12節:ベガルタ仙台0-2磐田、緩いパス、寄せ甘く、敗戦

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2019J1 12節 5月18日(土)14:00 ベガルタ仙台0-2ジュビロ磐田 ヤマハスタジアム


ハモン ジャーメイン
    (長沢)
石原崇  吉尾
    (道渕)
松下 椎橋

永戸 常田 金 蜂須賀
   (大岩)
シュミット

サブは、川浪、シマオマテ、大岩、富田、道渕、石原直樹、長沢。磐田は、FW中山、MF荒木、山田、アダウイトン、松本、田口、DF高橋祥平、小川大貴、新里、大井、GKカミンスキー。大久保、小川航基、ロドリゲスはベンチスタート。中村は欠場。

3-4-2-1で球際激しく来る磐田に、後手を踏むベガルタ。アダウイトン、松本の2シャドウの動きに、攻守のバランスを崩し、緩いパスや寄せの甘さを突かれて、アダウイトン、中山に抜かれ2失点。後半相手が引いてボールを保持しても、5バックを完全に崩すことはできず、完敗。次のアウエー清水戦で再起を図る。

前半。
磐田は3-4-2-1で、中山ワントップの模様。映像には森保代表監督の視察の模様が出る。
開始20秒、常田のロングボール、ライン割る。磐田、ベガルタの右サイドからのクロスに、GKシュミット ダニエル(ダン)が飛び出るが、アダイウトンと交錯。しばらく起き上がれないダン。2分、ベガルタが左サイドをついて、ハモンから石原、しかし、シュート無し。その後、吉尾がひとりかわして、ジャーメインへのパス、ジャメーインはハンド取られる。

その後、中盤攻めぎあい。5分、金からの縦パス、ジャーメインには収まらず。6分、磐田の松本が、左からドリブル突破、シュートはダン。角度なし。7分、ベガルタにエリア右35mで磐田のフリーキック。磐田回し、高橋も上がってくるが、パスはライン割る。8分、アダイウトンがベガルタの左をドリブルで上がっていくが、パスは流れる。

9分、ベガルタ、パスカットして、カウンター、金から吉尾のクロス、ジャーメインが裏を狙うが、流れる。11分、右サイドをジャーメインがドリブル前進、これで右コーナーを得る。キッカーは永戸。キックはキーパー。そのあと磐田のカウンター、金が押さえる。13分、ベガルタがカウンター、しかし吉尾のパスはカットされる。14分、ベガルタが回す。15分、今度は磐田がボールを回す。

磐田が左からのクロスは、常田がクリア。さらに田口にクロスを入れられるが流れる。18分、蜂須賀がドリブルで仕掛け、戻して、吉尾がクロス、流れる。19分、磐田のカミンスキーのゴールキック、中盤でベガルタ選手がお見合い、さらに金がキックミスしたところを、アダイウトンに、ドリブルで抜け出されフリー、シュートはダンの脇を抜けゴール。今季ホームで勝利が無い磐田に、先制許す。

その後、永戸が縦のロングボール、ジャーメインはもう一歩。22分、常田から蜂須賀へのロングボールはライン割る。23分、松下がパスカットして、ジャーメインへ。ジャーメインがドリブルで仕掛け、クロスはクリアされる。スローインから蜂須賀のクロス、合わず。24分、アダイウトンがドリブル前進、ここは常田がクリア。

25分、ハモンがミドルシュート、DFに当たり、左コーナーを得る。クリアされ、つながらず。26分、ベガルタボールを回し、最後は椎橋が裏への浮き球、ジャーメインがフリーでキーパー前に飛び出るが、もう一歩28分、ハモンからジャーメイン、最後は吉尾がコントロールシュート、枠外。さらに椎橋から、ハモン、ジャーメインの落としもシュート打てず。

29分、ジャーメインがドリブルでエリア内侵入、折り返しのパスにハモン、シュートはブロックされる。30分、さらにジャーメインのドリブルから、ハモン、パスはカットされる。31分、磐田のカウンター、田口から荒井。しのぐ。32分、吉尾から蜂須賀のクロス、キーパー。33分、田口のクロスは流れる。

29分、ベガルタの右から荒木に裏パスを出され、中山が飛び出てフリー、常田は寄せ切れず、シュートを打たれ、2点目を失う。常田は、オフサイドをセルフジャッジしたかのような動き。今季1点どまりが多かった磐田が、前半で2点を上げ、余裕を与える。35分、左から松本のクロス、クリアするが左コーナーを与える。これはしのぐ。37分、アダウイトンのパスに山田がフリー、左足シュートは枠外。椎橋が寄せていた。

39分、荒木が縦に突破、フリーで侵入、左コーナーを与える。ヘッド打たれるが枠外。40分、蜂須賀がダイレクトで吉尾へ。倒され、右奥40mでフリーキック。つながらず。41分、アダウイトンの侵入からのクロス、クリア。42分、磐田のカウンター、中山がシュート、ダンが前にこぼすが、抑える。43分、ベガルタが磐田エリア中央やや左35mでフリーキックを得る。クリアされるが、セカンドが拾えない。

