2024 J2 14節 5月6日(月・祝)14時03分 ベガルタ仙台 1-0 鹿児島ユナイテッドFC 白波スタジアム
菅原(中山)
中島
(真瀬)
名願 情滋
(相良) (郷家)
工藤蒼 松井
(長澤)
石尾 菅田 小出 髙田
林
髙田のプロ初ゴールが決勝点
サブは、小畑、知念、真瀬、郷家、相良、長澤、中山。
鹿児島は、GK泉森、DF野嶽、戸根、岡本、外山、MF藤村、山口、端戸、FW五領、ンドカチャールス、福田。鈴木翔大、田中渉は、ベンチスタート
前節山口戦で、終了間際の名願のPKゲット、中山のPKゴールで劇的勝利を収めたベガルタ仙台。
中2日の厳しい日程で、鹿児島ユナイテッドFCとアウエーで対戦。
1-0で勝利したものの、後半は、ロングボールで走られ、かなり攻められ、攻撃時のミスも出て、辛勝。
しかし、今年のチームの基盤である、シュートブロックなど最後の守備、GK林のセーブ連発など、ある意味、持ち味が出ての勝利。
こういう試合内容でも、勝てるようになったのは、ひとつの成果とも言える。
さらに、前節、わずかな出場時間で結果を出した名願、練習試合でハットの菅原を、スタメンで起用するなど、若手にチャンスを与える事ができた。
また、終盤には、右サイドで真瀬-髙田という、一見守備的に見えて、実は超攻撃的な、組み合わせも試せた。
今季時折狙っていた髙田には、レーザービーム弾が飛び出て、プロ初ゴール。
残り6分はコーナーから長澤、郷家、松井で、連続コーナーの時間使いも敢行。
課題は修正する必要があるが、「勝ちながら修正」というのは、悪くない。
中2日の連戦、山口、鹿児島と苦しい展開ながら、2連勝。
順位を、2位長崎と勝ち点差6の、6位に上げ、今後の挑戦権につながる大きい勝利でもある。
主な経過。
<前半>
ベガルタは、中山、長澤、郷家をベンチスタートにして、休養十分の名願、菅原、工藤蒼をスタメン起用。
鹿児島のうるさい藤本が欠場というのは、ありがたい。藤村はスタメン、田中渉はベンチスタート。
前半は五分の展開。
序盤は、ベガルタがボールをキープ。松井の厳しい寄せが目立った。
早速、名願がいる左サイドでボールをつなぎ、左コーナーをゲット。この試合、コーナーは、情滋が蹴っていた。
中島の負担軽減、菅原との相性を考えたのか。ここは決まらず。
6分、左サイドでつなぎ、石尾がコントロールシュート、キーパー弾く。
10分、ベガルタ菅原にイエロー。
このあたり雨脚が強くなる。
11分、中島が反転スルーパス、菅原もう一歩。
13分、名願の
⚽15分、菅田が、鹿児島の選手二人の頭上を越えるナイスパスを、ハーフスペースの髙田へ。髙田、ワンタッチでボールを前に置くと、ハーフバウンドの強烈レーザービーム弾で、ゴールへ突き刺し、1-0と先制。
髙田はプロ2年目にして、うれしい初ゴール。
開幕から出ずっぱりの髙田が、報われた。
しかし、直後の16分、鹿児島端戸が左足ミドル、GK林がセーブではじき出す。
コーナーのこぼれもシュート打たれるが、枠外。
20分、左サイド、ペナすぐ外で、鹿児島のフリーキック。20m。五領のキックは、枠内も林セーブ!
その後のコーナーから、福田にオーバーヘッドで、枠内に打たれるが、これも林が、ワンハンドで掻き出し、セーブ!
