04節:ベガルタ仙台0‐0秋田、猛攻しのぐ粘りの守備で勝ち点1

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2024 J2 4節 3月16日(土)14時03分 ベガルタ仙台 1- 1ブラブリッツ秋田 ソユーススタジアム


菅原 中島
(中山)(情滋)
相良     郷家
(名願)      

工藤蒼 長澤

石尾 菅田 小出 髙田
  

中島好調、小出復活、攻撃は途上

サブは、小畑、マテウスモラエス、知念、鎌田、名願、オナイウ情滋、中山。
秋田は、GK圍、DF村松、喜岡、河野、才藤、MF諸岡、藤山、中村、佐藤大樹、FW小松、梶谷。畑、松本ケンチザンカ、吉田伊吹は、ベンチスタート

アウエー長崎戦、ホーム水戸戦と、1点差ゲームで連勝したベガルタ仙台は、アウエーで秋田と対戦。

強い風と、厳しい秋田のプレス、サイド攻撃に苦戦。互いにロングボール攻撃を織り交ぜたが、地の利がある秋田の方が有効だった。

前半は、風下で、終盤まで耐える時間が続いた。秋田の流れからの攻撃は、守備陣の奮闘で、なんとか凌いだものの、セットプレーから、再三の決定機を許す。

GK林の反応でしのぎ、終盤には好機を作る。好調を維持する中島のラストパスや、FKからのデザインプレーもあったが決め切れず、秋田DFをこじ開けられず。

前半のシュートは、秋田3本、ベガルタ4本。


後半、風上に立ったベガルタであったが、逆に秋田にペースを握られ、サイド攻撃でチャンスを与えてしまう。守備で体力を使い、間延びして、ビルドアップが遅れ、シュートまでいけず。

ただ、守備では、最後のところで、小出、髙田、がスピードと体を張って踏ん張り、最後は林が抑えて、失点無しで抑えた。

点を取る狙いで、後半26分、菅原に代え中山、39分には相良に代え名願、中島に代えオナイウ情滋を投入したものの、有効な打開策とならず。

結局、後半のシュートは、41分、髙田のFKからのこぼれを石尾がクロス、名願が、フリックヘッド合わせた1本に留まり。秋田のシュートは6本。


結果からすると、冴えない試合だったかもしれないが、好調を維持している選手がいるのは、いい。

攻撃陣は、中島。ターンや、鋭いドリブルで3人に囲まれても抜け出したり、速いテンポで、絶妙のスルーパスを出したりと、周りが信頼して反応してくれれば、もっと点につながりそう。

守備では、GKの反応で、2点くらいは止めたし、小出が出色の出来。カバーリングや攻撃の起点となるパス出しで活躍。ようやく本領発揮してきた、というところか。

そして、古巣の秋田戦で、髙田が攻守に期待通りの活躍。
ドリブルで上がるスピードもあり、守備での1対1の強さは、まさにサイドバック。あとは、オナイウ情滋とのコンビがもう一段上がってくれば、というところ。

前節は、技ありシュートを決めた相良は、マークされ苦戦。試合ごとに波がある気もするが、相手のいやがる位置を取れるので、これからも期待できる。さらに仕掛けと、パス出しの使い分けで、攻めてほしい。


プレスが厳しく、攻守の切り替えが早い相手に、もうひとつ攻撃の仕掛けができなかったのは課題だが、アフターが多く、イエロー5枚の荒っぽい秋田に対し、冷静で粘り強い守備は継続。イエロー無しの無失点で抑え、勝ち点1。次につながる。

中3日、ホームで勝利を。

尚、この試合でGK林彰洋選手が、Jリーグ通算300試合出場を達成。

シュート数: 5-9 CK: 3-6 FK:22-14   得点:なし  警告:(秋田)佐藤大樹、才藤、小松、小野原、畑  主審:吉田哲朗  入場:6,256人