19節:ベガルタ仙台2-0東京V、中島、菅田得点、林が美技連発で連勝

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2023 J2 19節 6月4日(日)14時03分 ベガルタ仙台 2-0 東京ヴェルディ 味の素スタジアム



中島 山田
(中山)(遠藤)
氣田    郷家
(フォギ)  (相良)
鎌田 エヴェルトン
   
内田 菅田 若狭 真瀬
      (キム)    

PK中島、CKから菅田、林のファインセーブ連発でクリーンシート

ベガルタは小出が欠場、若狭が久々スタメン。サブは、小畑、キムテヒョン、梁、相良竜之介、フォギーニョ、遠藤、中山。

東京Vは、GKマテウス、DF宮原、山越、綱島、深澤、MFバスケスバイロン、河村、森田、稲見、北島、FW阪野。山田剛綺、マリオエンゲルス、小松、加藤蓮はベンチスタート。

今節は、この試合まで、J2最少失点9で2位の東京ヴェルディと、アウエーで対戦。

ベガルタは、仙台のサポが、諸事情で参戦できない人が多い中、関東サポを中心に2000人近くが結集。

ゴール裏を東京Vと遜色ない人数で固めて、チームを後押し。


試合は、前半、東京Vの前からプレスを、恐れずにかわしたベガルタが、いいテンポでパスを回し、ペースを掴む。

すると、17分に中島の仕掛けからPKゲット。これを中島自身が決めて、先制1-0。

その後は、徐々に東京Vに反撃を許すが、ベガルタもコンパクトな陣形で、カウンターで脅かす。


後半、立ち位置を変えた東京Vに、連続攻撃を許すが、決定機は悉く、GK林がセーブしていく。

押され気味のベガルタは、18分、2トップを中山、遠藤に代え、4-2-3-1とし、対抗。

すると、22分、遠藤のコーナーキックを、郷家がすらしヘッド、キーパー弾くところを、菅田が押し込んで2-0。

35分を過ぎると、攻撃を急がず、時間を使う攻撃で東京Vを焦らし、GK林が決定機を阻止。

クリーンシートで連勝。5戦して4勝1分けとした。


この試合でも、修正が見られた。

相手の前プレスに対しては、慌てて蹴らずに、自陣ペナ内でも落ち付いて回し、剥がしてビルドアップ。(内心、冷や冷やしたがw)

真瀬を高く上げて、右サイドを意識させながら、中央が空いてくると、蹴り上げずに、若狭、菅田、内田の"3CB"が、ゴロの縦パスで前に付ける。

エヴェルトンも、前に詰めてセカンドを回収し、こねずにワンタッチで縦パスを狙い、相手を攪乱する。


後半、間延びして、東京Vに、押し込れるようになると、中山、遠藤を投入、4-2-3-1に変えて、スペースを埋めに行く。

そして2点リードすると、時間を使いながら、相手陣にボールを運び、東京Vの反撃を焦らせ、勝ち切った。


何より、選手のコンディションが上り、自信もつけてきて、出足がいい。

相手のパスコースを読んで先手を取ったり、回されても、諦めずに追えるようになってきた。

東京Vの起点のひとつ、バスケスバイロンは、かなり内田が抑えた。

相手ぺースの時間でも、山田、中島がプレースバックして、後ろからボールを奪ったり、鎌田が狩ったりと、要所で相手のペースを挫いた。

途中出場の中山も役割を心得て、守備で体を張り、タメをつくるなど、勝利に貢献。相良もキープして時間を使った。


勿論、あまりにも引きすぎて、長い時間、相手ペースにしてしまうと、リスクが高くなるので、早めの対応という、課題はまだある。

それでも、キープ率リーグ1位、最小失点のチームから、先行してマルチ得点、無失点での勝利は、またひとつ前進。

今後とも、楽な試合は、ひとつもないだろうが、攻守をやり切って、勝ち星を積んでもらいたい。

まずは磐田に勝ちに行く。


前半
東京Vは、前からプレス、ロングボールで背後を狙ってくるが、精度がいまいち。

ベガルタは、蹴らずにペナ内で回して、引き付けてからビルドアップという戦法。

東京Vの森田に対するパスコースを塞いで、外側からの攻撃に仕向ける。

ベガルタも球際には厳しく寄せていた。山田や氣田、鎌田が激しく寄せて奪いに行く。


3分、ベガルタがつないで、セカンドボールも拾い続ける。

6分、東京Vが、ベガルタの右ライン際30mでフリーキック。こぼれのパスは流れる。

8分、若狭のロングボールから右で回して、中島が侵入、右コーナーを得る。
中島のキックに、ファーサイドに回り込んだ山田の左足シュート、ヒットせず。

11分、山田が体をこじ入れボールを奪うと、パスを受けた中島が中央からミドルシュート、枠外。

東京Vはロングボールを蹴り込んでくるが、流れる。

ベガルタは、右から真瀬と郷家からのクロス、左から山田のクロスと攻め立てる。

15分、右サイドでパスを受けた中島がペナ横から侵入、ひっかけられPKゲット

⚽17分、中島がPKをど真ん中天井に蹴り込んで、先制、1-0

19分、東京Vの稲見がミドルシュート、バーの上。

20分、東京V、左サイドからバスケスバイロンがカットインからのシュート、菅田に当たって軌道が代わるが、GK林が逆を取られながら、ワンハンドクリア!
左コーナーもしのぐ。

