2024 J2 16節 5月19日(日)17時03分 ベガルタ仙台 2-1 栃木SC カンセキスタジアム栃木
中島 郷家
(菅原)(中山)
相良 情滋
(名願) (真瀬)
長澤 松井
(松下)
石尾 菅田 小出 髙田
林
小出ほか粘り強い守備も、勝利に貢献
サブは、小畑、真瀬、内田、松下、名願、中山、菅原。
栃木は、GK丹野、DFラファエル、平松、藤谷、MF石田、朴、奥田、大森、FW南野、宮崎、矢野。イスマイラ、小堀、大島は、ベンチスタート
前節の群馬に続き、監督が4日前に代わったばかりの、栃木SCと対戦。
この試合でも、"解任ブースト"は、固くお断り申し上げます!
今回は、百戦錬磨の栃木、小林新監督の見事な立て直しに、前半9分で先制され、ひやりとさせられたものの、攻守のハードワークで盛り返し、7分でベガルタ仙台の"7番"、中島が、PKからのヘッド押し込みで追いつく。
さらに後半14分には、再び中島が、コーナーからのヘッドを見事に決め切って逆転勝利。
チャンスメークでは、五分に近かったが、連携と決定力の差を見せた。
J1時代2019年以来の4連勝で、3位をキープ。
勝因は、なんといっても、この試合でも、全員が惜しみなくハードワークした事。
とりわけ、FWの中島、郷家は、試合終盤まで、前からプレス、プレスバック、ポストプレーと、走り回っていたし、ボランチ陣、DF陣も運動量豊富に動いて、栃木の決定機もぎりぎり止め、勝利をもたらした。
GK林のビックセーブは、もう必ずあるし(無くてヒマなのが理想だがw)、前半42分には、南野が、フリーで抜け出そうするドリブルを、背後から追い付いたCB小出が、ドグソにならないように、体を入れ、足を延ばしてクリア。
守備のビックプレーで、相手の追加点を許さなかったのも大きい。
終盤には、左サイドで剥がされた。それでも、フリーでシュートを打とうする石田に、たぶん石尾?が、遅れ気味でもスライディングで阻止に行き、シュートをぶれさせた。
一発で取れなくても、二度、三度と守備でチャレンジする姿勢が、勝利をもたらしていると思う。
さらに、攻撃での連携の向上が、感じられる試合でもあった。
試合中、監督の声もでかいが、長澤先生が、良く他の選手と喋ったり指示して、統率している感あり。
栃木の守備が十分こなれていない、ということもあるが、これまでの、SB石尾、髙田の攻撃参加に加え、SH情滋、相良も加えた両サイド陣が、中央や、時には、逆サイドまで移動したりして、相手のマークを混乱させ、3バックを5バックに押し戻す事に成功。
また、この試合では、松井からのスルーパスが出て、縦の攻撃もプラス。得点にはならなかったが、前半27分には、パスを受けた中島の惜しいシュートもあった。
情滋のクロスも味方に合ってきた。
前半5分、郷家のフリックヘッド、前半40分、相良の中央からのダイレクトシュート、と、決まらなかったが、決定機を作った。
そして得点の場面。決めたのは中島だが、最初のPKの元になったのは、郷家が右サイドでキープしてゲットしたコーナー。
長澤のコーナーキックのこぼれを、うまく郷家が足を出してファールを貰い、PKになったものを、中島が蹴り、GK丹野に弾かれるが、落ち着いて頭で押し込み同点に。
後半2点目の左コーナーでは、ニアで松井が宮崎をブロック、その背後で飛んだ中島に、長澤がピンポイントで合わせた得点。
連携向上でセットプレーを点につなげ、流れからも決定機を作った。
後半25分、カウンターから、名願が右サイドをドリブルで上がり、左で並走のフリーの松井へ。これを決め切っていれば3-1で、辛勝から快勝となったところだがw
さて、次節から上位との戦いが続く。
守備の強度が高く、FW陣に決定力のあるチームとの対戦では、そう簡単に、マイペースにはならないだろうが、一層の粘りの守備から、しっかりシュートまでもっていき、決め切る。
そして、さらに勝利を増やしたい。
試合経過
<前半>
栃木は3-4-2-1。
