2020J1 27節 11月14日(土)15:00 ベガルタ仙台4-0大阪 パナソニックスタジアム吹田
長沢
クエンカ 山田
(石原)
浜崎 匠
(中原)(シマオ)
椎橋
パラ 平岡 金 飯尾
(柳)
ヤクブ スウォビィク
サブは、川浪、シマオマテ、柳、石原、中原、赤﨑。
G大阪は、GK東口、DF昌子、藤春、菅沼、高尾、MF倉田、矢島、奥野、山本、FW唐山、渡邉千真。パトリック、小野瀬はベンチスタート。井手口、キム、宇佐美は欠場。
久しぶりに4-3-3で臨み、クエンカのキープや浜崎、匠のインサイドの動きと、守備の割り切りが奏功して、長沢がハットトリックの大活躍。
アシストは、クエンカのえぐり、浜崎のコーナー、匠のクロスとパサーも持ち味発揮。終了間際には、柳がダメ押しゴールも決めて、中2日のガンバ大阪とはいえ、敵地で完勝。
気になっていた浜崎、椎橋はインサイド、アンカーで役割明確に。椎橋は、速い縦パス、ワントラップからのサイドチェンジとか、逡巡が少なく向上していたし、浜崎も前向きのプレーでやりやすそうだった。疲れただろうけど、そのかいあり。
以下経過。
18戦勝無しのベガルタは、中5日で準備、久々に、椎橋アンカー、佐々木匠と中原をインサイドに置く、4-3-3。またも怪我人か、ベンチには6名しか入れてない。
しかし、中盤3人ほか、役割分担が明確になって、思い切ったプレーができた。
G大阪は、12戦負け無しの立役者で、ベガルタも手を焼いた井手口に加え、DFキムヨングォン、FWの宇佐美などがおらず、5選手を入れ替え、しかも中2日の強行日程。
試合は、ベガルタが相手DFの混乱を突き、立ち上がりから、メリハリのある攻守で、G大阪を慌てさせた。
前半。
開始早々、ベガルタが仕掛け。左の浜崎のクロスを長沢が落とし、椎橋が、枠内ミドルシュート。これは東口の好セーブに阻まれる。
さらに2分、飯尾のクロスにクエンカが侵入、東口が飛び出るところ、こぼれを匠が中央から枠内シュート、これも東口の反応に防がれる。
しかし、立ち上がりから、G大阪DFと東口の連係のまずさを突いて、枠内シュートで、攻め立てることができ、勢いに乗るベガルタ。
3分、右コーナー、これは決まらず。
4分、飯尾が上がって、長沢へ、これはオフサイド。
5分、G大阪のロングボール、流れる。
6分、G大阪が右コーナー。ファーサイドから矢島がボレーシュート、枠外。
7分、浜崎から長沢、オフサイド。
8分、G大阪がクロスから唐山のヘッド、枠外。DF寄せていた。
10-11分、G大阪が回す。左から渡邉千真のシュート、GKクバ弾き出す。
12分、G大阪の左コーナー。ショートコーナーからの放り込みはクバ。
13分、縦パスで長沢がワンタッチですらし、山田、もう一歩。
さらに山田のクロス、キーパー。
14分、左サイドでクエンカのヒールからパラ上がるが、ファール。
⚽16分、飯尾から平岡、左サイドパラのスルーパスに、クエンカがDFと競りながら、侵入。
ポスト脇からの折り返し、長沢が、DFの裏に消えてからニア前に出て、フリーで左足インサイドで合わせると、決まって先制!1-0。ベガルタが鮮やかな先制攻撃。
17分、しかしG大阪、すかさず反撃。ベガルタゴール前でボールをつなぐと、中央から山本が、狙いすましたミドルシュート、ゴール左枠内も、GKクバが弾き出す。流れを渡さない。
18分、これでG大阪の左コーナー。これも守る。
20分、G大阪菅沼のパスから千真、ここは飯尾が体を入れる。
21分、G大阪のカウンターは長沢が阻止。ファール取られる。
22分、G大阪の右からのクロスは、クバ抑える。
23分、クエンカがカウンター、浜崎が当てて右コーナーを得る。キッカーは浜崎。
25分、CKのこぼれ、パラが右足でのクロス、平岡が頭で落とすが、合わず。
26分、G大阪が左から矢島のクロスで、コーナー。
これをしのいで、ベガルタカウンター、クエンカからボールを受けた山田が、ドリブルも、DFに寄せられキープできず。
28分、今度はG大阪のカウンター、藤春のクロス、ファールで終了。
<<飲水タイム>>
30分、G大阪がボールを回す。ベガルタブロックを引いている。浜崎や匠が時折プレス。
31分、浜崎がパスカット、クエンカにつなぎ、右前の山田へ、オフサイド。
32分、左の長沢から山田、最後は飯尾がミドルシュート、枠外。
33分、G大阪が回す。
34分、ベガルタ左から右へ展開。金正也から匠のパスはもう一歩。
35分、G大阪唐山に裏に出られるが、金正也が押さえる。
36-38分、G大阪が回す。
右ライン際、ベガルタゴール35mで、G大阪のフリーキック。これはクバ。
39分、山田が浮球で裏に出し、長沢、もう一歩。
40分、クエンカから、中央匠、クエンカに戻し、最後は左45度からパラのミドルシュート、バーの上。
41分、金正也が縦パス、山田もう一歩。
42分、パラ、クエンカで左サイドつなぎ、左コーナーを得る。キッカーは浜崎。
平岡ニアフリックは、クリアされ、再び左コーナー。