その後も東京Vが攻勢も、山田戻って守備、内田が飛び出してヘッドクリアと、相手のペースを分断。

27分、中島トラップからのスルーパス、山田抜け出すが、オフサイド。

31分、東京Vが左から右へと展開、最後は北島がシュート、これはブロック。

32分、ベガルタ、林のスローイングからつなぎ、最後は、エヴェルトンがワンタッチで裏に縦パスを出すが、キーパー。

34分、氣田がキーパーへチャージ、ボールがこぼれるところ郷家が突っ込むが、もう一歩。

39分、東京V河村がドリブルで侵入、ペナ内倒れるが、ノーファールの判定。

44分、東京Vがボールを回し、最後こぼれをフリーで森田がシュート、枠外。

追加時間は2分、
林がキープしたり、内田がヘッドで外に出したり時間を使い、1点リード前半終了。

前半、シュートはベガルタが3本、東京Vが5本。

後半
東京Vは、FW阪野に代え、山田剛綺を入れる。
剛綺がサイドに流れてチャンスメーク。

1分、東京Vの山田剛綺左から侵入、切り返しで菅田かわしシュート、GK弾く。

東京Vが次々の攻勢、引き気味のベガルタは、ボールをつなげなくなる。
ただ、東京Vのクロスの精度がいまいち、ミドルシュートもふかす。

ベガルタは、真瀬、エヴェルトンも下がっっての5バックで守備。

6分、ベガルタよやく内田のクロスに氣田がフリック、合わず。

10分、東京V、右、左、右とボールを動かし、最後はファールで終了。

14分、ベガルタのカウンター、山田がドリブルで前進していくが、止められる。

16分、東京Vは右サイドの河村に代え斎藤、バスケスバイロンに代え、マリオエンゲルスを入れる。

17分、中盤で郷家がチャージしてボールを奪い、パスを受けた中島が左サイド裏へ絶妙クロス。
氣田がDFの間を走り込んで抜け出し、トラップからのシュート、枠外。決定的。

18分、ベガルタは山田に代え遠藤、中島に代え中山を入れる。遠藤トップ下の4-2-3-1。

19分、中山からパスを受けた氣田がドリブル侵入、当てて、左コーナー。さらに右コーナー。
キッカーはいずれも遠藤。

⚽22分、遠藤のコーナーキックを、中央からニアに走り込んだ郷家がフリックヘッド、キーパーに弾かれるが、こぼれを菅田が右足で押し込んでゴール、2-0

いい時間帯の追加点。余裕が出たベガルタが、ボールを回し始める。

25分、右サイドで、遠藤、真瀬、郷家で回す。さらに鎌田が高い浮き球で、裏の真瀬に出すが、これはオフサイド。

27分、中央やや左30mで東京Vのフリーキック。回してロングボールは林。

30分、東京Vは北島に代え、小池が入る。

31分、ベガルタ、カウンター、鎌田が飛び出すがカットされ、クロスも林。

32分、東京Vエンゲルスが真瀬をかわしてシュート、枠外。

34分、ベガルタが、氣田に代えフォギーニョ、足攣りの郷家に代え相良を入れる。
フォギーニョが右、相良が左。

郷家の治療時に、遠藤が「無理してつながなくていいよ」の声を、マイクが拾うw


34分、フォギーニョ早速、右サイドでキープしてえぐりのクロス、これは合わず。

ベガルタ右サイドで東京V山田と若狭が首相撲。侵入はさせない。

36分、東京Vは、稲見に代え加藤蓮を入れる。

36分、ベガルタ右サイドライン際35mで東京Vのフリーキック。エンゲルスのキックはクリア。
その後、真瀬がドリブル前進、相手ゴール前まで上がるが、キーパークリア。

37分、ベガルタはゆっくり回す。東京Vはプレスするが、フォギーニョも蹴り出す。


39分、真瀬が足裏を攣り?ピッチ外へ。ベガルタ10人。

41分、東京V左からのクロスに、深澤フリーも、もう一歩。

42分、ベガルタは真瀬に代えキムテヒョンを入れる。
若狭が右SBに回り、4バック。

42分、相良のキープ、左から遠藤のスルーパスに中山狙うが、もう一歩。

44分、東京V右からの仕掛け、クロスを菅田がペナすぐ外でハンド。
右ペナ横でフリーキック。エンゲルスが直接ニアを狙うが、が弾き、菅田がクリア。

追加時間は5分間。
1分、東京Vの左からの攻め、相良が割り切りの外へのキック。

2分、東京Vの小池にイエロー。

GK林からのキック、つないで、最後は中山が体を張ってキープ。

4分、右から遠藤がするするとペナ内侵入、すぐには打たず、DFが寄せてきたとこでシュート狙うが、枠外。

5分、東京Vエンゲルスのクロスに、左サイドフリーでヘッド打たれるが、ここも林が弾く。

結局試合はそのまま終了、2-0で連勝。

後半、東京Vのシュートは5本、ベガルタは4本。

シュート数:7-10  CK:3-3  FK: 14-16  得点:中島元彦、菅田真啓  警告:(東京V)小池  主審:高山啓義  入場:9,206人