07節:対浦和1-3、低いラインで防戦一方、三田同点弾も、後半力尽きる

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2016J1 1st7節 2016年4月16日(土)14:00 ベガルタ仙台1-3浦和レッズ 埼玉スタジアム2002



ハモン 

野沢 三田 ミンテ 奥埜
(藤村)(西村)  
富田

石川 渡部 平岡 大岩
     (蜂須賀)
石川慧

サブは、田中勘太、蜂須賀、二見、小島、杉浦、藤村、西村。浦和は、興梠ワントップ、武藤、李、柏木、遠藤スタメン。高木、石原、梅崎ベンチ入り。ズラタンは欠場。

ベガルタは、梁、金久保に加え、ウイルソン、金園、水野らが足の違和感で、ハモン、野沢をスタメン起用。ハモンワントップの4-5-1か4-1-4-1の感じ。前半ペダ引きしたものの、浦和に、左右のサイドの裏を取られまくりで、ラインが下がり、プレスに行けない。遠藤他相手の3バックに余裕でボール供給を許す。

それでも、前半は、再三のピンチも中央で寄せたり、石川慧のセーブもあってなんとか、スコアレスで切り抜ける。

後半8分、槙野にえぐられ、速いクロスを李に頭で決められ先制許す。しかし、直後に野沢からハモンのヒール、カットインした三田が粘って右足で、逆サイドへのシュート、決まって同点。

しかし、21分、ミスを突かれ、阿部から興梠にスルーパスを通され、1-2と勝ち越し許す。さらに29分、途中投入された梅崎に角度つけたボールを入れられ、中央の武藤に頭で押し込まれて、1-3。その後、西村、蜂須賀を投入するも、前半の守備で疲労したメンバーに推進力は無く、4連敗。

前半。
立ち上がりから浦和がボール保持し続ける。ベガルタは、ハモンを残して、9人で守るが、中央、サイドと振られて、最後は関根や宇賀神、CBに走り込まれて、えぐられ続ける。2分、李にエリア内裏に抜けだされるが、慧が足でなんとかクリア。その後も、浦和の連続攻撃が続く。柏木、森脇のシュートは弾く。6分、浦和のカウンター、宇賀神から李とつながり、シュートされる。コーナーを与える。武藤の戻りながらのシュートはふかす。

8分、遠藤から関根のクロス、シュート性は石川がパンチ。10分にも関根にエリア内侵入を許すが、なんとか止める。その後、ようやくベガルタのカウンター、奥埜のスルーパスにハモンが走るが、流れる。その後、スローインからハモンが粘ってシュート、コーナーを得る。野沢のキックはキーパー。12分にも関根にえぐられ、柏がワンタッチで放り込み、李の頭は枠外。13分、右奥40mのフリーキックを得る。こぼれを石川が右足でシュート、バーの上。

14分、槙野にエリア内まで侵入され、槙野が倒れるがノーファールの判定。猛抗議も異議のカードは出ず。17分、李に侵入されるが、慧が抑える。20分、自陣からの渡部のロングボールが、相手エリア前で弾んで、ハモンがキーパーと1対1になるが寄せられる。21分、ベガルタのチャンス。野沢から中央の富田、ミドル打てたがパス選択、奥埜がついないで、逆サイドの野沢にパスを送るが、打てず。22分にも、カウンターから野沢から絶妙のグウランダー、中央のミンテ、キーパーの手先を抜けて、ハモンが追いつけば、というところも、間に合わず。

23分、再びベガルタゴール前でボールが行き交う。セカンドボール拾われる。25分、奥埜がパスカット、前のスペースへのスルーパス、ハモンが追いつき、DFに阻まれながら、強引シュート、枠外。27分、浦和のコーナー。これはしのぐ。さらに柏木の放り込み、クリア。31分、浦和のコーナー。こぼれをつながれるが、慧がクリア。その後、宇賀神がハモンの靴裏蹴って自傷、一時ピッチ外。34分、関根の斜めのクロス、伸びてくるとところ、石川パンチ。コーナーを与える。これもしのぐ。

36分、浦和陣内右奥35mでフリーキックのチャンス。野沢のキックは、うまくハモンの前でバウンドするが、ハモン空振り。これは決めて欲しかった。38分、浦和のカウンター、柏木のクロス、コーナーに逃げる。セカンドボールを奥埜が粘る。39分、浦和がカウンター、スルーパスに武藤はもう一歩。41分にも、ベガルタゴール前で、李から武藤へパスつながれるが、オフサイド。42分浦和のコーナー、前半7本目。43分にも裏に出され、武藤も、ライン割る。44分、浦和のコーナー。AT2分間。浦和にカウンターからクロスを入れられるが、慧がパンチでしのぐ。
前半、攻めに攻められたが、何とか耐えて、スコアレス。

