2022 J2 22節 6月18日(土)18時03分 ベガルタ仙台 2-3 横浜FC ユアスタ仙台
中山 富樫
(皆川)(遠藤)
氣田 名倉
(加藤) (鎌田)
中島 デサバト
(フォギーニョ)
石原 キム 吉野 真瀬
ストイシッチ
サブは、杉本、若狭、加藤、鎌田、フォギーニョ、遠藤、皆川。
横浜FCは、GKブローダーセン、DF中村、岩武、ガブリエウ、MFイサカゼイン、和田、ハイネル、亀川、FWは、小川航基、長谷川、サウロミネイロ。渡邉千真、松浦、安永、六反はベンチスタート。
J2後半戦の初っ端は、勝ち点で並ぶ、ライバル横浜FCとの直接対決。
チームのタオマフ配布、お面やカードの販売ほかの集客策、サポ有志のチアペーパー設置などの、この試合に賭ける思いは、チーム・サポ同じ。久々に12,000人の入場となった。
ベガルタの選手達も、球際でファイトし、チャンスも数多く作り、相手の倍の14本のシュートを放っただけに、勝たせてやりたかったが、先行を許し敗戦。
守備のミスで敗けた、負ける試合ではない、という意見も多いだろうが、攻め切らせて貰えず、決定機も枠内に中々いかなかった事もある。
横浜FCには、ボール際への寄せ、とりわけシュートブロックの速さ、FW陣の飛び出しのスピード、そして競り合いでの体の強さで、一歩上回わられたていた。
また、サウロミネイロのスピード・強さだけでなく、パスの精度にやられた。2点目、3点目の起点がGKブローダーセンというのが象徴的。CB中村やハイネル、イサカゼインのパスの精度も高かった。
ベガルタの選手にも、いいプレーはあった。
真瀬が今季最高のファイトを見せ、果敢な上がりからいいクロスも出し、守備でも勇敢に体を当てていた。キムテヒョンは、精度の高いロングボールがあり、ミネイロともかなり渡り合っていた。
デサバトも、何度がスルーパスや、いいつなぎを出して、攻撃ではかなり上がっている。中山が復帰後初のリーグ戦ゴール、フォギーニョの強烈シュートからの得点もあった。
それでも、最初の失点では、1対1で吉野が、3点目では石原が渡邉千真にぶっ飛ばされた。攻撃的に行くからには、守備での最後の競り合いで、負けないか、少なくとも限定、遅らせる事が必須。
そして、この試合でも中島へのマークが厳しく、ミドルを打つタイミング、ドリブルにいく一瞬を研究されて、引っ掛けられている。本人と回りの一工夫が段階になってきた。
悔しい敗戦ではあるが、教訓を次からの試合に活かし、精進。もっと厳しく、速く、ゴールに向かっていっていこう。
試合経過。
前半
ベガルタは4-4-2、横浜FCは3-4-2-1、立ち上がりはサウロミネイロのワントップ。
ベガルタは両サイドが高い位置を取り、前から行く。横浜FCは守りを固めて、ロングボールで、ミネイロを裏に走らせる。
3分、横浜FCが回した後、ベガルタが攻め上がったところで、
⚽4分、横浜FCのCB中村?からのロングボール、裏に飛び出たミネイロにつながり、吉野が1対1で弾き飛ばされる。フリーとなったミネイロが、アウトサイドで、GKストイシッチの脇からゴール隅にころがし、決められ0-1。
ホームでいきなりの失点で、その後の、ベガルタの選手の力みにつながったのかどうか。
その後は、ベガルタ攻め上がり、横浜FCが守りながら、カウンター狙いの構図。
ベガルタは攻めているが、相手の寄せが速く、微妙にパスをひっかけられたり、シュートブロックで枠に行かない。
8分、氣田がカットインからシュート、枠外。
11分、横浜FCのボランチ、ハイネルからミネイロへのロングボール、あわやのタイミングも、合わず。
14分、横浜FCペナ右角でフリーキック。中島のキックに中央氣田のヘッド、バーの上。
17分、デサバトがキーパーまでチャージ。
20分、横浜FC、CBからのロングボールがイサカゼインに通り、抜け出す。中央のミネイロへ。ここは合わず、助かる。
25分、左サイドライン際35mのフリーキック。中島のキックに中山がニアで合わせようとするが、キーパーに弾かれる。
さらに、26分、右サイドでデサバトから名倉、最後はペナ内の富樫にパスが通り、フリーでシュート、ふかす。
