内定している、ユースのボランチ、佐藤にいなが、初ベンチ入り、後半AT3分に原に代わって出場。
わずかな時間だったが、WEリーグ初出場を果たした。
中盤では、激しいボールの奪い合い、当たりがあるWEリーグ。
しっかりとフィジカルを整えて、次の機会に備えて欲しい。
ぎりぎりのメンバーでやっている状態なので、チャンスはこれからもあると思う。
前半
マイナビ仙台は4-2-3-1、新潟Lは、4-3-3か。
7分頃までは新潟Lがボールを握り続け、左サイドを中心に攻めてきて、シュートも打たれるが、枠外。マイナビ仙台は蹴り返すのみ。
しかし、先に決定機を作ったのはマイナビ仙台。
7分、マイナビ仙台、大西が左サイドをドリブルで上がり、最後は中央で後藤がシュート、DFに当たり、コーナー。
8分、右コーナーは佐々木里緒が蹴る。國武、うまく回り込んでフリーのヘッドは、クリアされる。
コーナー2本目、こぼれを中島がミドルシュート、枠外。
11分、新潟L、石田のミドルシュート、枠外。
14分、マイナビ仙台、里緒のサイドチェンジから、右の美和がカットイン、狙いすまして左足ミドルを狙うが、ブロックされる。惜しい。スタンドから見ていても、シュートコースが見えた。
23分、新潟L、山本がシュート、GK齋藤正面。
29分、新潟L、右から山本のクロスに、中央フリーで滝川ダイレクトで狙うが、空振り。助かる。
31分、新潟L、左から右へと展開、クロスからのこぼれを杉田がシュート、決まらず。
35分、このあたりからマイナビ仙台は、中島がFWに上がり、原がボランチに。
⚽39分、新潟L、左サイドをDF有吉がフリーで抜け出しクロス、中央滝川がボレーで決めて先制、0-1。
42分にも、有吉のクロスから回され、最後は園田がシュート。クリアし、左コーナー。ヘッド打たれるが枠外。
マイナビ仙台、國武のロングボール、中島や美和のクロスで攻めるが、前につながらず。
前半は0-1で終了。
シュートは、マイナビ仙台3本、新潟Lは6本。
後半
ハーフタイム、マイナビ仙台、隅田に代え遠藤ゆめが入り、左トップ下。大西が右に回る。
序盤は、前掛りのマイナビ仙台。
2分、マイナビ仙台、左サイドで大西がフリックパス、受けた遠藤ゆめがドリブル前進、ミドルシュートも枠外。
3分、マイナビ仙台、原のドリブルからペナ内の大西へ、トラップ決まらず。
11分、新潟L、川澄のシュート、枠外。13分にもミドルシュート打たれるが、齋藤正面。
14分、マイナビ仙台、大西がドリブルからのえぐりで、左コーナーを得る。決まらず。
17分、マイナビ仙台、中央35mでフリーキックのチャンス。佐々木里緒が狙うが、わずかに枠外。
20分、新潟L、MF上尾野辺に代えFW田中聖愛、FW川澄に代え道上が入る。
26分、マイナビ仙台、後藤に代え佐藤楓が入る。
28分、マイナビ仙台、ゆめが左サイドをドリブルでえぐり、左コーナー。中島のキックは、國武に合わず。
30分、新潟L、田中がスピードで振り切り、フリーで侵入、シュートも、GK齋藤がファインセーブ!
32分、新潟L、山本に代わり下吉が入る。
34分、マイナビ仙台、遠藤ゆめが左サイドをえぐって、速いクロス、楓スルー、ファーでフリーの美和、トラップ決まらず。
36分、マイナビ仙台、里緒が新潟ゴール前のこぼれ球を上がっていって、右足ミドルシュート、枠外。
37分、新潟L、フリーキックから下吉が侵入、シュート、齋藤正面。
38分、マイナビ仙台、遠藤ゆめにイエロー。
39分、吉岡が足攣り。
40分、マイナビ仙台、吉岡に代わり松永が入る。
新潟L、園田に代わり加村、滝川に代わり横山が入る。
42分、ここから新潟Lが立て続けにコーナー3本。
3本目の左コーナーは、枠内にヘッド打たれるが、GK齋藤がぎりぎり弾き出し、こぼれのシュートは枠外。
AT3分、マイナビ仙台、原に代わり、佐藤にいなが入る。
試合は0-1のまま終了。
後半、マイナビ仙台のシュート2本、新潟Lは、7本。
カップ戦3戦全敗で、1試合残して、GS敗退が決まる。
尚、この試合の前に、カラオケ大会があり、優勝者の御兄さんがハーフタイムに見事な歌を披露した。
シュート数: 5-13 CK: 5-4 FK:8-9 得点:(新潟L)滝川結女 警告:遠藤ゆめ 主審:小野田 伊佐子 入場:440人