後半。
前半よりは、ミンテなどが前にプレスに行くようになる。開始早々、慧のゴールキックから、頭でつなぎ、浦和ゴール前で野沢が西川と1対1、競りきれず。3分、浦和、興梠のヘッド、慧止める。さらに宇賀神に侵入され、コーナー与える。しのぐ。5分、三田からのパス、ハモン追いつけず。5分、槙野のクロスに興梠のヘッド、ぎりぎり慧が触ってコーナー。コーナー2本連続も、しのぐ。そして、8分、槙野がえぐっての速いクロス、中央で李に入られ、ヘッドでついに先制許す。

しかし、直後、ベガルタが野沢からハモン、ハモンがヒールで流すと、ボールを攫った三田が左からのカットイン、DFをおしのけながら、粘って右足シュートを逆側に決め、1-1。三田は、今季開幕戦以来の2点目。苦しい展開の中、電光石火の同点ゴールで、ベガルタが持ち直すかと思われた。10分、浦和のクロスで、コーナー与える。ベガルタややばらけている。13分、森脇のクロスに興梠、シュートは枠外。

17分ハモンがキープ、大岩が上がってクロスも流れる。18分、浦和が左右に展開、コーナーを与える。これもしのぐ。19分、右奥35mでフリーキックのチャンス。野沢がキックミス。疲れているのか。20分、阿部から興梠へのパスはオフサイド。ここで野沢に代え藤村が入る。しかし、依然として浦和に中央から、サイドのえぐりからで、振り回される。22分、森脇のクロスでコーナーを与える。コーナーから遠藤にフリーでヘッド打たれるが枠外。24分、森脇のミドルシュート、ふかす。25分、ようやくベガルタ、カウンターから奥埜のヒール、ミンテがつなぎ、藤村がシュート性のクロス、枠外。

26分、柏木から興梠にパスを通され、エリア内で倒れるがノーファールの判定。27分、浦和は宇賀神に代わり梅崎が入る。28分、ベガルタ陣中央で、ミンテがマルセイユ・ルーレットでかわすまでは良かったが、ボールが置き去りになり、阿部にすかさずスルーパスを出されると、興梠がフリーで抜けだし、慧もかわしてゴール。1-2。辛抱し切れなかった。そして悪い癖、集中切れたのか、1分後の29分、梅崎にえぐられて、斜めのクロス、中央で武藤にヘッドで合わされて3点目を失う。1-3。これは効いた。

その後も浦和のペース。32分にはベガルタエリア外ぎりぎりでフリーキックを与える。石川イエロー。これに関しては、石川の方が、完全にユニを引っ張られているが、李にやられた。これは弾いてコーナー。武藤にボレーを打たれるが枠外。34分、ミンテに代わり西村入る。三田ボランチの4-4-2か?35分、浦和も、興梠に代わり石原を入れる。直後、西村からパスを受けたハモンが一瞬フリー、しかし切り返したので寄せられる。

39分、大岩に代え蜂須賀を入れる。このあたりハモン、奥埜ほかベガルタの選手に疲れが見え、ボールが追えない。41分、浦和がカウンターもラストパスは流れる。43分、裏にこぼれボールがハモンの前に来るが、打ち切れず。43分、浦和のコーナー、こぼれ球を槙野にのヘッドされるが、枠外。ATは4分間。李にシュート打たれるが、枠外。結局、後半の得点後は決定機が作れず、1-3で終了。4連敗。


怪我人多発で割り切ったメンバーで、割り切った闘いなのであろうが、前でのプレッシャー無しでの、引いた守りで、サイドを破られ続けた。その疲労が後半祟って、足が動かなくなった。ハモンには相棒必要だったが、ミンテ、野沢も守備に忙しく、チャンスが少なかった。

引くだけで勝てるほどJ1はやさしくない。少なくとも、前線でプレスかける人間が必要になる。やるなら、金園、奥埜を前に出せる時のみか。

今の陣容で広島、ガンバ、浦和と勝ち切るのは厳しかったが、少なくとも勝ち点を取りたかった。しかし、たられば言っててもしょうがない。
厳しい内容の中で、得点シーンは、うまく連携ができ、三田も粘った。水野が戻れば、三田、水野のサイドハーフで点を取りにいきたい。修正しながら、次の戦いに前進するのみ。


シュート数:4-20、CK:1-17、FK:16-14 得点:三田啓貴 (浦和)李、興梠、武藤  警告:石川直樹  主審:岡部拓人 入場:31,012人