28分、キムテヒョンが自陣左から、右サイド上がったいた真瀬にピンポイントのロングボール。真瀬が折り返しのクロス、ファーから富樫が飛び込みシュートも、ふかす。
29分、自陣で、真瀬が長谷川、ミネイロに体を当てて止める。
33分、真瀬からパスを受けた名倉がシュート。これをブロックした、横浜FCハイネルがロングボールで小川へ。小川からミネイロへのパスは、キムテヒョンがクリア。
35分、氣田から真瀬へパス。真瀬のクロスを、富樫が頭で落とすが、中山には合わず。
39分、横浜FCイサカゼインが石原をかわし、裏に侵入、クロス。ミネイロには真瀬、吉野が体を当てて止める。
41分、ベガルタのカウンター。中山からパスを受けた中島がミドルシュート、バーの上。
44分、45分と横浜FCがロングボールでミネイロ狙うが、キムと吉野で抑える。
前半は、失点の後は、ベガルタが多くチャンスを作りながら、決め切れず。1点リードされて終了、
後半
横浜FCが選手を前からプレス、点を取りに行くベガルタと、カウンター合戦。
ベガルタは取りに行くと、かわされて、裏を狙われる。
6分、デサバトがドリブルで運んで石原へ。上がった石原が巻いたクロスを入れる、中山のヘッドはヒットせず。こぼれ氣田がシュートでオフサイド。
8分、富樫、異議でイエロー。
9分、横浜FC長谷川が、ベガルタ右サイドをドリブル前進。右に流れながら小川にラストパス。フリーの小川がダイクレトでシュートも枠外。
⚽16分、氣田が中央ドリブルからシュート、いち早く左に流れてた中山の前に、こぼれ球がころがり、キーパーが前に出るところ一瞬左サイドアウトで浮かせてゴール、1-1。中山の嗅覚とシュートの上手さが出た。
ここからスタンドも盛り上がり、逆転に向けてベガルタが攻勢・・・のはずが、横浜FCにワイドに展開され、縦にも間延び。シュートまで行けなくなるベガルタ。
逆に、19分、横浜FC和田のミドル、20分には長谷川のボールに、小川のダイビングヘッドとシュートを打たれる。
21分、サウロミネイロに、イエロー。
23分、横浜FCが中央35mでフリーキック。ここで、ミネイロに代え渡邉千真、長谷川に代え松浦が入り、小川がワントップに代わる。フリーキックはキーパー。
27分、ベガルタも、中山に代え皆川を入れる。
⚽28分、横浜FC、GKブローダーセンからのキックが小川へ通り、ベガルタ左のイサカゼインへ。イサカがプレッシャーが無いところで、狙い済ました斜めのパスをゴール前に送ると、小川が突っ込みワンタッチゴール、決められ1-2と、再びゴールを許す。
さらに、前からプレスの横浜FC。ベガルタ間延びでパスに精度を欠く。
⚽32分、横浜FC自陣からのフリーキックをGKブローダーセンが左サイド前に送ると、ゴールライン付近で、石原が渡邉千真にぶっ飛ばされ、拾ったイサカゼインがニアに速いパス。これを走り込んだ松浦に蹴り込まれ、1-3とダメ押し。
ボール際で、ライン割ったと思ったのか、集中が切れたような時間があった。
33分、ベガルタもデサバトに代えフォギーニョ、富樫に代え遠藤を入れる。
36分、中島から氣田、さらには中央で皆川の落としを、フリーで遠藤がグラウンダーのシュート、枠外。
41分、名倉に代え鎌田、氣田に代え加藤が入る。横浜FCも、イサカゼインに代え武田が入る。
⚽43分、鎌田からの裏のパスを真瀬が上がってクロス。これで右コーナーを得る。キッカーは遠藤。キーパーがハンブルのこぼれで、バウンドしたボールをフォギーニョが腰を回して豪快に蹴り込み、ゴール。2-3と意地を見せた。
45分、中島がボールキープしたところ、後ろから小川にチャージされボールを失う。
追加時間は5分間。
1分、右サイドで鎌田が回転してキープしようとするが、ハイネルにカットされる。
2分、遠藤から石原へパス。上がろうとするが、亀川に阻止される。
2分、横浜FC、ハイネルに代えた田部井を入れる。
4分、ベガルタ自陣からのフリーキックから鎌田キープしようとするが、阻まれる。
結局2-3と、ホームで痛い敗戦。
シュート数: 14-7 CK:1-0 FK: 16-12 得点:中山仁斗、フォギーニョ (横浜FC)サウロミネイロ、小川航基、松浦拓弥 警告:富樫 (横浜FC)サウロミネイロ 主審:上田益也 入場:11,988人