ベガルタ・マヴォイ

2021J1　37節　11月27日（土）14：03　ベガルタ仙台2-2アビスパ福岡　ベスト電器スタジアム

サブは、ストイシッチ、福森、蜂須賀、富田、中原、加藤、赤﨑。西村は警告累積で欠場。
凛子
湘南は、GK村上、DF館、サロモンソン、グローリ、宮、輪湖、MFクルークス、カウエ、前、石津、FW渡、城後。ファンマ、金森、杉本、志知はベンチスタート。

降格が決まって、監督が代わり、難しい試合であり、色々な意味でチャンスでもある試合。

ベガルタは、西村が出場停止で、久々にカルドーゾがスタメンで、富樫と2トップ。

CBに平岡、左MFに氣田が、久々の出場。出場停止空けの吉野が、ボランチで上原と組み、4-4-2でスタート。

福岡は、最近のスタメンから出場機会の少ない、城後、輪湖などを入れている。しかし、メンバーを代えても、鋭くしつこいプレスからボール奪取、素早いカウンターは変わらない。

前半は、福岡が素早いプレスで、ベガルタのボールを次々奪い、主導権を握る。序盤は、ベガルタのパスのテンポが悪く、悉く福岡に引っ掛けられる。大敗の悪夢もよぎる流れ。

しかし、26分にクルークスにファインゴールを決められて先制許すが、これで吹っ切って、スペースへの抜け出しを敢行すると、ベガルタの攻撃にもリズム。

前半終了間際には、コーナーから平岡の枠内ヘッドと、勢いづく。

後半は、カルドーゾらがドリブルで走り込み、チャンスを作る。

3分でコーナーからカルドーゾがヘッドを狙い、氣田が押し込んで同点、さらには、18分にも同じように氣田が押し込んで逆転。

コーナーからの2得点は、上原のキック、カルドーゾがヘッドで競り勝ち、氣田のポジション取りと富樫のアシストと、作戦に選手が応えた。

氣田は、この試合2得点。1点目はごっちゃん気味だったが、このゴールは難しい態勢から決めた。

平岡、氣田、カルドーゾなど久々のスタメン組が、失点後に躍動。チャンスメーク、得点に絡むなど、持ち味を出せたのは良かった。

ただ、久々の逆転勝利かと思われたが、福岡がレギュラー組を入れ、残り10分で、ベガルタが5バック気味にして守り固めをしたところから、福岡に再び攻勢を許し、マイボールをキープし切れず失点。

ボールをキープして時間をかける事ができなかった。勝負強さを身に着けるまでに至らなかった、今年の課題が出てしまった。

それでも、選手達は結果を残すべく、ファイトはしていた。選手に指定席は無く、結果で道を切り開いていくのみ。

最終節は、強敵鹿島アントラーズ。

だが、西村も戻ってくる。ただ、ただ、結果を求めてやり抜くだけ。

攻撃は勿論、守備においても、攻めの気持ちを忘れず、最後は勝利で終わろう。

以下、簡単に経過。

前半
【福岡】2分、ベガルタの右サイド、石津が侵入するが真瀬対応。
3分、右から輪湖から渡、えぐってのクロスで、右コーナー。これはクリア。

【福岡】5分、クルークスのキープから左コーナー。これはクリア。

【ベガルタ仙台】8分、カルドーゾがキープして、えぐり、左コーナーを得る。シュートは打てず、カウンター受けるが、遅らせる。

【ベガルタ仙台】10分、真瀬が上がってクロス、福岡ゴール前、混戦となるが、シュート打てず。

【福岡】11分、上原がボールを奪われ、クルークスが左足シュート、これはクバ抑える。

【ベガルタ仙台】15分、氣田のキープから左コーナー得るが、シュート打てず。

【ベガルタ仙台】18分、カウンター、カルドーゾがボール奪われ、逆にカウンター受ける。福岡の左コーナーはしのぐ。

【福岡】21分、パスカット応酬から、福岡が左からのクロス、城後がフリーで飛び込むが、当てるのがやっとで枠外。

＜飲水タイム＞
【福岡】⚽25分、右コーナーをGKクバがパンチングするが、こぼれが左サイドのクルークスへ。クルークスがカットインしながら、氣田をかわして左足を振りぬくと、巻いたシュートが強烈に決まって、福岡先制。これはどうしようもない。0-1。

