第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)のサッカー女子は、男子のほぼ1日後の日程で、7月25日から8月10日まで開催されます。
以下、日程と結果備忘録。
サッカー女子日本代表日程
⚽グループステージ
グループC(日本時間/中継)
- 7月26日(金)00時 日本 1-2 スペイン NHK総合
4バックで、守備的に構える日本。日本は清家、古賀らにやや髙田さが見られ、マイボールをつなげない。
スペインも、初戦の緊張かやや動きが硬かったが、次第に、バロンドールのボンマティを中心に、"ティキタカ"で、日本にボールを触らせず、日本の保持には素早く寄せて奪い返しに来る。
それでも、カウンター狙いの日本は、前半13分に、右サイド奥25mでフリーキックをゲット。これを藤野が直接決める鮮やかなシュートで先制、1-0。
ただ、これで火がついたスペインがボール回しを早めると、日本はボールをまったく保持できない展開に。
22分、ボンマティが裏に抜け出し、パスを通され、フリーで決められ1-1同点。
後半になってとほぼスペインが保持。さらに、23分で清水が負傷退場(のちに帰国)と重要なサイドアタッカーがいなくなって、チャンスが作れない。
29分、スペインがゴール前で執拗に回し、最後は、ペナ内を、左から右に流れたカルデンティに降り切られ、決められ、2-1と勝ち越しを許し、そのまま逃げ切られ、初戦は黒星スタート。長野、宮澤はフル出場。 - 7月29日(月)00時 日本 2-1 ブラジル フジ系列
日本は3バックに変更。右WBに古賀、左に守屋を置き、積極的にボールを奪いにいく。
ブラジルはベテランマルタを中心に攻撃を展開してくるが、決定機は作らせず。
日本は宮澤が裏を抜けてクロスなどでチャンスを作る。カウンターから、田中に決定機があったが、打ち切れず。前半ATにも攻め込み、相手ハンドでPKゲット。
しかし、田中が枠内に打つも、読まれて止められる。
後半、ブラジルは3枚代え。
すると、カウンターからマルタのパスに抜け出した、後半出場のジェニフェルに決められ、0-1と先制許す。
日本はスタメンの浜野に代え植木を入れる。19分には、守屋のクロスに、田中がワントラップからボレーシュートもキーパーのファインセーブに阻まれる。
日本も反撃を続けるが、要所でパスカットに会い、なかなかシュートまでいけない。
35分、日本あh宮澤に代え千葉、守屋に代え19歳谷川を入れる。谷川がボランチで、長谷川を前に上げる。
谷川がボール際でため、攻撃参加と流れを変える。40分ブラジルは、マルタを交代させ逃げ切るを図る。
しかし、谷川が、ATに右サイドから仕掛け、相手のハンドを誘いPKゲット。これを主将の熊谷が、確実に決め1-1と土壇場で追いつく。
さらに2度のPKがVARで、追加時間が10分あったのが幸い。
AT6分、相手ゴール前でパスカットした谷川が、キーパの位置を見て、ロングシュート、キーパーの頭上を巻いて落ちる鮮やかな逆転ゴール。
日本は時間使い、すでにマルタがいないブラジルは、さすがに慌ててそのまま試合終了。日本が19歳谷川らの活躍で大逆転勝利。グループリーグ突破に希望が見えた。 - 8月 1日(木)00時 日本 3-1ナイジェリア NHK Eテレ
3戦目ほぼ同じメンバーで動きが重そうに見えるナイジェリア。左SBには、マイナビ仙台Lにいたオケケがいる。
日本は、長野、宮澤、南、古賀に代え、植木、林、石川、怪我から復帰の北川を入れるなどフレッシュなスタメン。
3バックでWB左の北川、右の守屋がサイドを上がってクロス、初スタメンの植木仕掛けでチャンスを作る。
22分、長谷川のスルーパスに抜け出した植木が、キーパー前まで迫り横パス、飛び込んだ浜野がフリーで押し込んで先制。
さらに、32分、右の守屋のクロスに植木がどんぴしゃヘッド、バーに当たった跳ね返りを田中美南がスラィデイングで押し込んで2-0。
2失点されてナイジェリアも前ががかりになり、ボールをつなぎはじめ、42分、中央から ECHEGINI がミドルで決めて2-1と1点返される。流れが相手に渡りかけたところで、AT5分に、ゴール右25mでフリーキックを得ると、北川が巻いた完璧なシュートを、左足で直接決めて3-1と再び2点差とした。
後半は、2点差でやや意気消沈の相手に対し、清家、長野、宮澤、千葉、谷川を投入、長谷川、田中も休ませた。日本はフレッシュなメンバーでボールを回し、大きなピンチもなく快勝。勝ち点6で2位でGS通過を決めた。
⚽ノックアウトステージ
- 準々決勝
8月 3日(土)22時 日本 0-1 アメリカ テレビ朝日系列・Tver
日本は3-4-3。怪我で欠場していた藤野を清家と共にトップ下でスタメン起用。左WBに北川、右WB守屋。組織的な守備で、アメリカの攻撃を封じる一方、攻撃では、なかなか決定機を作れず。
0-0で迎えた後半浜野の代え清家、田中に代え植木を入れ、さらに36分に、藤野に代え宮澤を入れるが、チャンスを作るものの決定機を作れず、なんとかアメリカの攻撃をしのぐ展開で延長戦へ。
すると、延長前半AT2分に、ロングボールからロッドマンのカウンター走り込みから抜け出されゴールを決められ、先制を許す。
リードされた延長後半には、長谷川に代え林、北川に代え千葉と入れる、最後は高橋はなを上げるパワープレーなど、若手に期待したが、打開できず、敗戦。
この試合、ブラジル戦の立役者が、谷川が風邪でベンチ外というのも痛かった。 - 準決勝
8月 7日(水)ブラジル 4-2 スペイン
アメリカ1-0ドイツ - 決勝
8月11日(日)00時 ブラジル-アメリカ