33節:対鹿島0-3、ミスから失点重ね完敗

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2018J1 33節 2018年11月24日(土)14:00 ベガルタ仙台0-3鹿島アントラーズ ユアスタ仙台

阿部  石原
(ジャーメイン)  
永戸   蜂須賀
    (中野)  
野津田 奥埜
椎橋
(関)
板倉 大岩 平岡
 
シュミット

サブは、関、梁、矢島、富田、中野、関口、ジャーメイン良。鹿島はFW鈴木優磨、セルジーニョ、MF安部、遠藤、レオシルバ、永木、DF山本、昌子、犬養、西、GKクォン スンテ。土居、レアンドロ、内田がベンチ入り。

ベガルタは、前半は厳しく寄せて、先にチャンスを作ったが、シュートコースは限定されて、得点できず。34分にミスでFKを与えると、混戦から昌子に決められ、先制許す。さらに蜂須賀が怪我で39分交代。

後半は、攻めきれない所を、カウンターで次々狙われ、2点を追加される。3点目もクリアミスがらみと、守備での綻びがゲームを苦しくした。

ベガルタは、ハモンが怪我の模様で阿部がスタメン。また広島戦での顔面打撲が心配された椎橋は、バットマンでスタメン出場。まずまずの動きだった。鹿島は、21日の天皇杯とほぼ同じ。ただ怪我の鈴木、内田が出て来るとは聞いてない。

今季最多、全席完売の19,152人の入場。冬の訪れ、陽もあまり差さず、寒いスタジアム。

前半。
開始早々、奥埜のキープから野津田がシュート、壁に当たる。その前にオフサイド。鹿島がカウンター、これはファールで止める。今日のベガルタは寄せが速い。3分、鹿島がベガルタエリア左角30mでフリーキック、ショートで出されるが、しのぐ。6分、ベガルタがカウンター、奥埜がキープも、打てず。7分、鈴木がエリア内倒されるがノーファール。8分、永戸のクロスはライン割る。

10分、奥埜、野津田が前に出てセカンドは拾えている。11分、左永戸から右蜂須賀へのロングパス、もう一歩。12分、永戸と阿部がワンタッチ、永戸がエリア内からパスもキーパー。14分、ベガルタが回してクロス、コーナーを得る。左コーナーは、野津田が蹴る。板倉のヘッド、こぼれが中央、蜂須賀の前に転がるが、ダイレクトで蹴ったボールは、バーの上

17分、椎橋、後ろから、鈴木にボールを奪われ、最後はレオシルバにシュートされるが決まらず。18分、板倉からつないで、こぼれを奥埜がシュートもブロックされる。20分、椎橋が、レオシルバのボールをカット、蜂須賀が切り返しから狙うが、決まらず。23分、右ライン際40mのフリーキック、野津田のキックに、大岩のヘッド、枠外。

27分、石原のキープから、奥埜、野津田と、つないで、シュートもキーパー正面。29分、鹿島安部のえぐりからのクロス、クリア。さらに遠藤がエリア内からのシュート、ブロックするが、コーナーを与える。右コーナーから、レオシルバのシュートは、シュミット。31分、鹿島のカウンター、石原ファールで止める。

32分、板倉ボールを奪われれ、左コーナー付近でフリーキックを与える。遠藤の戻すキック、低いボールを入れられ、ベガルタエリア中央で混戦、上がっていた昌子が、フェイントから、腰を回してのシュートで、ゴール0-1。先制を許す。ベガルタは守備陣二人が重なった。35分、蜂須賀と安部が交錯。蜂須賀が担架で退場。ベガルタ10人。38分、蜂須賀に代わり中野が急遽入り、そのまま右WB。

その後、右ライン際の鹿島のフリーキック、レオシルバのヘッドは枠外。41分、鹿島のカウンター、これはクリア。42分、鹿島が回す。右コーナーを与える。キッカーはレオシルバ。これはクリア。、44分、板倉にイエロー。追加時間は2分。左ライン際40mのフリーキック、こぼれをシュートするが枠外。

前半は、1点リードされて終了。蜂須賀のアクシデントも痛い。

後半。
開始早々、鹿島の左コーナー、シュミットがキャッチした後こぼすが、なんとか止める。5分、鹿島がベガルタエリア左角30mでフリーキック。レオシルバの直接シュートは、バーの上。6分、シュミットのゴールキックから、中央35mでフリーキックを得るが、シュートはバーの上。8分、鹿島、西の巻いた速いクロスに、中央フリーの鈴木のヘッド、枠外。危ない。