【福岡】28分、パスカットから城後がシュート、これはクバが弾く。コーナーキックはクリア。

しかし、失点したベガルタは、むしろ吹っ切れて攻勢。パスのテンポが上がる。

【ベガルタ仙台】32分、氣田からパスを受けた富樫シュート、ヒットせず。
33分、右コーナー。こぼれを関口がクロス、氣田のシュートは枠外。
35分、真瀬と富樫がワンツー、真瀬のクロスに上原シュート、ヒットせず。

【ベガルタ仙台】40分、カウンター、カルドーゾから真瀬、左足クロスに上原合わず。

【ベガルタ仙台】42分、右コーナー。上原のキックに、中央フリーで平岡ヘッド、たたきつけるが、キーパー正面。惜しい。

【ベガルタ仙台】44分、富樫、異議からイエロー。追加時間は3分。

前半は0-1とリードされたが、終了間際の平岡のヘッドなど盛り返すベガルタ。

後半
【福岡】開始30秒、左45度奥30ｍのフリーキック。サロモンソンのキックに、宮？のヘッド、枠外。

【ベガルタ仙台】1分、関口からパスを受けた富樫が裏に抜け出しフリー、左45度キーパーと1対1，シュートは枠外。惜しい。

【ベガルタ仙台】⚽3分、石原のクロスにカルドーゾヘッド、右コーナーを得る。上原のコーナーキック、ニアでカルドーゾが合わせ、すらしヘッド。ファーでバウンドするところ、氣田がダイビングヘッドで決め1-1同点。作戦通りという、ポジション取りで決めてみせた。

その後はカウンター応酬。

【ベガルタ仙台】7分、カウンター、関口から真瀬のクロスで右コーナー。さらに左コーナー、こぼれをアピがシュートするも枠外。

【福岡】9分、流れがベガルタよりになったところで、城後に代えファンマ、石津に代え杉本、カウエに代え中村と3枚替えで、レギュラーを入れて来る。

【福岡】14分、クルークスから、裏のファンマへのパスはもう一歩。

【ベガルタ仙台】⚽18分、カルドーゾがドリブル前進、右コーナーを得る。キッカーは上原。上原のキックをニアでカルドーゾが競り勝ち、ファーへ落とす。富樫がDFを抑え、こぼれを下がりながら、氣田が右足で狭いニアに蹴りこんで2-1、ついに逆転！

【福岡】21分、ファンマにイエロー。

【ベガルタ仙台】22分、氣田に代え、加藤が入る。

【ベガルタ仙台】23分、加藤がドリブル前進、囲まれてもキープ、最後はカルドーゾが巻いたシュートを狙うが枠外。

＜飲水タイム＞

【福岡】27分、左コーナー、フリーでヘッドが決まりゴール、かと思われたが、のしかかりファールでノーゴール。助かる。危ない。

【ベガルタ仙台】34分、関口に代え富田、平岡に代え福森を入れ、吉野がCBに下がり、3バックというか5バック気味に守備固め？

【福岡】38分、守備意識が強くなったベガルタ対し、ボールを回す。
40分、スルーパスを送るが、吉野が蹴り出す。

【福岡】⚽41分、左からクルークスが右足に持ち変えてのクロス、ファーでファンマが頭で折り返し、中央の金森ヘッド、バーに当たり落ちるが、再び足で押し込んで、同点ゴール。2-2。
ベガルタが守備意識を高めたところで、相手に勢いづかせてしまい、ゴール前に人数いながら、決め切られてしまった。

【ベガルタ仙台】42分、上原に代え中原、富樫に代え蜂須賀を入れる。

追加時間は4分。
【ベガルタ仙台】1分、カウンター、加藤がドリブル前進、石原のクロスは流れる。
さらに、回して、蜂須賀のクロス、決まらず。

【福岡】2分、カウンターから金森がスルーパスで前へ、これはクリアされる。

結局、一度は逆転したベガルタだが、終盤に簡単にボールを失い、相手に勢いを戻してしまって、ドロー。惜しいゲームだった。

シュート数: 9-10　CK: 8-8 　FK:8 -13 　得点:氣田亮真２　（福岡）クルークス、金森　　警告:富樫　（福岡）ファンマ　　主審:　　VAR:　　入場: