05節:ベガルタ仙台0-0ロアッソ熊本、3試合連続無失点、攻撃連携アップ待ち

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2024 J2 5節 3月20日(水・祝)14時03分 ベガルタ仙台 0-0 ロアッソ熊本 ユアスタ仙台


中島 エロン
(中山)(菅原)
相良     情滋
(鎌田)    (郷家)

松下 工藤蒼
(長澤)   
石尾 菅田 小出 髙田
  

DF陣が奮闘、無失点継続、鎌田30分プレー

サブは、小畑、知念、長澤、鎌田、郷家、菅原、中山。
熊本は、GK田代、DF岡崎、江﨑、大西、MF藤田、豊田、大本、東山、FWぺジョンミン、伊東俊、古長谷。道脇、神代、大崎、松岡は、ベンチスタート

2連勝後、アウエー秋田で、スコアレスドローだったベガルタ仙台。中3日でユアスタに戻り、熊本戦。

気温4.4度と、真冬並みの仙台。

朝から冷たい雨が強く降り、試合開始後には、一度上がったかに見えたが、後半になると、みぞれ混じりの雨になる、寒いユアスタ。

試合の方は、両チーム共に、タイトな守備と、スピードある攻撃を見せて、スコアレスドローながら、見ごたえある内容だった。

ベガルタとしては、3試合連続無失点と、4バック陣が好調の一方で、模索中の攻撃は、なかなか熊本の寄せの厳しさを突破できず。攻撃の連係アップ、勝ち点3の課題は、持ち越し。


この試合では、ボランチに、長澤に代わり、松下が初スタメンで登場。

松下は、得意の浮き球パスや角度をつけるパスを放つが、中々有効にならず。

また、スタートは相良とオナイウ情滋が両サイド、前に中島、エロンの布陣だった。

前半、両サイドを塞がれ、エロンに当てるプレーは、あまり決まらず。ようやく、前半の40分過ぎから、中島と工藤がミドルシュート3本で狙うが、ゴールは割れず。

この日は、CB陣、菅田の縦パス、小出のサイドチェンジと、熊本のプレスをかわすべく、色々手を変えたが、スリッピーなピッチもあって、パスがぴったり嵌らず、完全に裏を取る事はあまりなかった。

熊本の方は、攻撃の核の古長谷が、いきなりシュート2本と気を吐いたが、前半8分で、左肩脱臼?で負傷退場。
敵ながら、有能な選手なので、怪我が軽いことを願う。

前半の中盤以降は、熊本の方が攻め上がるも、ベガルタの守備陣がクロスをしのいで、決定機はほとんど作らせず。


後半、ベガルタは、情滋、相良、松下に代え、郷家、鎌田、長澤を次々に投入。

鎌田左、中島右とサイドに張らせ、中央にエロンと郷家、という組み合わせが試された。

長澤のサイドチェンジや、鎌田のドリブルでの運びなどで、熊本を揺さぶり、石尾や高田も上がってサイド攻撃も出だしたが、熊本の集散をかわせず、中々シュートまでいけない。

残り10分になって、中島に代え中山を投入。さっそく石尾のクロスに、中山が抜け出しシュート、しかし角度なくキーパーに触られる。

押し気味になって、左石尾、右髙田と連続のロングスロー攻撃。しかし、菅田すらしの後のこぼれを押し込めず、スコアレスドロー。


前節、集中を欠いて6失点の熊本も、メンバーを代えながら、良く走り、足元がしっかりしている選手が多いので、両サイドや、縦パスで脅かされる事もあった。

だが、そこは、目下絶好調のベガルタDF陣が、良く走り、体を寄せて、至近距離では、ほとんど打たせなかった。

圧巻は、後半41分の菅田の守備。

相手の大崎、木本と左サイドのスペースに走ってきた二人を、次々ブロック。

ひとりを止めて、すぐ起き上がり、二人目も抑えた。

守備で酒が飲めるプレー。


熊本の決定機は、前半43分、ベ ジョンミンに間に立たれて、縦パスを通され、一瞬ノーマークからのミドルの1回か。

結局、スタッツ通り、互いにシュート7本、互角の展開でスコアレスドロー。

勝ち点1どまりではあるが前進。


ベガルタとしては、守備陣が奮闘している間に、先手を取って勝ち切りたいのだが、まだ、勝ちパターンは模索中。

相良、情滋は、仕掛けの速さ・積極性のアップと、もうひとり、ふたり絡んで、相手のDFを分散するような形も必要かも。

また、この試合、エロンをワントップのような形で長く使ったが、これはどうだったか。

サイドから仕掛ける方が、得意のような選手に見えるが、果たして。


中山、菅原のコンディションは良さそう。

連戦で、出る時間は少なかったが、ボールを呼び込む動きはできている。

何とかこの二人に、打たせる流れにもっていきたいのだが、今はまだ、模索中。構築が急がれる。

10番鎌田は、後半途中から30分ほどの出場だったが、得意のドリブルや、振り向き様のスルーパスで、相手を混乱させた。

ボランチ4人衆の中では、運べて、変化をつけられ、攻撃の核になるべき選手なので、もう一段上げて行ってほしい。

それと、スリッピーなピッチ用のスパイク、選定よろw


誰でもいいが、一人収める役が固定してくると、より得点の匂いがしてくると思うが、今はまだ組み合わせを探っている段階か。

今は、模索しながらも、無敗で勝ち点を、積み上げられているのはいい。

課題をひとつひとつクリアしていく時期ではあるが、もう一段連携を深めて、喋って、ホームでは勝ちたい。

中3日3連戦、次もホームで徳島戦。

積極的な攻守で勝ち点3を!


シュート数:7-7  CK:3-3  FK:9-8   得点:なし  警告:相良 (熊本)ペジョンミン、岡崎  主審:池内明彦  入場:8,470人