25節:ベガルタ仙台0-5横浜FM、相手プレスでミス誘発、大敗

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2021J1 25節 8月21日(土)18:03 ベガルタ仙台0-5横浜F・マリノス 


西村 富樫
(赤﨑)(カルドーゾ)
関口    中原
(蜂須賀)(氣田)
上原  富田
   (松下)
石原 福森 アピ 真瀬

ヤクブ スウォビィク

サブは、ストイシッチ、吉野、蜂須賀、氣田、松下、赤﨑、カルドーゾ。先日加入の富樫が早速スタメン。

横浜FMは、GK高丘、DF小池、岩田、畠中、和田、MF扇原、喜田、マルコスジュニオール、FWエウベル、レオセアラ、前田。仲川、水沼、天野、ティーラトンはベンチスタート。

先日長崎からの移籍が発表されたばかりの、FW富樫敬真(ケイマン)が、早速スタメン。

この試合、前半の前半までは、ボールを持たれながらも、複数人で強く囲み、相手の攻撃をなんとか阻んでいた。

しかし、横浜FMのマルコスらが、自由にポジションを移動しながら、高速のワンタッチパスでつなぎ始めると、後追い守備で、ベガルタは疲弊。

カウンターのチャンスもあったが、速い相手守備のプレスに、ラストパスは悉くズレて、フリーの決定機が作れない。

次第に、スペースに縦横に走りこまれると、守備ミスも重なり大量失点になってしまった。

攻撃では、シュート9本を打ってはいるが、ほとんど相手を崩せずに、遠目から狙うシュートで、キーパーの守備範囲となってしまった。


さて、気が進まないが、この試合の簡単な経過。
チャンスの芽もあったのだが、横浜FMの、速く、強いプレスが立ち塞がり、ラストパスの精度を欠いて、崩しきる機会が少なかった。

【ベガルタの攻撃】
前半7分、自陣から福森のロングキックが真瀬に通り、真瀬が左足のクロス。これをケイマンがヘッド、こぼれは富田が左足ミドルシュートも、オフサイド。決まらなかったが、やりたかった攻撃か。

※前半10分、VARの通信機器が故障とかで、4分ほど試合中断。ベガルタにいい流れがきていたので、これは残念。

前半19分、スローインから上原のクロス、西村にはもう一歩。その後のコーナーからのデザインプレーで、戻したボールを石原シュートも、詰められ、ふかす。

前半30分、1失点後、キーパーが前に出ていたのを見て、西村がロングシュート。しかしGKにキャッチされる。トライとしてはいい。

前半AT6分、左サイドで回して、上原からのパスに、上がっていたアピがフリーで、ミドルシュートを枠内に放つ。キーパー弾き、真瀬が左足シュート、これはブロックされる。これがこの試合一番の決定機。

(後半21分)2点目を失ったところで、富田、中原、富樫に代え、松下、氣田、カルドーゾを入れる。

後半25分、ゴールキックからカルドーゾ、関口とつないでクロス、西村がヘッドも、のけぞり気味で枠外。

後半31分、松下のミドルシュート、枠外。

(後半32分)関口に代え蜂須賀、西村に代え赤﨑を入れる。

後半AT3分、氣田が右から侵入、折り返しにカルドーゾシュートもキーパー正面。結局この試合も無得点。


【横浜FMのチャンス】
前半18分、マルコスが裏に出したボールで、エイベルがフリー、シュートは、GKクバ正面。

前半23分、ベガルタ右サイドで、和田からパスを受けたレオセアラのヘッド、GKクバがワンハンドで掻き出す。

⚽前半24分、ベガルタペナ右角でつながれ、和田?の浮き球を、レオセアラとアピが競ったところに、GKクバがパンチングに行くが、アピと交錯で触れず。レオセアラが押し切り、ヘッドを当てて、無人のゴールに決められる。0-1。

前半32分、左サイドエイベルがパスカット、つながれ、前田がフリーで至近距離シュートも、ふかしてくれる。

前半38分、マルコスの曲げたクロスに、レオセアラがヘッド、クバ止める。

前半40分、右から中央に入ってきた和田が素早いミドルシュート、ポスト!で助かる。

(後半15分)前田、扇原に代わり、水沼、天野が入る。

⚽後半16分、ベガルタ左で回して、最後は水沼がえぐっての折返し、レオセアラ、トラップするなり、強烈なミドルシュート、決められ0-2。

⚽後半22分、ベガルタ3枚代えの直後、詰められて、GKクバのクリアのキックが短く、石原が後ろに流し、福森がクリアするところ、レオセアラ?にひっかけられ、中央に走り込んできたマルコスに合わせられ、0-3。

⚽後半24分、ベガルタがラインを上げて攻撃のところ、ロングボールを上げられ、福森が競り負けると、レオセアラがドリブル独走、1対1を決められ、0-4。レオセアラにハットを許す。

(後半25分)マルコスジュニオール、エイベルに代わり、渡辺と松原が入る。

後半29分、レオセアラが反転シュート、枠外。4点目も狙っている。

(後半32分)レオセアラに代わりティーラトンが入る。

⚽後半AT4分、和田からパスを受けた松原がえぐっての折返し、中央天野がダイレクトで決めて0-5。

相手フリーシュートのミスや、クバのセーブがなかったら、さらに3点位は取られていただろう。


大敗でも、今後の勝利を導くための材料としないといけない。

「守備に追われ、攻撃のパワーがなくなった」という選手の話は、その通りと誰もが思うところで、それが9試合未勝利と続いているわけだから、誰かのせいにするのではなく、自分たちで意思疎通を図って、解決していくしかない。

今のベガルタにできることは、「まず無失点の時間を長くして、後半の少ない時間で、得点して勝つ」ではなくパワーのある内に、早めに連動のある攻撃を、もっともっと仕掛け、得点を挙げて、先行逃げ切りしかないだろう。

勿論、いつでもリスク管理は重要だが、"イケイケ"を恐れるがあまり、前半から、連動した攻めの仕掛けを減らすのは、もったいない。


尚、この試合、加藤とオッティが怪我で離脱しとの事だが、河北によると軽傷ということである。水曜のFC東京戦に温存した?と見られるフォギーニョも、普通に練習しているようなので、総力で勝ちを目指してほしい。


シュート数: 9-18 CK: 5-3 FK:10 -11  得点:(横浜FM)レオセアラ3、マルコスジュニオール、天野  警告:中原  主審:中村 太  VAR:井上知大  入場:4,857人