WE05節:マイナビ仙台L 0-4 東京NB、個で圧倒されるも、決定機も2度

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2024-25WEリーグ 05節 10月13日(日)17:03 マイナビ仙台レディース 0-4 日テレ・東京ベレーザ  味の素フィールド西が丘


後藤
(楓)
遠藤 大西 美和
  (にいなY) 
原 中島
  
里緒 長船 國武 吉岡
(石坂)      
齋藤

遠藤ゆめフル出場

サブは、清水、松永未衣菜、猪瀬、隅田、佐藤にいなY、石坂、佐藤楓。
東京NBは、GK野田、DF三浦、村松、松田MF岩﨑、木下、山本柚月、北村、土方、FW松永未夢。鈴木陽、氏原は、ベンチスタート。


相手のドリブルを止められず。それでも粘る

正直、個の力の差は歴然。

東京のNBボランチ、木下のドリブルを始め、土方、山本柚月とアンダー世代の主砲を揃え、ほぼ全員に、スピードとドリブル力があり、球際も非常に強いうえ、左右前後と展開され、序盤と終盤は、なす術なかった。

その上、弱点のサイドの裏を、ドリブル、精度の高いロングボールで、徹底的に突かれる。

特にマイナビ仙台の左サイドを、山本、土方に次々狙われ、この二人に、前半で、PK含む3失点で勝負を決められてしまった。


それでも、切れずに、我慢強く、ボールを追ったマイナビ仙台の選手。

きつくても、つらくても、今は粘り強くやるしかない。

時間は短いが、チャンスや決定機も作れた。


フォーメーションは、個人的には、香車の佐々木里緒、石坂を使う時は、3バックで、前目から仕掛けさせ、WBからの攻撃にした方が、まだいいような気がする。

勿論、サイド選手も、攻撃の後は、頑張って戻り、守備にもっとタイトに参加しないと、勝ちにはつながらない。東京NBの選手の攻守の切り替えの速さを見て感じたと思う。

運動量は求められるが、やっていかないと。





後半、決定機2度

ミドル、ヘッドとシュート16本を打たれ、0-4と大敗ではあるが、マイナビ仙台Lが、流れを掴んだ時間もあった。

前半では、22分過ぎから、左サイドの遠藤ゆめ、佐々木里緒、大西のコンビで攻め上がる事が、2度、3度と続いた。

相手が2点取ってペースダウンした事もあったが、ここで、1点でも決め切ってしまいたかったところ。


後半は、カウンターから決定機が、2度あった。

14分、自陣の守備で右サイドにいた大西が、上手い反転からのサイドチェンジ。

左サイドのゆめが受けて前進。上がってきた佐々木里緒が左に寄せてきたフリーの大西につなぐと、左足のループシュート、バー!!

さらに、21分には、自陣の中島がロングボールを、右の佐々木美和へ。

こぼれをキーパーがクリアミスするところ、拾った美和がキーパーをフェイントでかわしてフリー、すかさずシュートも、サイドネット。角度がなかった。

後半3バックに代え、ロングボールがつながる時は、チャンスになった。あとは決め切るだけだが、前半で相当走らされていた事もあり、決め切れず。

隅田のコンディションは?