9分、遠藤が低く速いパス出すが、しのぐ。12分、阿部に代わりジャーメイン良が入る。15分、永戸のパスに、中央ジャーメイン、シュートは打てず。16分、遠藤のミドルシュート、キーパー正面。その後、中野からジャーメイン、エリア内倒されるがノーファール。19分、ベガルタがゴール前で回すが、シュート打てず。

21分、野津田が左からクロス、キーパー。鹿島は、遠藤に代え安西を入れる。ベガルタも椎橋に代え関口を入れ、右WB。中野が左WBに回り、永戸がCB左に下がり、板倉がアンカーと、布陣を大きく変えるベガルタ。これがポイントとなった。23分、パスカットされシュートされるが、バーの上。

25分、鹿島のカウンター、右サイドをえぐらえ、引き付けられたところに、クロスを出され、どフリーで安西がヘッド、2点目を決められる。野津田が戻ってきたが、左サイドが、すかすかになっていた。25分、左から永戸のクロス、シュートは打てず。27分、鹿島のカウンター、えぐってくるセルジーニョは阻止。30分、中央に浮き球パスを入れられ、中野が戻りながらヘッドのクリアが小さく、これをセルジーニョが、ダイレクトボレーで決め、3点目を失う

5分間で追加点を2点取られ、苦しいベガルタ。スクランブル布陣もかみ合わない。31分鹿島は、安部に代わりレアンドロが入る。33分、鹿島のカウンター、左から中央とつながれ、セルジーニョに、フリーでシュートを打たれるが、バーの上。36分、西に代わりに怪我から復帰の内田が入る。37分、野津田が右足でのミドルシュート、枠外。その後、GKクォンスンテが遅延でイエロー。

39分、中野がカットインから巻いたシュート狙うが、キーパー触って?枠外。これで右コーナー得るが決まらず。42分、ベガルタのカウンター、奥埜から関口、クロスで左コーナーを得る。決まらず。44分、関口のクロスに奥埜がヘッドも、キーパー。

さらに奥埜のサイドチェンジ、決まらず。ゴール前の鹿島の壁を崩せない。逆に、鹿島内田のクロスに、ヘッドを打たれるが、キーパー。結局、1点も返せず0-3で、ホーム最終戦は終了。


ACLで優勝、中3日の戦いの調整にも慣れた鹿島に対して、少ないチャンスを決めきれず、先制を許した後は、余裕を持たれてしまった。守備では、ポジション変更後のもたつきを、すかさず突かれて2失点。天皇杯で、最後にまた闘う可能性も高いので、中盤から後ろの連係は、再度見直す必要があろう。守備でのわずかな緩み、安易なスペースを許すと、すぐに突かれる。

攻撃では、セットプレーや、野津田、奥埜の飛び出しでチャンスはあった。ただ、石原にシュートを打たせるチャンスが、ほとんど無く、決めきれなかった。次の対戦では、しつこい寄せでミスを誘い、逆に攻撃していきたい。
それにしても、担架で退場した蜂須賀の状態は、気になる。


シュート数:9-16 CK:3-4 FK:21-18 得点:(鹿島)昌子、安西、セルジーニョ  警告:板倉 (鹿島)永木、クォン スンテ 主審:中村 太  入場:19,152人


試合前には、先日急逝した元GKコーチの藤川孝幸さんへ、ベガルタ時代の映像と、スタジアムDJ大坂さんからのメッセージのセレモニーがありました。また、J1・J2通算400試合出場の石原直樹選手には、ご家族から花束贈呈。

復興ライブは、石巻市立湊中の皆さんのジャズナンバーの演奏。仮面ライダージオウ握手&撮影会、伊達武将隊の演武も北エントランスで行われました。ベガッタ妹のビジュアルの発表も、ひょっこり程度あり。

試合後のセレモニーには、郡仙台市長、西川社長、渡邉監督と大岩主将の挨拶。大岩主将は「天皇杯は優勝します」と、力強く宣言。年間MIPには板倉選手、年間MVP(ファン、メディア選出両方)には石原選手が選ばれました。試合後の場内一周カプセル投げ込みでは、選手が、お子さん連れで、場内を周回。ハモンロペス選手も豪快に投げ込んでいました。

まだ、年内12月5日に、ユアスタで山形と天皇杯準決勝があります。チケットは、ひとまず完売模様ですが、キャンセルを狙って諦めずに。そしてみんなで埼スタに、杯を頂きに行きましょう。