2021-2022 WEリーグ20節 5月7日(土)13:00 マイナビ仙台レディース2-3 三菱重工浦和レッズレディース ユアスタ仙台
池尻 白木
原
高平 矢形
(万屋)
長野 隅田
(浜田)
楓 市瀬 國武
(武田)
松本
サブは、齊藤、西澤、万屋、船木、西野、浜田、武田。宮澤は欠場。
浦和Lは、GK池田、DF清家、高橋はな、南、佐々木繭、MF柴田、安藤、水谷、猶本、FW塩越、菅澤。島田、植村、遠藤優はベンチスタート。
この試合は、敗戦とはなったが、後半戦で一番の、闘志溢れる試合で、勝利への拘り、諦めない心を、具体的にプレーで表現できていて、行って良かったと思える試合だった。
とりわけ、原が、試合終盤まで走り回り、球際を粘るファイト溢れるプレー。隅田、長野のボランチ陣も当たりが違った。
後半、セットプレーから立て続けに3失点した課題はあるが、諦めずに白木の落ち着いた同点ゴール、久々にセットプレーからの高平の得点と、追いすがった。
前半。
マイナビ仙台Lは宮澤欠場で、原がトップ下の、3-4-3か。
今日は、立ち上がりから寄せを速くしていくマイナビ仙台Lだが、ボールは握られる。
1分、浦和Lいきなりフリーキックからコーナー、猶本のキックはしのぐ。
6分、浦和Lが右奥30mでフリーキック、猶本は直接狙うが枠外。
7分、ワンツーで矢形が抜けだし、最後は白木がシュート、ヒットせず。これで右コーナーを得る。キッカーは原。これはキーパー。
8分、浦和Lのカウンター、右から裏狙い。ここは長野が両足揃えてボールを止めて、すかさずロングボール。受けた白木が左からシュート、枠内もキーパー。
10分、マイナビ仙台Lが右コーナー。原のキック、こぼれを楓がつなぎ、隅田がクロス、ノーステップで白木がシュート、ヒットせず、キーパー。
13分、右サイドでパスカットした矢形がドリブルで上がりシュート、枠外。
14分、矢形が足を捻る?が再びピッチへ。しかし、走れず倒れ込む。左膝靭帯か?この後、選手達は給水。
17分、結局、矢形は担架でピッチ外。矢形に代わり万屋が入る。原が右MFに回り、高平が下がって4バック?
19分、浦和Lのコーナー、ニアを狙われるがクリア。
23分、カウンター、万屋のスルーパスはクリアされるが、拾った隅田がミドルシュート。
25分、浦和Lにボールを回され、右コーナーを与える。クリア。
以降、浦和Lの時間が続く。
28分、浦和Lがパスカット。右からクロスを入れられるが、流れる。
29分、右奥40mのフリーキック。楓がヘッドでクリア。右コーナーを与えるが、これもしのぐ。
31分、浦和L、塩越がドリブルからのクロス、これで右コーナーを与えるこれはキーパー。
マイナビ仙台Lプレスをかけているが、パスを前に送れず。マイボールも取り返される。
35分、高平のインナーラップ、クロスはもう一歩。
37分、浦和L、左からのクロス、シュートはヒットせず。
38分、右奥35mから浦和Lのフリーキック、クリアを拾われてシュートされるが枠外。
42分、隅田、原ががしっかり寄せてのカウンター、シュートまではいけず。
追加時間は3分。
浦和Lに回され、國武かわされて、右からのシュートはGK松本。
前半の前半はチャンスも作ったマイナビ仙台Lだが、矢形が負傷退場してからは、チャンスが作れなかった。それでもスコアレスで終了。
後半。
⚽3分、浦和Lが右奥30mのフリーキック。ペナ内で一瞬お見合いしたところ、塩越に前に出られてフリーでヘッドを決められる。0-1。
これまでなら、リードされるとしゅんとしてしまうマイナビ仙台Lだが、この試合は違った。
4分、隅田が粘ってクロス、高平がフリーで突っ込むが、もう一歩。
7分、白木が中盤で受けて反転シュート、枠外。
⚽8分、中央球際で原が粘り、スラィディングでボールを前に転がすと、これがスルーパスになり、白木がドリブル前進。フリーとなって豪快にシュートを決め1-1。意地を見せる。白木は今季8ゴール目。
14分、今度は白木が体を張って、前にボールを送ると、池尻がドリブルからの右足シュート、ブロックされる。
⚽15分、しかし、また右奥35mで浦和Lのフリーキック。走り込んだ、フィジカルのある高橋はなに高い打点でヘッドを決められ、1-2。再びリードを許す。
⚽17分、浦和Lの左コーナー。今度はボールがこぼれるところ、南に逆方向に流し込まれ、1-3。と、短い時間で追加点許す。
20分、國武に代え武田が入る。楓が右SBに回り、CBに高平、万屋が左SBか?
24分、パスカットされ、ドリブルからフリーでシュート打たれるが、ここはGK松本がセーブ!コーナーもしのぐ。
31分、右サイドで原がフリー。クロスに白木、合わず。
⚽32分、浦和Lペナ右横でフリーキックを得る。長野のキックに、飛び込んだ高平、ボレーで押し込み、1点返して2-3。今日は諦めない。高平は今季初ゴール。
35分、浦和Lがボールを回して、菅澤のシュート、枠外も左コーナーを与える。これもしのぐ。
39分、隅田に代え浜田が入る。原がボランチに入り。前に4人FWを揃え、武田が右に回る。
40分、浦和Lは、塩越に代え遠藤を入れる。
42分、浦和Lのコーナー。時間使いに入る。これは阻止。
追加時間6分。
なかなかボールを取れないマイナビ仙台L。3分、高平にイエロー。40mフリーキックはしのぐ。
4分、浦和Lは清家に代え島田を入れ、時間使い。
最後は、超攻撃的布陣にしたが、シュートチャンスまで作れず、2-3。
短時間のセットプレーで3失点が痛かったが、リードされても、追いすがる姿は、今季初。この姿勢を残り2戦でも発揮して欲しい。
今日欠場の宮澤は、怪我でなければいいが。そして矢形がセレモニーに松葉杖で登場。ひざ下に包帯だったので、靭帯なのか?軽いことを祈る。
さて、今季ホーム最終戦ということもあって、試合後にセレモニー。
いつも市長の挨拶と、社長の決意表明と、浜田主将の涙ながらの挨拶があった。怪我で長期離脱したのが悔しかったんだろうね。
まだアウエー2戦があるので、いい試合をして欲しい。
この試合では、入場する時、ブルーのカーネーション「ムーンダスト」の花が配布された。花言葉は永遠の幸福。
母の日が翌日であるが、ホーム最終戦とあって、ママ以外の人にも感謝を気持ちをと、マイナビのカラーでもある、ブルーカーネーションとしたのではないかと思う。
さまざまのグッズの配布や、女児のサッカー体験会、縁日企画ほかイベントを工夫し、社長がエントランスで、案内役まで率先してるのを見るのは、応援する者としては、ぐっとくるものがあるが、やはり一般の来場者を、最も引き付けるのは、試合での勝利、そして内容である。
その意味では、敗戦は悔しいが、見るものを引き付ける試合だった。
シュート数: 8-8 CK: 2-10 FK: 10-13 得点:白木 星、高平美憂 (浦和L)塩越、高橋はな、南 警告:高平 (浦和L)佐々木繭 主審:松尾久美子 入場:1,364人