2021-2022 WEリーグ18節 4月24日(日)13時 マイナビ仙台レディース1-0ちふれASエルフェン埼玉 ユアスタ仙台
宮澤 池尻
(白木)
船木 矢形
(万屋)
原 長野
(隅田)
高平 市瀬 楓 猪瀬
(浜田)(國武)
松本
サブは、斎藤、西澤、國武、万屋、隅田、浜田、白木。
AS埼玉はGK浅野、DF加藤、岸、木下、金平、MF鈴木、瀬野、三浦、吉田、瀬戸口、FW祐村。荒川、サリナ ボールデン、西川明花はベンチスタート。
今節は、前節、日テレを破って最下位脱出した、ちふれASエルフェン埼玉との対戦。
ここ2戦、春先の連動が消え、連続完封負けとなっていたマイナビ仙台レディースは、ボランチに原、左MFに船木を入れ、キーパーを松本に戻すスタメン。4-4-2でスタート。
しかし、前半は、連敗中からの流れ引きずる展開で、AS埼玉に対して寄せが遅れ、プレスを受けての苦し紛れのパスが多くなって、攻撃が単発。連携からの攻撃が少なかった。
また、自分が決めなければ、という思いが強過ぎたのか、早めのミドルシュートが多く、流れを作り切れなかった。
しかし、後半は、連動を取り戻すと、怒涛の攻撃でゴール前に攻め込み、ついには佐藤楓のゴールで勝ち切った。
前半。
6分、右サイド池尻が、ループ気味にミドルシュート狙うが枠外。
7分、カウンター、原から高平のスルーパスからのシュート、キーパー正面。
9分、長野のロングボール、裏の池尻がシュート、枠外。
12分、AS埼玉、祐村がロングシュート、GK松本正面。
19分、左サイドでつながれ、あわや。
マイナビ仙台、プレスのかけるタイミングが遅れ、かわされてパスを出されるシーンが多くなる。
20分、AS埼玉の左コーナー。キーパーパンチ。
22分、高平から原にパスが通り、中央からのシュート、バーの上。
その後は、次第にパスが合わなくなる、マイナビ仙台。
31分、猪瀬が足首を蹴られて、プレーを続けるが、しばらくしてピッチ内に倒れ込む。
34分、AS埼玉のカウンター、ミドルシュート打たれ、ポスト!危なかった。マイナビ仙台、カウンターから船木がシュート、キーパー。
36分、猪瀬に代わり國武が入る。國武がCBに回り、佐藤楓が右SBに。
39分、楓のロングボールに、宮澤走りこみ、追いついてクロスも、合わない。
42分、右サイド矢形がドリブル侵入、ニアからシュート狙うが角度無し。中央にフリーで宮澤がいたのだが。
後半。
船木に代え万屋、池尻に代え白木を入れる。白木ワントップで、宮澤は下がり目か。
後半は、選手が動いてワンタッチのパスなどで、相手を棒立ちにして崩していく連携が復活。
さらに、頻繁なポジション・チェンジで相手を攪乱。パススピードも上がる。
7分、長野からパスを受けた市瀬のスルーパス。左サイド、上がった高平のクロスに、ニアに走り込んだ白木が、ダイレクト右足アウトサイドで、枠内シュートも、キーパーに阻まれる。
9分、ワンタッチでつないで、裏に抜け出た矢形が、右からのクロス、フリーの万屋がヘッドを狙うが、枠外。
14分、原からパスを受けた万屋のクロスに、中央遠目から原がダイビングヘッド、惜しくもバー。
18分、長野と万屋の意図が合わず、パスカットされてカウンター狙われるが、市瀬がファールで止める。市瀬にイエロー。これはやむなし。
その後、AS埼玉にフリーキックからのこぼれをつながれて、シュート打たれるが、松本セーブ。
19分、自陣からのロングボールを、宮澤が強引にシュート、枠外。
20分、高平に代わり浜田が入る。佐藤楓がCB左の3バックか?この後は、楓と万屋が入れ替わりながら、攻撃参加していく。
24分、中央白木が反転シュート、グランダー枠内も、キーパー正面。
26分、AS埼玉は瀬戸口に代え河野を入れる。
27分、左サイド万屋のクロスに、右大外の矢形のヘッド、たたきつける枠内もキーパー。
⚽そして34分、右サイド、白木のスルーパスに抜け出した矢形が、折り返しのパス。ニアで浜田が空振りするが、これがフェイントとなり、左から詰めていた楓がスラィデイングシュート、ボールは、DFとキーパーの股間をすり抜けゴール。1-0。
3試合ぶりに、連携からのゴール。佐藤楓は2018年以来、WEリーグでは初ゴール。前半から、様々なポジションで体を張っていたが、ゴールで報われた。
35分、AS埼玉吉田のミドルシュート、枠外。
36分、右サイドで浜田がスピードに乗ったドリブル前進、その後はつながらず。
37分、万屋から裏の白木のスルーパス、オフサイド。惜しい。
39分、AS埼玉は、3枚替え。DF金平に代え松久保、DF加藤に代え中村、FW祐村に代えサリナボールデンを入れる。
41分、AS埼玉三浦にシュート打たれるが、松本正面
追加時間は3分も守り切って、1-0で3試合ぶりの勝利。
後半になって、マイナビ仙台らしさが戻った。
まず、ラインを上げコンパクトに。
相手への詰めのスピードを上げ、厳しく当たってボールを奪うと、動きながらワンタッチのパスで攻め上がる。
左から万屋が精度の高いクロス、右から矢形が詰めたり、逆にドリブルで切れ込んで、折り返す。
チャンスの時は、複数人がペナ内に入っていきシュートを狙う。
このあたりの連動を、3バック、4バックと可変しながら、自信を持ってできるようになった。
期待の浜田は、大分スピードが戻ってきた。さらに、球際の踏ん張りが、恐れずにできるようになれば、チームの攻撃力が増す。
久々の勝利で、チームとしても勝ち方を思い出したと思う。
残り5試合、持ち味を、控え組の選手も積極的に取り込んで、2位確保を狙ってほしい。
猪瀬の怪我は、軽いことを祈るのみ。
それにしても、AS埼玉は、全員長袖ユニで、萌袖仕様w
マイナビ仙台の、半袖のマッチョ仕様とは好みが違うのか。
それはさておき、昨年のなでしこ1部得点女王で、元ベガルタ仙台レディースFWの西川選手のプレーも見てみたかったが、競争も激しいのだろう。来年会いましょう。
シュート数: 14-6 CK: 3-3 FK: 6- 10 得点:佐藤楓 警告:市瀬 主審:曽根 美宇 入場:876人
タグ:佐藤 楓