21節:ベガルタ仙台2-2徳島、2度リード許すも、終了間際のPKで同点に追いつく

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2022 J2 21節 6月11日(土)18時03分 ベガルタ仙台 2-2徳島ヴォルティス 鳴門大塚


中山(富樫)

氣田 遠藤 名倉
(加藤)(皆川)  
中島 デサバト
    (フォギーニョ)   
内田 キム 吉野 真瀬
(若狭)      
ストイシッチ


サブは、杉本、若狭、加藤、鎌田、フォギーニョ、皆川、富樫。

徳島は、GKスアレス、DF内田航平、カカ、新井、MF白井、エウシーニョ、玄、浜下、渡井、杉森、FWは一美。佐藤晃大、西谷、児玉はベンチスタート。

J2の前半戦、最後の試合は徳島ヴォルティスと対戦。

ベガルタは、怪我明けの名倉、中山をはじめ、デサバト、GKストイシッチ、真瀬、吉野をスタメン起用で、前節から大きくメンバーを変えてきた。

前半は互いに、相手の良さを打ち消しながら、チャンスを窺う展開も、共に決定機を決め切れずスコアレス。

後半は、前掛りのベガルタに対し、ミスを狙って、カウンターからチャンスを狙う徳島。

ベガルタは、相手の圧の前に、パスミスや、不用意なファールで、相手にチャンスを与えて、先行を二度許した。

しかし、これまで片側サイドの密集パターンから、遠藤が開いて受け、氣田、名倉の両サイドのMFが仕掛け、両サイドバックの内田や真瀬が、思い切ってゴール中央まで入って、フィニッシュ狙うという新?展開も盛り込んで、同点弾やPKゲットをもたらし、ドローに持ち込んだ。


試合が動いたのは後半。

24分、徳島が、ベガルタの左サイドで、パスカットからカウンター、クロスに飛び出た一美が足を延ばして合わせ0-1。

しかし、2分後、ベガルタも、吉野が左サイドへの遠藤へのロングボール。氣田がドリブルでえぐり、折り返し。DFのこぼれを、中央に詰めていた内田が押し込んで、1-1とすぐ同点。

その後は、選手を代えた徳島が攻勢。35分、徳島がフリーキックで、クリアボールを児玉が豪快ミドル、これがカカに当たってコースが変わりゴール。1-2と再び徳島がリード。

残り時間少なくなって、ベガルタは、皆川、若狭を投入。徳島にうまく時間が使われそうなところ、追加時間が5分の内4分目に、なんとかゴール前でボールをつなぎ、最後はキムの放り込みに、ペナ内にいた真瀬が、引っ張られPKゲット。

このPKを、皆川が、いったんGKに止められながら、落ち着いて跳ね返りを押し込み、土壇場で2-2と、勝ち点1をもたらした。


ベガルタは相手ゴール前まで運べても、そこから先がなかなか破れなかった。

連戦続きで、チャンスメーカーの遠藤、中島に疲れが見え、パスがずれたり、シュートが枠に行かない、ルーズボールへ遅れるなど、らしくないプレーが見えた。

代えの効かない二人であるが、なんとかやりくりして、交代しながらプレーして貰うしかない。

スタメンのデサバトもつなぎのプレーは流石だが、まだ、トップスピードで走るまでいかないので、早く調子を上げてもらいたいといころ。

それでも、2度リードされた試合終盤に、すぐに追いつき勝ち点1は何とかゲット。連敗しないのは重要。

課題もありながら、修正といろいろ試行。粘り強く勝ち点をゲットで、次節からの上位対決を勝利することで、この勝ち点1を意味あるものにしたい。


以下、簡単に経過。

前半
2分、徳島に中央を抜け出され、一美に、フリーでシュート打たれるが、ここは久々スタメンのGKストイシッチが、ファインセーブでピンチを防ぐ。
さらに、徳島の左コーナーから、杉森にシュート打たれるが枠外。