両チーム、序盤はロングボールが多い。ベガルタは序盤、情滋を走らせる。
5分、ベガルタ、右サイドのスローインから情滋がクロス、ニアでフリーの郷家がヘッド狙うが枠外。
⚽9分、栃木、ロングボールから、矢野が頭で上に上げ、小出を背中でブロック。落ちてきたボールを、すかさず20歳・南野の強烈ミドルを決められ、0-1、先制許す。
10分、栃木、さらに左右の展開から、最後は中央からミドル、バーの上。
⚽16分、ベガルタ、右サイドで詰めた郷家がコーナーをゲット。長澤の右コーナーキックのこぼれ、郷家がボールに足を出したところを朴が蹴ってしまい、PKを得る。
これを中島がキック。GK丹野に弾かれるが、落ち着いて頭で押し込み1-1。すぐに追いつけたことで、ベガルタも落ち着く。
20分過ぎから、相良にボールを集め、左サイドでドリブルで次々仕掛け。しかし、シュートまではもう一歩。
27分、ベガルタ、左から松井がペナ内裏に絶妙スルーパス。中島反転即シュートも、キーパーのセーブに合う。惜しい。
29分、ベガルタ、両サイドで回して、最後は相良のミドル、ふかす。
32分、栃木、カウンター、ラファエルのクロスに、宮崎がフリー、ニアでヘッド、林が正対して止める。危なかった。
39分、栃木、右から大森のクロス、南野のヘッド、林正面。
40分、ベガルタ、右サイド抉った情滋のクロスに、中央で張っていた相良が、フリーでダイレクトシュート、キーパーに弾かれる。
42分、栃木、カウンターで、南野がドリブルで抜けだすところ、背後から小出が追いつき、ファール無しでクリアのビックプレー。
43分、ベガルタ、ゴール中央でパスを受けた中島が反転、ファールを貰い、アークすぐ外でフリーキックを得る。
中島蹴るが、ネット上。
前半は1-1と同点で終了。
シュートは、ベガルタ7本、栃木は4本。
<後半>
序盤は栃木がボールを回す。
3分、栃木、ベガルタの右で、ワンタッチでボールをつなぎ、最後はシュートも、林が防ぐ。
7分、栃木、郷家のカウンターを止めて、藤谷にイエロー。
8分、栃木、石田が左から侵入、クロスもサイドネット。
12分、ベガルタ、情滋から郷家、最後は相良がシュート、これでコーナーを得る。
⚽14分、ベガルタ、左コーナー。長澤のキックをニアに入った中島がフリックヘッド、決まって2-1と逆転。
14分、栃木、シャドウの宮崎に代え小堀が入る。
22分、ベガルタ、情滋に代え真瀬、相良に代え名願を入れる。
24分、栃木、中央を南野ドリブルで前進も、ベガルタ挟んで止める。
26分、栃木、朴に代え神戸、藤谷に代え福島を入れる。
28分、ベガルタ、名願にイエロー。
32分、栃木、矢野に代えイスマイラ、大森に代え森が入る。
33分、栃木、イスマイラ、入るなり小出に肘打ちでイエロー。
37分、ベガルタ、中島に代え菅原が入る。
40分、栃木、中央を南野が前進、ひきつけて左へパス。左サイドからフリーの石田がシュート、サイドネット。
41分、栃木、中央でパスを受けたイスマイラが、反転即シュート、バーの上。
45分、ベガルタ、右コーナーを得たところで、長澤に代え松下、郷家に代え中山が入る。
コーナーは菅原と中山でキープに入るが、蹴り出され、栃木のスローイン。
菅原が執拗に前プレスをかける。
追加時間は5分間。
2分、ベガルタゴール前でこぼれ球、狭い間をイスマイルが強引にシュート、ヒットせず枠外。
4分、栃木がセカンド拾って攻撃するがこぼれ、松井が大きく蹴り出す。
5分、栃木、こぼれ球を中央からミドルシュート、林正面。
結局、試合は2-1でベガルタの勝利。
後半のシュートは、ベガルタ3本、栃木6本。
シュート数:10-10 CK:5-3 FK: 11-10 得点:中島元彦2(PK1) (栃木)南野遥海 警告:名願 (栃木)藤谷、イスマイラ 主審:井上知大 入場:7,034人
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