⚽今度は、浜崎の左コーナーキックが、高い打点の長沢の頭にどんぴしゃ、東口より先に当ててゴール、2-0。いい時間帯の追加点。
追加時間3分間。
椎橋が膝した蹴られるが、起き上がる。
2分、G大阪菅沢のクロスはクリア。さらに高尾のクロスを、唐山に頭で合わせられるが、枠外。
前半から攻守のバランス良く、シュートまでいけたベガルタ、クエンカのアシスト、浜崎のコーナーから、長沢が確実にゴール。2点リードして、前半終了。
後半。
G大阪は、唐山に代えパトリック、矢島に代え小野瀬を投入。
後半もベガルタが先制攻撃。
1分、椎橋から匠、クエンカ、パラとつなぐ。さらに、裏に出た山田が左足シュート、枠外。
3分、飯尾のロングボールをクエンカがキープ。ヒールで匠へ。シュートは枠外。
さらに、飯尾が裏の匠に、パスを出し、匠がえぐり、クエンカには合わず。
6分、G大阪右から倉田のクロス、クバ。
7分、G大阪山本のロングボール、流れる。
8分、金正也から長沢、浜崎キープ、当てて左コーナーを得る。キッカーは浜崎。
さらに右コーナー。
G大阪がカウンター、ベガルタがクリアして、放り込まれるが、これもしのぐ。
10分、G大阪が回し、小野瀬のクロスは、平岡クリア。
11分、G大阪の左コーナー。ここはG大阪のパスミス。さすがにG大阪にも焦りか。
12分、G大阪千真がドリブル侵入、ここは平岡がブロック。
ここで、ベガルタはパラに代え、怪我から復帰した柳を、そのまま左SBに入れる。小野瀬対策か。
13分、パスミスをカットされるが、戻って、遅らせる。
16分、G大阪に回され、最後は左からの横パスに、中央飛び出た倉田が合わせシュートも、オフサイド。
画像で見ると、ぎりぎり飯尾が踏みとどまって、ラインを維持してた。
17分、G大阪が回す。パトリックに裏に入れるが、先にクバ抑える。
18分、椎橋ワントラップから、右から左へのサイドチェンジが、柳に通る。
20分、ベガルタがカウンター、飯尾上がるが蹴られてファール。
21分、G大阪千真が左に流れてクロス、これはクバキャッチ。
22分、中央から椎橋が絶妙スルーパス、長沢に通り、フリーも、昌子に倒される。
レッドもありかと思われたが、ここはイエロー。
G大阪ゴール中央25mで、フリーキックのチャンス。キッカーは浜崎。キックは壁。
24分、G大阪藤春に代え福田が入る。
25分、山本にパスミス。
<<飲水タイム>>
27分、G大阪山本に代え川崎が入る。
28分、ベガルタが、G大阪ペナ右横35mでフリーキックを得る。浜崎のキックに、飯尾がヘッド、バー直撃!惜しい。
⚽29分、中央のクエンカから右の匠へパス。匠がドリブル持ち上がり、ふわっとしたクロス。山田が前でつぶれ、後から長沢がフリーで、悠々ヘッド、決まって3-0!!
長沢が古巣相手に、超恩返しのハット・トリック。連戦で、攻守に汗をかき続ける選手に、ご褒美。
30分、G大阪が右からのクロス。クバ。32分、左からのクロスもクリア。
33分、G大阪が、左右からのクロスも最後はオフサイド。ベガルタの守備は集中切れず。
34分、G大阪の小野瀬が裏に入るが、金正也がクリア。この左コーナーもしのぐ。
37分、クエンカに代わり、石原が入る。
38分、ベガルタがカウンター、匠からパスを受けた山田が、アウトに掛けたシュートで狙うが、キーパー。
39分、G大阪の左からのクロスは流れる。
41分、山田からパスを受けた長沢がキープ。
42分、長沢から石原へドリブルで時間使う。
⚽43分、左サイド石原からパスを受けた柳が、パックパスと見せて反転、ドリブルで左から侵入、DFが出てこないところを、右足グラウンダーのシュート、東口の手を弾いて、ファーに決まり4-0。柳もちゃっかり、J1初ゴールで、トドメ。
この後ベガルタは、浜崎に代え中原、匠に代えシマオマテを入れ、5-4-1で締め。
今日活躍のインサイド二人は、交代時、かなり疲労の色が見える。それだけ走り続けた。
44分、G大阪千真のヘッド、枠外。
追加時間は4分間。
1分、パトリックからゴール前へ、千真より先にクバ。
その後、石原がドリブルでキープ、長沢がキープしてファール貰うなど、時間使いも余裕。
3分、G大阪の右コーナー付近でキープ。スローイン連続として時間と使い、そのまま試合終了。
中2日で怪我人もあり、ミスもあった吹田だが、何より、迷いなくプレーに臨めたベガルタが、攻守噛みあい長沢も大暴れハットで、18試合ぶりに4-0、完勝。
クエンカの初アシスト、匠と浜崎もアシストして、気持ち良く次に臨んでほしい。
出ずっぱり長沢、椎橋辺りは、当然疲れもあるだろうが、やり切ったご褒美が、この結果。
クエンカ、山田は、もう一段コンディションが上がってくれば、もっと活躍できるだろう。
ようやく、点取る感触、守りの勘所を、取り戻せたのではないか。
さて、次は中3日でホームFC東京、鹿島戦と連戦。やり繰りは楽ではないが、冷静にメリハリプレーで、ひと泡吹かせたい。
シュート数: 13-6 CK: 6-6 FK: 13-13 得点:長沢 駿3(ハットトリック)、柳貴博 警告:(G大阪)昌子 主審:東城穣 入場:11,567人