10分、徳島GKのパスをカット、デサバトから氣田がパスを受けるが、シュートは打てず。

11分、徳島の杉森にイエロー。

17分、右サイドでパスを受けた中山が反転ミドルシュート、枠外。

19分、左から徳島の浜下がドリブルからのシュート、枠外。

20分、キムテヒョンにイエロー。

24分、内田から氣田がパスを受けて左コーナーを得る。2本連続。中島のキックに、中山がフリック、ファーのデサバトには合わず。

28分、左サイドで、中山が徳島DFの股抜きで、裏に抜けフリー。折返しのパスに、DF間で遠藤が、フリーでシュートを打つが、タイミングずれたか枠外。決定的。

29分、中島がパスカットして、ドリブルからのミドルシュート、枠外。

33分、ベガルタの右コーナー、キッカーは遠藤。決まらず、徳島がカウンター、中島がファールで止める。イエロー。

44分、徳島が右から新井のシュート、これが味方の杉森に当たり、枠外。ベガルタにはラッキー。

前半はややベガルタがチャンスを作ったものの、決め切れず、ほぼ互角でスコアレス。


後半
開始20秒、中央30mでフリーキックを得る。遠藤が浮かせたキック、流れる。

2分、ベガルが攻勢も最後が合わず、徳島のカウンター、渡井がドリブルで持ち込みシュート、決まらず。

このあたりが真瀬が上がって中央に寄せる。

9分、徳島の新井が、中島をかわして侵入。アウトにかけて、ゴール前を横切るクロス。流れて助かる。

10分、左サイドで遠藤、中山とつなぎ、最後は上がっていた中島がシュート、枠外。

12分、中山がワンタッチで裏の内田へ。内田のクロスのこぼれを中島シュート、キーパー。

13分、真瀬と名倉でワンツー、真瀬が侵入。右コーナーを得る。遠藤のキックに吉野がニアでヘッド、枠外。

19分、徳島は、浜下に代え西谷、渡井に代え児玉を入れる。

20分、徳島、エウシーニョのクロスに一美が浮かせるシュート、これはストイシッチ、キャッチ。

22分、ベガルタ、中山に代え富樫が入る。

⚽24分、ベガルタ左サイドで、キムのパスをカットされ、杉森が上がってクロス、ワンバンのボールに、前に出た一美が足を延ばして決め、0-1、先制を許す。

⚽26分、中央の吉野が左サイドに張っていた遠藤へパスを通す。遠藤からパスを受けた氣田がドリブルでしかけ、えぐってのパス。カカがクリアしそこねたボールを、ペナ内で張っていた内田が左足で押し込み、ゴール。1-1

先制されてわずか2分で同点。内田は、今季初ゴールで、徳島には恩返し弾。

得点直後、ベガルタはデサバトに代え、フォギーニョ、氣田に代え加藤を入れる。

31分、徳島、一美に代え佐藤晃大が入る。
その佐藤、入るなり、左からのクロスに中央フリーでいたが、シュートせず、折り返しのヘッド。で、助かる。

⚽35分、名倉が後ろから押し倒しで、右サイドライン際で徳島のフリーキック。これはクリアするが、ファーサイドのこぼれに、中島の寄せ遅れたところ、児玉が抑えた強烈ミドル、ペナ内のカカに当たってコースが変わり、ゴール。1-2と再びリードされる。

36分、ベガルタは、遠藤に代え皆川、内田に代え若狭を入れる。4-4-2で、キムが左SBに回る。

39分、徳島も、玄に代え田向、エウシーニョに代え阿部が入る。

40分、富樫にイエロー。

ベガルタ、攻めを急ぐが、ロングゴールやアバウトなボールを回収されて、なかなか攻め込めない。

44分、徳島ペナ角奥30mでフリーキック。中島のキック、ペナ内浮いたところ、キーパーがパンチング。

追加時間は5分間。
1分、名倉が右サイド粘ってゴールライン際からのクロス。富樫がダイレクトで狙うがシュートはふかす。

2分、徳島のカウンター、西谷は若狭がファールで止める。

4分、ベガルタ、徳島ゴール前でボールをつなぎ、中央から富樫がシュート。ブロックされるが、こぼれを左に上がっていたがキムが浮き球クロス。これにペナ内の真瀬田向が競り、真瀬が引っ張られてPKゲット。田向イエロー。

徳島のGKスアレスも猛抗議でイエロー。

⚽6分、PKのキッカーは皆川。シュートは、枠内捉えるがスアレスに読まれて、弾かれる。しかし、弾かれたボールを、冷静に皆川がインサイドキックで押し込み、ゴール。2-2。直後に試合終了。

土壇場で追いつき、勝ち点1をなんとかゲット。しのいだ。


シュート数: 9-7 CK: 6-2  FK: 14-18  得点:内田裕斗、皆川雄介(PK) (徳島)一美、カカ  警告:キムテヒョン、中島、富樫 (徳島)杉森、田向  主審:長峯滉希  入場:2,965人