44分、CBまで持ちあがってくる余裕の磐田。追加時間は1分間。椎橋からジャーメイン、裏の石原には、もう一歩。前半は2点リードのままで終了。


後半。
ベガルタは、頭から金に変えて大岩を入れる(金の怪我によるのこと:監督談)。開始30秒、石原がボールを奪われ、山田にシュートを打たれるが、ダン抑える。その後、ジャーメインがクロスをいれるが、DF。3分、左コーナーを得る。こぼれをハモン、ブロックに会い、シュートは打ち切れず。さらに石原がパスカットして、ドリブルで攻め上がり、最後は中央ハモンのシュート、これで右コーナーを得るが、クリアされる。磐田は5バックで守りを固めている。

5分、スローインから椎橋が浮き球、ジャーメイン、もう一歩。6分、右から左へとボールを回し、永戸のクロス、ライン割る。8分、ジャーメインが引っ掛け、永戸がスルーパス、椎橋には合わず。9分、石原からハモン、右足でのシュート、ふかす。この後、吉原に代え道渕が入る。蜂須賀からボールを受けたハモンがドリブル、カットされるが、右コーナーを得る。10分、永戸のコーナーキックから、中央、ハモンが反転シュート、キーパー正面

13分、蜂須賀から、裏にはいった道渕のクロス、ハモンがボックス内で倒されるがノーファールの判定。14分、ベガルタ左から右とボールを回すが、シュートは打てず。16分、右から蜂須賀のクロス、これで右コーナーを得る。18分、ここでジャーメインに代わり、長沢が入る。コーナーのこぼれ、道渕シュートもクリアされる。

20分、ベガルタのカウンター、石原のパスはカットされる。21分、磐田がようやくボールを回すが、最後オフサイド。磐田は荒木に代え大久保を入れる。23分、山田にイエロー。ベガルタ自陣からのフリーキック。24分、ベガルタが中央でワンツー、長沢の落としに道渕、クリアされ、磐田がカウンター、ここもオフサイド。

27分、磐田が左から右とボールを回し、最後は小川大貴のシュート、枠外。ベガルタ触っていて、右コーナーを与える。ここは磐田のファールで終了。28分、大久保が左からのシュート、ダンが弾く。浮いたところをアダウイトンのヘッド、決まらず。29分、永戸のクロス、さらにハモンが右からクロス、最後は道渕がシュートもキーパー。

30分、蜂須賀からつないでいき、最後は永戸のクロス。これで左コーナーを得る。ここで磐田はアダイウトンに代え、ロドリゲスを入れる。コーナーの中央のボールを、ハモンがオーバーヘッド気味に狙うが、枠外。32分、裏に出た道渕がクロスも流れる。34分、ロドリゲスがボールキープ、さらに大久保がキープしながら侵入、切り返しからのシュートも、永戸がブロックして、サイドネット

35分、磐田の左コーナーはクリア。ベガルタのカウンター、ハモンが引っ張られ、40mでフリーキックを得る。つないでいく。36分、常田から裏の長沢へロングボール、長沢はオフサイド。その後、カミンスキーのゴールキックから、中山が一気にシュートまでいくが、枠外。39分、ロドリゲスがひとりでボールを運んで、ボックス内、シュートはダン。

40分、磐田の左コーナー。これはしのぐ。41分、ロドリゲスの前進は、常田がファールで止める。ベガルタボックス右角で磐田のフリーキック。ロドリゲスのシュートはダン弾く。42分、磐田のバックパスのミスを長沢が拾ってフリー、しかし最初のトラップが大きくシュート打てない。ここで磐田は中山に代え小川航基が入る。その後、ベガルタの左コーナー、長沢のヘッドもキーパー正面。

追加時間は4分間。道渕のパスはカットされる。さらに石原のパスミスと、疲れから精度欠く。1分、またロドリゲスがフリーでドリブル、シュート狙うが永戸がブロック。その後、ベガルタが左ライン際35mでフリーキックを得る。決まらず。2分蜂須賀のクロスはカットされる。その後、道渕がボックス右角からドリブルシュートも枠外。

結局、ゴールは得られず完封負け。"直接対決"静岡シリーズの第1戦は、0-2の完敗に終わった。


ベガルタがキープ力とドリブルのある、アダイウトン、松本のシャドウの動きに翻弄され、前半は守備に追われた。サイド攻撃が少なく、中盤からの攻撃を中々組み立てられなかった。守備では、一瞬のお見合い、裏に出る先取への対応と、いずれも後手を踏んで、ミスとも言える2失点で、前半で勝負を決められてしまった。

後半は、磐田が5バック気味に引いたのでボールは持てたが、大井を中心とする、相手の守備を崩しきれず。広島戦では活躍した、松下、石原も厳しく寄せられて、苦し紛れのパスが多くなり、つながらなかった。磐田が3バックの長所を、ベガルタにぶつけて来たのに対し、ベガルタは対応できず、相手の寄せにパス、クロスの精度を欠いてしまった。

今後とも、スピードのあるドリブラーがいる相手、厳しく寄せてくる相手には苦戦が予想される。それに対抗するには、こちらが先にボールに寄せて、パススピードを上げて相手をかわし、先手を取って、展開したり、仕掛けてたりするしかないだろう。

後半出てきた道渕が、いろいろやっていたが、前半から、厳しいボールへの寄せ、様々な仕掛けをしていかないと、チャンスは少ない。もう一度、攻守のアグレッシブさを見直して、次の清水戦に臨んで貰いたい。

シュート数:9-13 CK:9-5 FK:17-11 得点:(磐田)アダウイトン、中山  警告:常田 (磐田)山田大記  主審:山岡良介 入場:12,864人