失点しても勢いのある鹿児島。右サイドを中心に攻めて来る。
29分、中島がうまく体を預け、フリーキックをゲット。ゴール左25m。中島が壁横をゴロで抜けるシュートも、わずかに外。
鹿児島も激しく来るが、32分、戸根、38分、山口にイエロー。
蹴り合いの落ち着かない展開へ。
ベガルタは、39分、41分とコーナーを得るが、いいシュートが打てない。
結局、追加点は取れず、前半は1-0で終了。
ベガルタのシュート5本、鹿児島4本。コーナーはベガルタ3本、鹿児島5本。
<後半>
鹿児島はハーフタイムに、五領に代え西堂を入れる。ベガルタは、情滋に代え郷家を入れる。
後半は、鹿児島がロングボールを使いながら、裏を狙って、福田らにボールを集め、次々に、ベガルタゴールを襲う。
ベガルタにもチャンスはあったが、決め切れず。
1分、ベガルタ、中島、菅原、石尾とつなぎ、最後は中島がシュート、枠外。
2分、鹿児島、福田のクロスで右コーナー。こぼれ球を西堂にミドル打たれるが、バーの上。
4分、ベガルタがカウンター。髙田のサイドチェンジから、名願がカットインシュート、枠外。
10分、鹿児島、端戸に代え鈴木翔大が入る。
12分、ベガルタ、菅原に代え中山、名願に代え相良が入る。
13分、ベガルタ、右ライン際35mでフリーキックを得る。
中島のキックに、ニアに郷家突っ込むがもう一歩。
15分を過ぎると、鹿児島の圧に、ベガルタのミスも出て、ピンチが増える。
17分、バックパスに詰められて林がキック、これを拾われて、福田がドリブル侵入からシュート、これも林セーブ!
ここで工藤蒼、腰を痛めたか、一時ピッチ外も、コーナーの守備で戻る。
21分ベガルタは、腰?負傷の工藤蒼に代え、長澤が入る。
鹿児島、山口に代え田中渉、野嶽に代え星が入る。
21分、鹿児島、福田の浮き球のこぼれ、星がシュート、枠外。
22分、小出がゴール前、低いボールをヘッドでクリア、拾われて、星がシュート、枠外。
25分、ベガルタ、久々に相良がドリブルから攻め上がるが、シュートを打てず。逆にカウンターを受ける。
26分、鹿児島、コーナー連続。左、藤村、右、田中渉が蹴る。2本目のこぼれを星がミドルシュート、バーの上。
30分、鹿児島、左コーナー田中のキックで、こぼれ球押し込まれそうになるが、林。
32分、ベガルタ、郷家から中島へとパスが通り、相良が裏に走り込むタイミングでスルーパス。左から相良フリーでシュートもキーパーのセーブに合う。決定的。
33分、鹿児島、フリーキックを速いリスタートで、ンドカがいきなりシュート、林ワンハンドで辛うじてセーブ!
その後のコーナーから再び放り込まれる
34分、鹿児島、藤村に代え千布が入る。
36分、中央で中島と田中渉がマッチアップ。田中がボールを奪う。
36分、鹿児島、福田が裏に抜け出しフリー、ニアからシュート打たれるが、ファーを狙われたシュートを、GK林が左手1本で止める!
38分、カウンターで中島がキープしているときに、後ろからボールを奪われる。疲労もピークか。
40分、ベガルタ、中島に代え真瀬が入る。真瀬は右MF。郷家がトップに回る。
41分、ベガルタ、髙田と真瀬のパス交換から、最後は真瀬がペナ内侵入、シュートは枠外。
42分以降、ベガルタはキープ気味になる。
44分、鹿児島、田中のサイドチェンジから、星がシュート、枠外。
追加時間は6分間。
1分、ベガルタ、右コーナーを得る。長澤がキープに入り、松井、郷家で当ててコーナーを繰り返す。
3分、ようやくスローインでボールを得た鹿児島、ロングボールから田中が走り込んで、ダイレクトでシュート、枠内も、ここも林がセーブ!
5分、真瀬にイエロー、さらに異議か、松井にもイエロー。
鹿児島45mのフリーキックを田中が蹴る。郷家がためて、前の相良に出すと、巧くファールを貰う。
そのまま試合終了。
後半、ベガルタは中山、郷家、長澤、相良を投入したが、決定機は1回のみ。追加点取れず。
後半、鹿児島のシュートは9本、ベガルタ6本だった。
しかし、鹿児島に猛攻されるが、ことごとくGK林が立ちはだかり、1-0のクリーンシートで勝利をもぎとる。
担架で退場の工藤蒼の腰?の怪我だけが少し気になる。
シュート数:11-13 CK:7-11 FK:15-12 得点:髙田椋汰 警告:菅原、真瀬、松井 (鹿児島)戸根、山口 主審:田中玲匡 入場:4,892人
タグ:髙田椋汰