09節:対大宮1-2、10人相手に勝ち切られる。パブロ初スタメン

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2016J1 2nd 9節 2016年8月20日(土)18:30 ベガルタ仙台1-2大宮アルディージャ NACK5スタジアム



ハモン ウイルソン

奥埜 パブロ
   (茂木) 
三田 富田
  
藤村 渡部 大岩 菅井
      

サブは、石川慧、小島、常田、差波、水野、茂木、西村。パブロジゴが初スタメン。大宮は家長、ムルジャ、泉澤、和田がスタメン。ネイツペチュニク、横山はベンチスタート。梁、石川直は怪我の影響で欠場。

前半、ハイプレスの仙台。ハモンがしばしばチャンスメークやシュートを放つが決めきれず。五分五分の内容も、江坂や泉澤にしばしばちぎられ、クロスやシュートを許す。37分、ムルジャにうまく体を預けられ、PK献上。家長に決められ1点リードされて後半へ。

リードした大宮が、前からプレスを加えての守り固めに入ると、なかなかシュートも打てない展開だったが、31分、パブロに代わって入った茂木のコーナーのこぼれを、三田が左足で豪快に決めて同点。さらに直後の32分、大宮の家長が茂木顔面へのひじ打ちで、一発退場。

思わぬ敵失で、相手10人となった。が、スローダウンのベガルタは、有効な攻撃ができないまま、逆にカウンターに脅かされる展開で、43分、大宮のカウンターでDFの間を一歩抜け出した江坂にフリーで決められ、勝ち越され、6試合ぶりに敗戦。

前半。
ベガルタが、立ち上がりからハイプレスでボールを奪いに行く。大宮は素早くブロック形成。
2分、右コーナ付近で、パブロがフェイントでボールをキープ、クロスを放つが中央合わず。その後、大宮ムルジャがクロス、ファーから、どんぴしゃタイミングでシュートを打たれるが、関が飛び出てセーブ。危ない。4分、奥埜のクロスに、右からハモンが右足のシュート、枠外。一瞬フリーだった。

6分、大宮江坂が左サイドをドリブル前進してくるが、藤村がカット。8分、ハモンが左からエリア内侵入、高速クロスもキーパーキャッチ。9分、ウイルソンのミドルシュートはカットされる。10分、家長のクロス、流れる。11分、家長のクロスから、エリア内ムルジャが反転シュート、枠内も関が弾く。12分、ベガルタが回して、最後は三田のシュート。枠外。

13分、右ライン際35mのフリーキック。キッカーは藤村。こぼれ球を奥埜がカット。15分、ハモンのシュート、枠内もキーパー。17分、大宮のコーナー、シュート性のキックは関が飛び出てパンチング。21分、パブロのカット、ウイルソン、ハモンとつないで、最後は、奥埜が狙いすましたシュート、弱く、キーパー。22分、ハモンからウイルソンへの縦パス、もう一歩。

24分、カウンター、ウイルソンから富田、最後は三田のシュート、枠外。ここで雨が激しく降り始める。27分、パブロがフェイントでキープ、クロス。ファールで終了。28分、奥埜とパブロがワンツー、奥埜のシュートはブロックされる。29分、大宮のカウンター、シュートはヒットせず。31分、大宮がクロス、江坂が折り返し、フリーでシュート打たれるが、ブロック。危ない。

大宮がコーナー。しかしファールで終了。34分、左からハモンのクロスに、右から飛び込んだのは・・・菅井。合わず。35分、江坂の背後を取られて、クロスされる。エリア内、ムルジャにうまく体を預けられて、大岩が倒してしまい、PK献上。これを打ち直しを含め、家長にきっちり決められ先制許す。やや優勢だったが、これで流れが変わった。

37分、ベガルタもハモンがエリア内侵入、シュート、枠内もキーパーに弾かれる。40分、左ラインぎわ40mのフリーキック。こぼれ球をハモンが横に出して、パブロがシュート、枠外。43分、泉澤からパスを受けたムルジャが、裏にフリーで抜け出て、シュート、枠外。助かる。追加時間は2分。結局、前半は1点リードされて終了。

後半。
いきなり、家長のロングシュート、関抑える。2分、泉澤のカウンター、これは止める。しかしプレスをかけ始めた大宮に、セカンドを拾われ、連続攻撃受ける。家長にえぐられてのクロスを入れられるが、藤村が頭でクリア。さらに泉澤のヘディングシュートは関。コーナーを与える。クリアボールをシュートされるが、ホームラン。

