05節:対広島0-3、両サイドの攻防で完敗

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2016J1 1st5節 2016年4月1日(金)19:30 ベガルタ仙台0-3サンフレッチェ広島 エディオンスタ



ウイルソン 金園
   (ハモン)
奥埜  水野
(藤村)(野沢)
三田 富田

石川 渡部 平岡 大岩

サブは、石川慧、蜂須賀、菅井、キムミンテ、藤村、野沢、ハモンロペス。広島はピーターウタカがワントップ、柴崎、茶島シャドー?青山、ミキッチ、水本スタメン。佐藤寿人、宮吉はベンチスタート。前日怪我という浅野は欠場。

毎回の課題、サイドの攻防で、この試合でも、柏、ミキッチに執拗に攻め入られた。それでも、前半は人数をかけ、なんとかしのいでいたが、後半運動量が落ちてくると、1対1となって、えぐられまくり。後半5分、後追いになった三田がPKを献上。判定微妙とはいえ、DF塩谷にエリア内まで走り込まれた時点でアウト。

さらに、9分、14分と追加点を取られ、0-3とリードされる。点取りに行くしかなくなったところで、ハモン、藤村、さらには野沢を投入。

終盤、ようやく三田の大きなサイドチェンジ、藤村の大胆な動きと、特長も出てきたが、守りを固める広島の守備に、シュートコースは限定される。終了直前、中央からのウイルソンのシュートも、林の手を弾いた後、バーに当たり、万事窮す。そのまま0-3と完敗。

ベガルタも、去年とは違うところは見せたものの、個のスピードの差を補う、集散の早さを見せることなく、完敗だった。

前半。
前半はカウンターの応酬。ベガルタにもチャンスはあったが、ラストパスの精度がいまいち。
1分、石川のパスがカットされ、青山からウタカにパスを通されるが、ブロック。3分、茶島にえぐられてのクロス、関抑える。4分、渡部がパスカットされ、ウタカがドリブルからシュートに向かうが、カット。ベガルタは、キックのモーションが大きいと、足元に入られる。ベガルタがカウンター、奥埜がドリブルで左サイドを上がりシュート、枠外。5分、水野からのパスに、追い越した大岩のクロス、流れる。

7分、広島ゴール前で、奥埜、ウイルソンがパスをつなぐが、シュートは打てない。9分、富田の縦のロングパス、水野が裏に走り込むが、もう一歩。直後、ウタカのポストプレーをしのいで、ベガルタのカウンター、金園のスルーパスは流れる。11分にもウイルソンがドリブルで上がっていくが、ボールを奪われ、広島のカウンターを受ける。またもウタカに、中央でポストプレーをされるが、ここも抑える。

その後、ウイルソン膝下抑えて一時ピッチ外、しかし戻る。13分、柏に右サイドから侵入されるが、シュートはヒットせず。15分、大岩が上がっての侵入もブロックされる。16分、柏にエリア内侵入され、関もかわされ、最後は柴崎にシュートされるが、なんとか寄せ、枠外。危ない。17分、ウイルソンが左からえぐってのクロス、中央で弾かれるが、こぼれを三田がシュート、枠外。18分、宮原にミドルシュートされるが、枠外。22分、ベガルタがボールを回し、水野がミドルシュートもキーパー

23分、柏のクロスにウタカのミドルシュート、枠外。24分、ベガルタのカウンター、金園からウイルソンへのパスが流れる。直後ミキッチのクロスをしのいで、水野?がロングボール、ウイルソンに通るがシュートは打てず。25分、ミキッチのクロスに、どんぴしゃタイミングで中央ウタカがダイレクトのシュート、ぎりぎり寄せて枠外26分、広島ゴール前で大岩からの横パス、ウイルソンがスルー、奥埜がフリーだったが、途中でボールがイレギュラー、奥埜トラップが定まらず、シュート前に囲まれる。なんとかキープしてシュートも、コース限定される。しかし、これでコーナーを得る。

左コーナー。キッカーは水野。ショートコーナーから、再び水野が上げるがクリアされる。その後、広島のカウンター、ウタカの切り返しからのクロス、なんとかクリア。29分、ベガルタが左サイドで、ワンタッチでつなぎ、最後はウイルソンのクロス、中央金園の頭をかすめる。30分、茶島のシュート、弾く。その後、金園が中盤で相手ボールをカット、しかし、奪い返えされる。32分、茶島がドリブルからのクロス、クリア。33分、ミキッチが上がって、切り返しからのシュート、枠外。35分、ミキッチ、えぐっての折り返し、フリーの塩谷が上がってきてのシュート、関正面

