14節:ベガルタ仙台1-3東京V、反撃の好機逃し、サイドを執拗に攻められ敗戦。名倉が初ゴール。

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2022 J2 14節 5月4日(水)14時03分 ベガルタ仙台1-3東京ヴィルディ 味の素スタジアム


カルドーゾ 皆川
(富樫)(遠藤)
氣田    名倉

吉野 フォギーニョ
(中島)(鎌田)   
内田 キム 平岡 加藤
      (真瀬)
小畑


サブは、ストイシッチ、真瀬、若狭、鎌田、遠藤、中島、富樫。

東京Vは、GK高木和、DF深沢、馬場、谷口、MF森田、加藤弘堅、梶川、加藤蓮、FW新井、佐藤、杉本。川村、橋本、バスケスバイロンはベンチスタート。

ベガルタは、5連戦の4戦目とあって、2トップを入れ替え、連続出場右SBの真瀬に代わり加藤、ボランチは吉野、フォギーニョのコンビのスタメン。

試合は、両サイドにキープ力のあるアタッカーを持つ東京Vに、左右の展開から、サイド攻撃で何度も好機を作られ、中央、ファーでピンポイントで合され3失点。

特に、右利きの新井には、後半ベガルタの右サイドの移り、執拗に裏を取って、ゴールライン際から、何度も、左足のクロスで決定機を作られ、2点目、3点目を演出されてしまった。

新井が持つと、キープできると信じて、東京Vの選手が何人もペナ内に入ってくるので、厄介だった。

ただ、勝負の流れとしては、いきなり先制された後、前半23分カルドーゾのキープから、最後名倉が決めて、1-1同点となり、その後の前半、2点目を勝ち越される後半17分までは、ベガルタにも決定機があり、ここで先に2点目を上げていれば、また違う展開になっただろう。

名倉には2点目、皆川やカルドーゾにも、フリーでヘッドのチャンスがあったが、決め切れなかった。

ベガルタの場合、サイドだけでなく、中央の縦パスからの攻撃を増やしたいところだが、東京Vの集散の速さに、なかなか思うように展開できず、後半選手を代えてみたが時間も無かった。

サイドの守備は、開幕からの課題。今後とも、上位チームにはキープ力ある選手が多いので、1対1の強度とか、どう連携で塞いでいくか、という問題は確かにある。

しかし、攻撃力をまったく発揮できなかった訳でもないので、そんなに下を向くことはないと思う。

以下、簡単に経過。

前半
立ち上がりから、東京Vは、CBの持ち上がりから、左右に振ってのサイド攻撃を仕掛けてくる。

⚽2分、ベガルタの右から、加藤をかわして、東京V杉本がえぐってのクロス、CBの間、氣田の前に飛び出た森田にどんぴしゃヘッドを決められ0-1と、いきなり先制される。

これで東京Vがボールを支配。

7分、右ライン際で東京Vのフリーキック35m。これはクリア。

11分、東京Vのロングボールは流れる。

13分、名倉から加藤でサイドを上がるが、ファール。

14分、センター付近で、新井がファールでイエロー。

18分、名倉から氣田へのパスは追いつけず。

19分、東京Vのミドルシュート、GK小畑が前にこぼし危なかったが、クリア。

21分、キムから皆川、はたいて名倉、上がった加藤とつなぎ、クロス。皆川には合わず。

⚽23分、吉野のスルーパスに抜け出したカルドーゾがDFを跳ね除けながら、ゴール右ポスト際までえぐり、折り返し。皆川がダイレクトで合わせるが、バー。弾くところ、中央詰めていた名倉がボレーシュートでゴール、1-1。早い時間で追いつけた。

24分、氣田が中央ドリブル前進、パスは弾かれるが、こぼれをフォギーニョがミドルシュート、枠外。

26分、今度は東京Vが、右から左へ展開。新井がカットインからシュート、バーの上。

29分、東京V新井が左から侵入、クロスから、縦に走り込まれヘッド打たれるが、これはクリア。さらに右からのシュート打たれるが、枠外。

31分、ベガルタが、東京Vゴール前でボールを回し、内田が縦に仕掛けてクロス。左コーナーを得る。キッカーはレフティの内田。ここはファールで終了。

34分、東京Vがボールを回し、DF深澤が裏に抜け出しニアからシュート、枠外。

35分、東京Vのゴールキックミスをつないで、名倉が右に流れながらフリーでシュート、これがバー!こぼれをさらに右から皆川がダイレクトシュート、キーパーキャッチ。惜しい。