中2日、3日の連戦のせいか、隅田がスタメンを外れ、サブにはいたが、古巣相手の対戦で、後半も出てこなかった。

まあ、前半で試合の趨勢も決まっていたので、佐藤にいなに、経験を積ませるというのも、ありだとは思うが。

消耗するボランチであり、これまでも、フル出場は慎重に避けてきた感がある。怪我を抱えていない事を願いたい。

コンディションがいいなら、休養十分で、次の20日、AC長野戦で大暴れして欲しい。

遠藤ゆめフル出場、大西とのコンビに期待

今期初めて、スタメンでフル出場の2年目、遠藤ゆめ。

かなり、がおりながら(仙台弁)も、終盤でも、スプリントもそれなりやっていたし、体力はついてきたか。

小兵なので、ぶっ飛ばされることもあるが、この試合では、粘って、倒されても、ボールをつなぐんだ、という意地が見られるプレーが何度かあった。

大西とのコンビで、ドリブルから決定機に迫ったり、中島からのパスをうけて中央でシュートチャンスがあったが、ひとり、ふたりかわして決め切るまでには、まだ、もう一歩。

さらに、ダイレクトで狙う準備も増やしてもらいたい。

基本の体力が付いてきたのは、今後のベースになる。さらに向上を。

ロングボールの精度、守備への戻りは依然課題

あまり多くの決定機を作れない現況、少ないチャンスをシュートにつなげるには、パスの精度を上げるのみ。

ワンツーから一旦戻して裏に出す、CB陣のロングボールと、いいチャレンジは見られたが、精度がなかなか上がらない。

この試合では、守備に追われて、スペースに走り込めない事も多かったが、あと一歩という時も少ながらずあった。


もうひとつ、繰り返しになるが、守備の時間が多く、厳しいのは分かるが、攻め上がった後に、両サイドの守備への戻りは、ずーっとこのチームの課題。

ここを素早く戻って、複数人で守備できるようにならないと、勝利への道は遠くなる。

特に若手の選手は、個人としても、もう一段上を目指すには、ここをがっちり鍛える事が重要。当然わかっていると思うが。

そのあたり、成長が見られるのが、猪瀬選手。この試合では出番がなかったが。

さらに、攻守に貪欲にがんばって欲しいし、他の選手も、もう一段、守備での粘りを。


前半
マイナビ仙台は4バック、東京NBは、3バックでスタート。

東京NB、序盤から、マイナビ仙台のプレスをかわし、木下らがドリブルで持ち上り、左右に展開。

マイナビ仙台はボールを奪う事ができても、ラストパスを出す前にカットされてしまう。

⚽11分、東京NB、縦1本から土方が抜け出し、長船をかわして狭いシュートコースを抜いて、ゴール、0-1

13分、マイナビ仙台、原にイエロー。

⚽18分、東京NB、右サイドから木下がクロス、左サイド、フリーの山本柚月がゴール、0-2

⚽30分、佐々木里緒が山本にファールとの判定で、東京NBに、PK。山本が決めて0-3
映像で見ると、ほとんど足はかかってないように見えるが。

33分、東京NB、山本が左からラストパス、ゴール前に殺到されるが、ポール際、吉岡が体を張ってゴールを阻止。

前半のシュートは、マイナビ仙台0、東京NBは6。


後半
マイナビ仙台は3バック守備時5バックに変更。

4分、東京NB、木下のパスから、岩﨑がミドルシュート、GK齋藤弾く。

19分、東京NB、FWの樋渡に代え氏原が入る。

マイナビ仙台、14分に、大西のシュートがバー、21分には、佐々木美和がキーパーをかわしてのシュートはサイドネットと、決定機。


25分、マイナビ仙台、大西に代え佐藤にいなが入る。にいなはボランチ。原が前に行く。

30分、東京NB、DF松田に代え坂部、MF松永に代え木村が入る。

このあたりから、再び、東京NBがボールを一方的に支配。次々シュートを打ってくる。
疲労からか、次第にボールを奪えなくなるマイナビ仙台。

36分、マイナビ仙台、ワントップ後藤に代え佐藤楓、佐々木里緒に代え、石坂が入る。
石坂は右WB、左WBには佐々木美和が回る。

41分、東京NB、MF土方に代えFW鈴木陽、MF山本に代えDF柏村が入る。

⚽44分、東京NB、右サイドからゴール前で3人がからみ、最後はフリーの岩﨑のゴールで、0-4

追加時間は4分。
2分、遠藤夢っゆめから佐藤にいな、スルーパスに、佐々木美和、もう一歩。

後半のシュートは、マイナビ仙台3、東京NB11。




シュート数: 3-16 CK:2-6  FK: 6-11  得点:(東京NB)土方摩耶、山本柚月2(PK1)、岩﨑心南  警告:原  主審:大村琴美  入場:2,036人