第102回天皇杯3回戦:2022年6月22日(水)19:00 ベガルタ仙台 2-3 セレッソ大阪 ユアスタ仙台
皆川
(氣田)
大曽根 遠藤 加藤
(富樫) (名倉)
鎌田 フォギーニョ
福森 平岡 若狭 蜂須賀
(キム) (真瀬)
杉本
サブは、小畑、キムテヒョン、富田、真瀬、氣田、名倉、富樫。中島は契約上出場できない。
セレッソ大阪は、GK清水、DF進藤、マテイヨニッチ、鳥海、船木、MF奧埜、パトリッキ、岡澤、中原、FWブルーノメンデス、清武。山田寛人、加藤陸次樹、毎熊はベンチスタート。
18日に、リーグ戦で、ライバル横浜FCに苦杯を嘗めたベガルタ仙台は、中3日で、J1のセレッソ大阪と天皇杯3回戦を対戦。
2日前には真夏日になった仙台も、この日は梅雨空。
気温も20度前後と低く、ユアスタに着くころには、霧雨に風もあって肌寒いくらい。
ベガルタは、怪我上がりの選手を多くメンバー入りさせて、右SB蜂須賀、左SB福森、左MFには大曽根をスタメン起用。さらには、富田が久しぶりにベンチ入り。
また、GK杉本はじめ、鎌田、加藤、平岡とサブが多くなっている選手を、遠藤、皆川、フォギーニョと共にスタメン起用した。
セレッソ大阪の方も、マテイヨニッチ、奧埜、ブルーノメンデス、清武など、主力をスタメンで出してきている。
ベガルタの2失点は、セットプレーでの寄せの甘さが出たり、こぼれ球への反応が遅れた。3失点目はミスがらみと、課題も確かに出た。
一方で、この日の加藤は序盤、キレのあるドリブルで相手をかわしながらシュートと、これまでより一皮むけたプレーが見られ、先制点も決めた。
鎌田も、スルーパスのチャレンジや、終盤ではペナ付近まで上がって、うまくフリーとなり2点目を決め、これが今季初ゴール。きっかけのとなりそうな試合になった。
さらに、怪我から復帰の蜂須賀が、トップスピードで長い時間プレーでき、福森もまだ完調ではないものの、要所で守備やロングボール展開、2点目の起点などあり、まずまず。
守備では、セットプレーでやられたが、何度も仕掛けられたサイド攻撃は、若狭と平岡でコースを切って、流れからの攻撃はしのいだ。
結果は悔しいものだが、リーグ戦ではできないチャレンジで、それなりに手ごたえもあったので、これを今後の試合に活かしてもらいたい。
特に、蜂須賀のクロスは、加藤のドリブルは今後の武器になりそうなので、さらにコンディションを上げて、力になって貰いたい。
簡単に経過を。
ベガルタは4-2-3-1で、いつも以上にコンパクトな布陣で、両サイドを高く上げ、ラインを高く保つ。これが奏功して、セカンドを拾えるようになり、CBからのロングボール展開もあって、序盤からペースを掴む。
開始早々、遠藤がミドルシュート、枠外もキーパー。このところシュートが枠に行ってなかったので、遠藤も復調の兆しか。
⚽6分、大曽根のドリブルからのシュートのこぼれを、ファーで、フリーの加藤が角度無いとろこを決めきって先制1-0。
加藤は、14分にも、切れのあるドリブルでDF3人間をすり抜け、カットインから、左足で右方向へ腰を回してのシュート。
キーパーも動けないシュートで、決まったかと思われたが、ポスト!これが決まっていたられば、の惜しいシュートだった。
さらに、ベガルタは、両サイドをワイドに使った展開やロングボール攻撃と、ピッチを広く使ってチャンスも作るが、決め切れず。
次第に、C大阪に裏を狙われるようになり、走らされる。奧埜にゴール前に飛びされてシュートされ、あわやのシーンもあった。
⚽そして31分、左奥からのフリーキックに、ニアでブルーノメンデスに頭でカッちり合され、42分には、コーナーのこぼれをマテイヨニッチに押し込まれ、前半で1-2と逆転許す。
特に2点目は、ボールが、ころころこぼれる感じで入れられ、誰も反応できなかったので残念。
⚽後半開始早々、5分には、攻めながら前に進めず、自陣への後ろ向きのドリブルを、奧埜に背後から奪われ、最後はフリーのパトリッキに決められ、3点目を献上。1-3と苦しい展開。
前半は、再三のスピードあるパトリッキを、なんとかゴール前で抑えていただけに、これも残念。
14分、ベガルタは大曽根に代え、富樫を入れる。遠藤が左に入り、2トップへ。
⚽しかし、ベガルタも後半17分、相手ゴール前で遠藤から福森の浮き球、最後は、ペナ内に入った蜂須賀の折返しを、フリーとなった鎌田が決めて2-3、と追いすがる。
21分、C大阪はパトリックに代え毎熊、中原に代え為田を入れる2枚代え。
25分、ベガルタも福森に代えキムテヒョンを入れる。キムはそのまま左SB。
33分、皆川に代え氣田、蜂須賀に代え真瀬、加藤の代え名倉を入れる3枚代え。
ベガルタは、C大阪のカウンターに耐えながら、攻め込み、34分には、鎌田のクロスに、遠藤が中央でドンピシャヘッドも、キーパー正面。
37分、C大阪は清武に代え山田を入れる。
試合終了間際AT4分には、遠藤のコーナーキックから、平岡が、ニアからダイビングヘッドを狙うが、サイドネット。もう一歩、追付けなかった。
シュート数: 7-8 CK: 8-3 FK: 12-10 得点:加藤千尋、鎌田大夢 (C大阪)ブルーノメンデス、マテイヨニッチ、ジェアンパトリッキ 警告:なし 主審:福島孝一郎 入場:2,494人