WECUP03節:マイナビ仙台L 0-1ノジマステラ、後半にチャンス、あと一歩

2024-25WEリーグカップ 03節 9月25日(水)18:03 マイナビ仙台レディース 0-1 ノジマステラ神奈川相模原 相模原ギオンスタジアム


津田Y
遠藤 原
(石坂) 
菊地Y   美和
     (岩田Y)
隅田 中島
(猪瀬) 
松永 長船 吉岡
(楓)     
齋藤

後半は連続攻撃。パク ジェア初ベンチ入り

サブは、清水、佐藤楓、猪瀬、パク ジェア、岩田Y、石坂、後藤。2年目の長身177cmDFパク ジェア、初ベンチ入り。
ノジマステラは、GK池尻、DF浜田、大賀、長嶋、小野、MF伊東、平田、未南野、川島はるな、榊原、FW大竹。片山、根府、笹井優愛は、ベンチスタート。

土曜のリーグ2節から中3日で、アウエー連戦。カップ戦3節(マイナビ仙台レディースは2試合目)はノジマステラ神奈川湘南と対戦。

広島では28度と蒸し暑かったが、相模原は、気温20度で雨。やや強い風が吹くコンディション。

スピード、球際の差を感じる前半

前半は、動き出し、集散のスピード、球際の強さで勝るノジマステラが、次々と、マイナビ仙台のパスをカット、3バックの脇のスペースから、どんどん攻めて来る。

序盤からショートカウンター、サイド、中央からと次々シュートを打たれるが、いずれもGK齋藤の正面。

裏を取られて攻め込まれるので、中島がラインまで戻って、しばしば守備。

18分、左サイドでパスカットされ、大竹がポケットにフリーで抜け出て、右足でニア上をぶち抜く豪快シュート、先制され、0-1。


明らかな出足のスピードや球際の差に、この試合も失点を重ねるのではと、思ってしまったが、マイナビ仙台も、ぎりぎり、守備で粘る。

ただ、中盤でひっかかるので、それではと中島やGK齋藤がロングボールを蹴るが、風下のせいか、なかなか思う所に飛ばない。

前半終盤、GK齋藤のファインセーブで、流れを止める

マイナビ仙台は記録上、前半のシュートは1本だが、チャンスは2回作った。

6分、中島のサイドチェンジから、左のユース菊地がドリブルでカットイン、戻して、隅田がシュート、枠外。

41分には、右サイドを佐々木美和がドリブル前進、戻して、中島がシュート。

一方で、44分、右サイドで吉岡をかわしたクロスに、ペナ内にフリーで飛び込まれシュートを打たれるが、GK齋藤が反応よく弾き、こぼれも抑えて、ノジマステラの追加点は阻止。なんとか、後半につないだ。

風上の後半、ロングボールからチャンスを作る

マイナビ仙台は後半、頭から、CB左に長身の佐藤楓を投入。

守備では、フィジカルのあるノジマステラの攻撃陣にも、ペナ内でも、楓は体をいれてボールを奪い返し、攻撃では、ロングボールを前を走らせた。

前半とは逆に、相手のサイドのスペースに、左菊地、右石坂が走り込んで、相手を押し込み、ペースを作る。


後半10分過ぎから25分までは、マイナビ仙台の連続攻撃。

点の匂いがして、ここで決め切れば、結果も変わっていた気がする。

右サイドでは、佐々木美和や石坂のドリブルからチャンスメーク。中島、石坂にシュートチャンスがあったが、人大杉で阻まれた。

左サイドでは、津田の反転シュート、左コーナーから、長船のヘッド枠外と、あと一歩のチャンス。

ゴール前で連動からのシュート一歩手前までの形は、さまざまバリエーションが出来たが、詰めて来る相手をかわす、味方への落としがもう一歩。しかし、流れを作ることができた。

後半25分からノジマステラも反撃、一進一退

しかし、中3日の疲れが出始めた25分過ぎから、ノジマステラが再び、ボールを握り始める。

25分、マイナビ仙台ゴール前まで持ち込んで、長船をかわして榊原がシュート、危ない。

31分、上がった左の楓のクロスに、ファーでフリーの中島、シュートチャンスもトラップずれる。

その後、お互いに攻め込んでも、ラストパスがずれるなど、ミスが出始める。雨のピッチ、中3日の影響もあるか。

42分には、榊原が切り返しからのシュート、これは吉岡が体を張って止める。

44分、GK齋藤から津田へのロングキック、あと一歩。

最後は、ノジマステラが時間を使い始め、そのまま0-1で試合終了。



攻撃の連係が出て来た

後半の修正から、連続して攻撃するチャンスを作るところまで、できていた。

4試合勝ち無しだが、光が少し見えてきた。

あと一歩、誰にフィニッシュさせるかの絵を、もっと共有できるようになれば、点も取れるだろう。

今年のWEリーグはどのチームも、一段とプレイスピードを上げている。ゴール前の混戦など、シュートで振り抜こうとすると遅れる。叩く、合せる、ダイレクトシュートなど、常にどの選手も自分が狙う意識で行きたいところ。

また、怪我人多発の現況では、前半で失点してしまうと苦しい。

なんとか勢いこんでスペースを狙ってくる相手を押し留めて抑え、ヤングのスピードを活かすなどして、先制できるような展開で、乗り切っていきたい。


前半
マイナビ仙台は3-4-3。國武は前節の腕怪我?のせいか欠場で、松永がCB左でスタメン。

ノジマステラは4-3-3か。前半は、マイナビ仙台が風下。

⚽18分、ノジマステラ、マイナビ左サイドで榊原がパスカット、裏でフリーになった、大竹が、左からニアをぶち抜くゴラッソで、先制、0-1

25分、マイナビ仙台、遠藤ゆめに代わり石坂が入り、トップ下。(監督談:貧血とのこと)。

前半のシュートは、記録上、マイナビ仙台1本、ノジマステラ6本と、攻められた。


後半
後半は、マイナビ仙台が風上。

マイナビ仙台、松永に代え佐藤楓が入りCB左。石坂はトップ下右に。

石坂が得意のドリブルでゴールライン際まで入り込むが、相手も左足側をケア。

15分から25分にかけて、マイナビ仙台が押し込み、セカンドを拾い、連続攻撃。

20分、マイナビ仙台、隅田に代わり猪瀬が入り、左SBの4バック気味。原がボランチに回る。

32分、ノジマステラ、川島に代え片山が入る。

34分、マイナビ仙台、佐々木美和に代わりユース岩田が入る。これで、ピッチ内のマイナビ仙台にユース3人。

このあたりから両チームに疲れか、ミスが増える。

38分、ノジマステラ、南野にイエロー。

42分、ノジマステラ、伊東に代わり笹井が入る。

45分、ノジマステラ、片山にイエロー。

AT3分、ノジマステラ、南野に代え藤原を入れる、時間使い。

後半のマイナビ仙台のシュートは3本、ノジマステラ1本と、互いに攻める時間はあっても、決め切れない展開だった。

シュート数:4-7  CK:2-3  FK: 9-6  得点:(ノジマステラ)大竹麻友  警告:(ノジマステラ)南野、片山  主審: 柳 彩乃   入場:389人