5分、家長のミドルシュート、バーの上。この後、自陣に戻って守備のパブロに、イエロー。来日初。これでエリア右横でフリーキックを与える。これは守る。6分、和田にイエロー。遅延行為か。9分、家長に頭でつながれ、最後は江坂のヘディングシュート、枠外。10分、裏に抜け出たウイルソン、ハンド?取られる。その後、大宮、渡部大輔にイエロー。12分、ムルジャが裏に抜け出るが、オフサイド。14分、パブロに代え茂木が入る。16分、泉澤にイエロー。

17分、江坂のミドルシュートはバーの上。18分、ムルジャがキープ、ベガルタ3人で囲むが、コーナーを与える。関が出た後のゴールにヘッドを打たれるが、カバーしていた富田が、ゴールライン上でブロック、ノー・ゴール。これも危なかった。22分、藤村がフリーで持ち上がり、ウイルソンへ、クロスにハモンが右からのシュート、枠外。

23分、裏に走り出すハモン、ボールはライン割る。さらに、菅井のパスを受けたウイルソンが、ヒールで裏に流すがもう一歩。25分、ウイルソンのパスを受けた茂木がシュート、コーナーを得る。キッカーは茂木。こぼれをハモンがクロス、サイドネット。28分、ハモンの強引シュート、枠外。29分、茂木からウイルソン、コーナーを得る。右コーナーは茂木が蹴る。こぼれ球、中央やや左で離れて待っていた三田が、ハーフバウンドのボールを左足一閃、矢のようなシュートが突き刺さり、1-1同点ゴール。三田は今季4点目。

さらに直後の32分、カウンターで出た家長が茂木の顔面に肘打ちで、一発退場大宮10人。思わぬ敵失で、ベガルタペースかと思われた。しかし、ここで大宮は疲れが見えるムルジャに代え、同じFWの清水を入れ、ベガルタに前からプレスをかけさせる。高温多湿で疲れが見えるベガルタには、動き無し。パススピードは落ち、ゆっくり回すだけなので、相手にがっちり守られ、時々DFがプレスを受け、攻撃が止まる。

34分、右コーナーのチャンス。こぼれ球を拾った奥埜、シュート打てず。35分、大宮が泉澤に代えマテウスを入れる。37分、大宮ゴール前のハモンが、ゴールを背にして、リフティングからのバイシクルシュート狙うが、枠外。37分、大宮のカウンター、清水に抜け出されるが、関が飛び出てクリア。38分、ゴール中央やや右でフリーキックのチャンス。ここはハモンが蹴るが、壁に当たる。

42分、マテウスに侵入され、クロス、なんとかしのぐ。しかし、43分、また大宮のカウンター、右サイドを突破され、中央へ絶妙のクロスを入れられると、渡部と藤村の間から、足を伸ばした江坂に決められ、勝ち越しの2点目を決められる。攻めるにしても、守るにしても、疲れた選手だけで対応している内にやられた。追加時間は5分。

エリア内侵入した三田がクロスも、決まらず。2分、大宮ゴール左角でフリーキックのチャンス。三田が蹴るが決まらず。コーナーを得るがシュート無し。そして大宮にボールを持たれ、最後は、コーナーから時間を使われ、試合終了。

予想通り、大宮のカウンターは鋭く、江坂、家長、泉澤に入り込まれる展開となったが、三田の豪快シュートで追いつき、さらに家長退場で、相手10人で15分の時間があったのに勝ち点も取れなかった。
時折雨の高温多湿、前半からハイプレスで推進力、戻るスピードが落ちているのに、交代が茂木だけに終わったのは、どうなのか。結果は分からないが、手は尽くしてほしかった。

さて、初スタメンのパブロは、随所でテクニックを見せたものの、がっちり固まった大宮のスペースで、スピードを活かせる場面が少なかった。が、使い方次第では、ベガルタにないスピードをもたらしてくれそう。

藤村も、左サイドバックで、まずまずの出来。攻撃での上がるタイミング、マイボールの時、ボールを離してしまい、詰められる癖を改善すれば、新たな戦力として面白そう。

シュート数:12-14、CK:4-5、FK:16-16 得点:三田啓貴 (大宮)家長(PK)、江坂 警告:パブロジオゴ (大宮)和田、泉澤、渡部大輔、家長(退場)  主審:松尾 一  入場:9,480人