24節:ベガルタ仙台0-0FC横浜、決め切れずドロー、8戦未勝利、福森フル出場

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2021J1 24節 8月14日(土)19:03 ベガルタ仙台0-0FC横浜 ユアスタ仙台


赤﨑 西村
  (カルドーゾ)
関口     加藤
(オッティ)(氣田)
フォギーニョ 上原

石原 福森 アピ 真瀬
 (平岡)(蜂須賀)
ヤクブ スウォビィク

サブは、ストイシッチ、蜂須賀、平岡、富田、氣田、オッティ、カルドーゾ。福森が加入即スタメン。

横浜FCは、GKスベンドブローダーセン、DF伊野波、韓、ガブリエウ、マギーニョ、MF瀬古、高橋秀人、高木、松浦、松尾、FWフェリペヴィゼウ。渡邉千真、三浦知良、安永はベンチスタート。ジャーメイン良は欠場。

お盆の時期とは思えない低い気温19度。強い雨が降るユアスタ。

3バックで失点を抑え、連勝中の横浜FCに対して、ベガルタは加藤、関口がハーフスペースをうまく使い、相手のマークを揺さぶり、ボールを圧倒的に保持する。

しかし、サイドをえぐっての関口、赤﨑のフリーシュートも決められない。次第に、5バックで守備を固められると、コースを限定される。そして最後は横浜FCの新GK、U-24ドイツ代表ブローダーセンの反応にゴールを割れない。

一方守備では、ボランチのフォギーニョと上原が守備的に囲み、スタメンのアピアタウィア久、上原が粘りの守備。そして、先日加入が発表されたばかりの、フックことCBの福森が、左足の長短のフィードで起点となり、前半の攻撃のリズムを作った。

横浜FCの松尾、フェリペヴィゼウの侵入からのピンチはあったが、そこは今日もGKクバがいい位置取りでシュートストップ。

後半は、氣田をまず投入。シュートチャンスはあったが、左に持ち変える前に詰められた。その後も、ベガルタは、ボールをキープしながらも、がっちりブロックを組んだ横浜FCを突破できず。残り10分になってオッティ、カルドーゾを投入し、真瀬の折返しからカルドーゾシュートも、角度なくキーパーの反応で止められる。

共に、キーパーの競演となり、互いにゴールが割れずスコアレスドロー。ベガルタは8戦勝ち無し。

今節は、他チームが伸び悩み、追撃のチャンスだったが、勝ち点1にとどまった。

失点をまず抑えて後半勝負、という最近の戦法の中で、今日は、相手が出てこないので、珍しくボールを持てたが、FW二人の距離感が、守備の連係の重視のためか、シュートの時は単騎になっている。右サイドからのチャンスメークは良かったのだが、こぼれに突っ込むような、たたみかける攻撃がなく、決め切れなかった。

横浜FCは、あまり前に来ないだけでなく、ベガルタ左のマギーニョがミス連発。左からの攻撃が不発で、助かった面もある。

そして、後半は、残り10分でなんとかしろ攻撃。勝ちに行くにはもう少し時間を与えて、仕掛けだけでなく、ミドルとか、いろいろ狙っていってほしかった。

加藤と氣田は考え過ぎで、思い切りが少なくなっている感があるが、それだけだと思うので、自分を信じて強気で行ってほしい。

ただ、この試合の収穫は、いきなりスタメンのCB福森。108本のパスを捌き、左足からのフィード、ビルドアップに期待を抱かせる活躍。

フックに加え、上原の展開や、なぜか出てこない松下が復活すれば、もっと、シュートが増え、点を取り、勝ち点3を目指せる戦いができるのではないか。点を取ってのドローの方がまだつながる。

以下、主な経過。

前半。
【ベガルタ】開始1分、フォギーニョの浮き球に、関口シュートもヒットせず。

【ベガルタ】8分、真瀬がドリブルで上がり、西村スルー、赤﨑の落としを、カットインした関口が、狙いすましたグラウダーで、カーブをかけたシュート。枠外から大きく曲がって枠内に向かうも、ポスト!惜しい。

【ベガルタ】12分、またも真瀬から、加藤の横パスを中央赤﨑ダイレクトで合わるが、GKブローダーセンに弾かれる。

その後は、ベガルタが攻めるが、シュートまでは中々いけない。

【横浜FC】31分、瀬古からベガルタ左裏に出され、、フェリペヴィゼウがフリー、しかしGKクバが前に出てコースを限定、逆を突かれるシュートも、足でクリア。今日も神。

【横浜FC】37分、真瀬をかわして右から松尾がドリブル侵入、至近距離枠内シュートも、クバがクリア。

【横浜FC】44分、関口のパスをカットされ、瀬古から松尾、フリーでのシュート、またもクバセーブ。

前半は、序盤がベガルタ、後半は横浜FCに決定機があったが、共に決め切れず。

後半。
【ベガルタ】3分、真瀬がドリブル侵入、折り返しに赤﨑がシュート、サイトネット。
ここでコーナーを得る。フォギーニョの右コーナーキックに、アピがニアに走り込みながら、ワンタッチ左足アウトで合わせるシュートを狙うが、枠外。

【横浜FC】9分、フェリペヴィゼウにイエロー。

【ベガルタ】13分、赤﨑にイエロー。
【横浜FC】フェリペに代え、渡邉千真を入れる。

【ベガルタ】17分、今日いまいちの加藤に代え氣田を入れ、そのまま右サイド。

【ベガルタ】18分、上原からパスを受けた赤﨑が左から横パス、右からペナ内に氣田が走りこむが、右足でトラップから左に持ち変えようとするところを、カットされる。

【横浜FC】右コーナー、フリーキックと瀬古のいいボールが入ってくるが、クバがパンチングでクリア。

【ベガルタ】24分、ベガルタがキープして回し、最後は関口のクロス。曲がってワンバン、直接ゴールに向かうがキーパー。

【横浜FC】飲水タイム後、高橋秀人に代え、安永が入る。

【ベガルタ】31分、回して、最後は上原の浮き球、合わず。

【横浜FC】35分、マギーニョ に代え武田、松浦に代え サウロミネイロ、ガブリエウ に代え袴田を入れる3枚代え。
【ベガルタ】35分、 関口に代えオッティ 、西村に代えカルドーゾを入れる。

【ベガルタ】36分、真瀬がえぐっての折返し、カルドーゾ、スタンディングシュート枠内も、角度なく、キーパーに防がれる。

【横浜FC】43分、袴田にイエロー。

【ベガルタ】44分、左サイド上原パスを受けたオッティが、ゴール前を横切るパス、しかし、キーパーに阻まれる。

結局、スコアレスドロー。ベガルタはシュート7本、横浜FCは4本だったが、散発で、両キーパーの好守備もあって、点が入らなかった。

尚、試合前に平岡康裕選手のJ1通算350試合出場のセレモニーがあり、ご家族?から花束が贈呈された。


シュート数: 7-4 CK: 6- 6 FK:17 - 13 得点:なし 警告:赤﨑 (横浜FC)フェリペヴィゼウ、袴田  主審:飯田淳平  VAR:井上知大  入場:5,827人