11節:ベガルタ仙台2-0琉球、氣田、カルドーゾが二人で1G1A、久々の選手も勝利に貢献

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2022 J2 11節 4月23日(土)14時03分 ベガルタ仙台2-0FC琉球 ユアスタ仙台


カルドーゾ 皆川

氣田   名倉
    (鎌田)
中島 吉野 
  (フォギ)
石原 キム 平岡 真瀬
(若狭)(加藤)
小畑
(ストイシッチ)

サブは、ストイシッチ、若狭、加藤、フォギーニョ、鎌田、遠藤、富樫。
小畑今季初出場。カルドーゾ初スタメン。吉野、遠藤、鎌田は久々。
琉球は、GK田口、DF上原、岡崎、福村、田中、MF武沢、富所、池田、沼田、清武、FW草野。人見、上里はベンチスタート。阿部拓は欠場、

現在最下位の琉球に対して、相手のシステム変更など、対策も取ってきたというベガルタ。

ベガルタは、キーパーに2年振りスタメンの小畑、ボランチには怪我明けの吉野、2トップには今季初スタメンのカルドーゾを入れるなど、5連戦対策とチーム力アップを狙う。

久々の選手をスタメンに使いながら、相手にどんどんプレスをかけて、チャンスを作るベガルタ。後半それが相手のミスを誘い、氣田、カルドーゾのコンビで2点を上げて勝ち切った。

また、ボランチ出場の中島が、この試合でも球際の粘りノーファールで突っかけ、倒されてのキープからパス出しと、魅せるプレーを連発。

後半、久々出場の鎌田も変態パスや、しっかりつなぐスルーなどで魅せた。

前半から相手の3バックにプレッシャーをかけ、ひっかけてボールを支配するベガルタであったが、持てる分、逆に展開が遅くなり、なかなか崩し切るまでは至らず、逆に琉球に、縦パスからの展開で、反撃も許したが、決定力の差があり、失点は無なしで前半を終えて、後半につながった。


前半
開始1分、ボランチ中島があいさつ代わりの、30mミドルシュート、枠内だったが、キーパー弾きだす。

5分、真瀬が右からのクロス、キーパー弾くが、中央詰められず。

7分、中央から中島が絶妙浮球パスを裏へ。DF振り切りながら、カルドーゾがダイビングヘッド、これは枠外。

9分、琉球、清武のミドルシュートは小畑。

11分、ベガルタのカウンター、中島から右サイドのカルドーゾへ振ると、えぐって中央へのパス、キーパー弾くが、こぼれは届かず。

14分、CBキムテヒョンから、右奥のカルドーゾへのロングボール、折り返しに中島の浮き球パス、皆川の頭上。

以後、両チームお互いに前進できず、まったりとしたパス回しの時間。

23分、ワンタッチでつなぎ、最後は中島がロングボール、もう一歩。

25分、キムが前に出ていくが、かわされて裏を取られる。ここは、皆川まで戻り守備。前に出るのはいいが、簡単にボール失うのは、要修正。

29分、名倉、氣田とつなぎ、最後はカルドーゾがミドルシュート、枠外。

30分、琉球のカウンター受けるが、中島がボールを取り返す粘り。

31分、琉球が左から裏へのスルーパス、ニアをシュート打たれるが、小畑が足を延ばしてクリア。
このコーナーから、こぼれをシュートされるが、バーの上。

37分、ベガルタにアクシデント、石原が腿裏痛めたか、自分でピッチ外へ。急遽、代わりにCB若狭が入る。キムテヒョンが左SBに回る。

追加時間2分。吉野にイエローで、ベガルタゴール右奥25mで琉球のフリーキック。清武のシュートは、力無く、小畑キャッチ。

前半は押し気味も、崩しきれず、0-0で終わる。

後半
ベガルタは、名倉に代え鎌田、吉野に代えフォギーニョを入れる。

5分、カウンターからベガルタが右コーナーを得る。中島のキックに、DFの背後から頭を出した皆川がヘッドをたたきつけるが、キーパー正面。

7分、鎌田のスルーパス、皆川オフサイド。

11分、中島がボール取られるが、粘って取り返す。

⚽13分、フォギーニョがボランチにプレス、琉球バックパスから、キーパーが左CBに出し、前進しようとするところ、氣田がボールをかっさらい、フリー。ニアにキーパーを引き付けたところで、折り返しのパス。中央フリーのカルドーゾが、ダイレクトで流し込んで先制