36分、東京VのCB馬場のミドルシュート、で左コーナー。さらに右コーナーとされるが、守る。

40分、東京Vの加藤弘堅が足首痛め、一時ピッチ外も戻る。

追加時間は2分間。スローインからカルドーゾがキープで右コーナーを得る。内田のキックに、フリーでカルドーゾのヘッドも、のけぞり気味で枠外。

前半序盤は東京Vに攻められたが、追いついてからベガルタも押し返し、ほぼ互角で終了。シュートはベガルタ6本、東京V7本。

後半
東京Vは杉本に代え、バスケスバイロンを入れ、ベガルタの左MFへ。左にいた新井が右に回る。これにやられた。

4分、右から吉野のサイドチェンジ、左につながらず。

5分、東京V新井が右から侵入、切り返してシュート、右コーナー。さらに、新井のクロスに加藤弘堅のヘッド、これは囲んで枠外。

7分、内田のクロスを皆川落とし、カルドーゾのボレーは合わず。さらに、カルドーゾからパスを受けたフォギーニョがミドルシュート、キーパー。

8分、東京Vベガルタゴール角、30mのフリーキック。これを加藤弘堅のヘッドで合わせられるが、小畑抑える。

9分、ベガルタは吉野に代え中島を入れる。

10分、ベガルタが右コーナー。キッカーは中島。こぼれをファーから皆川フリーでヘッド、たたきつける、キーパー。

15分、東京V新井が右からの仕掛け、加藤はころんでしまい、東京Vが右コーナーを得る。これはしのぐ。

⚽17分、また新井が、ワンツーを使って裏から侵入、ゴールライン際からの左足高速クロス、キムの前に出た佐藤凌我に合わせられ、勝ち越し許す。1-2

この後は、東京Vぺース。

18分、ベガルタは、カルドーゾに代え富樫、加藤に代え真瀬を入れる。

19分、東京Vカウンターから、新井がカットインシュート、右コーナーを与える。これはしのぐ。

22分、ベガルタようやくカウンターに入るが、パスが乱れ、シュートまでいけない。

24分、中央から中島がミドルシュート狙うが、枠外、

25分、ベガルタ、内田から皆川、ためて受けた氣田がドリブルで上がるが、ライン割る。

その後、ベガルタがボールを持っても、すぐ寄せられ、後ろ向きのプレーになる。

28分、東京Vがベガルタペナ右角からのフリーキック。クリアして左コーナー。しのぐ。

30分、東京Vは梶川に代え、阿野を入れる。 ベガルタも皆川に代え遠藤、フォギーニョに代え鎌田を入れる。

東京Vに後ろで回されて、寄ると後ろに出される。

36分、左の氣田からのパスを中央鎌田スルー、後から中島シュートも、ブロックされる。

38分、中央鎌田がドリブルからシュート、ブロックされたこぼれを中島シュート、枠外。

⚽39分、東京V、ベガルタエリア右サイドのスローインから味方の陰を通り、新井が真瀬の股抜きで裏に入り、えぐってのクロス、ファーサイドでバイロンがフリー。トラップからシュートを決められ、1-3。トドメ。

40分、東京Vは、MF加藤弘堅に代え DFンドカボニフェイスを入れる。

41分、氣田から遠藤とつなぎ、スルーパス、合わず。

41分、東京Vは、新井に代え17歳橋本、佐藤凌我に代え河村を入れる。

なかなかチャンスを作れないベガルタ。

追加時間は4分間。
氣田が左から侵入、倒されるが、ノーファールの判定。

1分、左から遠藤のクロスに、やや遠目から富樫のヘッド、勢いなくキーパー。

2分、ベガルタが右コーナー。遠藤のキックの氣田がヘッドもクリアされる。

試合は結局1-3で敗戦。

GWで3連勝し、味スタには、かなりのベガサポがかけつけ、ベガッ太も誕生イベントに呼ばれるなど、したが4連勝はならず。

それでも、名倉に待望の初日。カルドーゾ、今日もチャンスメーク。内田のコーナーキックも合ってきている。

シュート数: 12-14 CK:4 -7  FK: 11-13  得点: 名倉 巧 (東京V)森田、佐藤凌我、バスケスバイロン  警告:(東京V)新井  主審:谷本 涼  入場:12,521人