カルドーソうれしい今季初ゴール。後ろでは皆川が、(俺にもくれよと)地団太踏んで悔しがるw
琉球の初スタメンのCB上原のミスを逃さなかった氣田。

15分、「左SB」のキムが、ひとり、二人とかわしてドリブル前進。3人目で当てられるが、当たり返して、ボール取り返し、氣田へ。氣田のパスに、中央カットインの鎌田がスルー、右でフリーの皆川がダイレクトで、枠内シュート打つも、戻ったDFにクリアされる。惜しい。

15分、琉球は沼田に代え大元入る。

21分、フォギーニョのパスカット、中島の鬼キープから氣田がドリブルで上がる。

25分、琉球は、富所に代え上里、池田に替え金井、武沢に代え中野を入れる。

27分、琉球が左コーナー。小畑パンチング。

29分、氣田からパスを受けた皆川が反転クロス、鎌田はもう一歩。

32分、GK小畑が急に足攣りで、急遽ストイシッチ入る。

⚽35分、琉球の左サイドで、ベガルタのスローイン。琉球がボールを戻すところ、カルドーゾが、DFの背後から長い脚でボールを奪い、ドリブルえぐり。ちらとゴールを見て、中央フリーの氣田に、バウンドしない丁寧なお返しパス。氣田難なくダイレクトで合わせ、ゴール、2-0

ボールに集まってしまい、簡単にフリーを許す琉球の守備の穴見て、いい位置取りにいた氣田。

36分、琉球田中にイエロー。

38分、琉球は清武に代え人見と入れる。

41分、琉球がベガルタゴール前でボールを回すが、ラストパスの精度を欠く。

43分、琉球、右サイドのクロスからワンタッチでシュートも枠外。

44分、平岡も足に違和感か、加藤に交代。キムがCBに戻る。

追加時間は4分。

ベガルタは、この時間でも、ボールをつないで、氣田や皆川がシュート、勝ち切った。

氣田、カルドーゾがゴールへのこだわりを見せ二人で1G1Aずつで、試合を決めた。そしてこの試合でも、中島が攻撃のバリエーションだけでなく、守備でもボールをキープしたり、奪い返したりして、流れを引き寄せた。


勝ち点3が勿論、最大の収穫ではあるが、この試合では、今後に期待できそうな流れがいくつもでた。

8試合ぶり出場の吉野は、試運転ながら無難な動き。鎌田は、いつもでオッケーそうで、中島と同時出場の化学変化も近い感じ。

そして、待望のカルドーゾには初日が出て、周りを使う余裕も出てきた。

これでFW陣は、中山怪我ながら、富樫、皆川、カルドーゾと、いずれもゴールもアシストもできる、いい状態なので、連戦では、うまく回しながら働いて貰えそう。場合によっては、中島、鎌田をFWに持っていけるし。

この試合では、富樫、遠藤を使わずに、次の試合に持ち越せたのも大きい。

また、足攣りの小畑は軽症、前半で代わった石原も歩いて出ていったとの事で、軽いと思いたい。

連戦の中には、油断のならない相手が続くが、文字通りチーム一丸で、勝ち進んでいきたい。


シュート数:15 -6 CK: 7- 2 FK: 11-10  得点:カルドーゾ、氣田亮真  警告:吉野 (琉球)田中恵太  主審:川俣 秀  入場:6,657人