36分、カウンターでウイルソンがドリブル前進も、カットされ、広島のカウンター、ミキッチのクロス、関がパンチングで弾いたところを、青山のミドルシュート、枠外。39分には広島が縦1本、柴崎のシュート、枠外。これがDFに当たっており、コーナーを与える。シュートは枠外。41分にも広島がカウンター、最後は塩谷のロングシュート、コーナーを与える。これも守る。

43分、金園が相手のボールをカット、ウイルソンにつなぎ、ドリブルで前進するが、味方のサポート無く孤立。44分、三田のパスを受けた奥埜がクロス、こぼれ球を富田がミドルシュート、枠外。前半は、広島に再三チャンスを作られるが、コンパクトな陣形で人数をかけ、ウタカやミキッチに寄せ、なんとかしのぐ展開で、スコアレスで終了。

後半。
2分、ベガルタ自陣からのフリーキックのロングボールに、水野が裏に走り込むが、トラップしきれず。さらに金園がミドルシュートもキーパー正面。3分、大岩からウイルソンに、パスが通るがオフサイド。4分、ミキッチが切り返しからのクロス、関が弾く。5分、追い越ししてきた塩谷にエリア内侵入され、付いていた三田がPK献上ウタカに決められ0-1。微妙だったが、後追いプレーの印象が良くなかった。これで三田が執拗抗議。気持ちはわかるが、集中が切れる。

ベガルタ反撃しようとするが、ラストパスがつながらない。9分、柏の切り返しからのクロス入れられるが、クリア。10分、広島が、スローインから素早くパスをつなぐ。ベガルタ一瞬ボールウォッチャー。ウタカが中央をフリーで抜け出し、2点目を決められる。後半の早い時間での2失点に、ベガルタベンチは、金園、奥埜に代えハモンロペス、藤村の2枚代え。14分、右サイドライン際でフリーキックを得る。しかし、クリアされ、広島のカウンター、柏がドリブルからキープしてのシュート、こぼれが、左でどフリーの茶島に前にこぼれ、これを決められ3点目を失う。不運な面もあるが、これも一瞬、ボール・ウォッチャーになっていた。

後半15分間で3点。広島は余裕で鍵をかけ始める。18分、水野からのパスをウイルソンがシュート、枠外。19分、ウイルソンから藤村、シュートは打てず。広島がカウンター。ミキッチがキープしてからのシュート、関抑える。24分、ボールを回され、ウタカが中央でフリーでシュート、枠外。ハットを焦ったか。コーナーを与える。ミキッチのクロスは関。

26分、広島がカウンター、シュートを打たれるが枠外。ここでベガルタは、3人目、水野に代え野沢を投入。藤村が右に回る。29分、ベガルタがボールを回すものの、守りを固めた広島の前に潜れない。逆にパスカットからカウンターを受ける。柴崎のシュートはクリア。ベガルタも藤村から野沢でシュートもキーパー。32分、三田が上がっていくが、キープできず。さらに野沢のパスに、裏に走り込んだウイルソン、コーナーを得る。右コーナーは野沢が蹴るが、決められず。

34分、三田のパスを受けて、上がった石川がクロス、ウイルソンのヘッドには合わず。35分、三田のロングフィード、走り込んだ藤村トラップし切れず。さらにハモンが右ゴールラインぎわからの折り返し、ウイルソンシュートも林の正面。36分、ウタカにパスカットされ、そのままドリブル独走、ループシュートされるが枠外。37分、広島ようやく一人目、柏を清水に代える。ベガルタボールを回すが、シュートまでいけない。

40分、三田からのロングボール、裏に走り込んだ石川、トラップできず。広島のカウンターを受けシュートされるが、枠外。43分、ウタカに代え皆川入る。追加時間は4分間。ここで藤村から中央でウイルソンが受けるが、打ち切れず。大岩のイエロー。試合終了直前には、三田からのパスのこぼれを、ウイルソンがダイクレトでシュート、林が弾いたボールは、クロス・バーに当って、枠外。一矢報いることはできなった。結局0-3で敗戦。

今回も広島の両サイドの攻撃に翻弄された。前半はウタカのポストプレーを抑え込むなど、しのいでいたが、カウンターのチャンスでのパスの精度と攻撃参加の遅れで、得点できなかった。後半の初めに、たて続けに失点したところは、チェック要。

相手が引いて、ボールが持てるようになれば、三田のロングフィードや藤村の走り込みなど、らしさは出せるが、プレスが厳しい状態でも、どうそれを再現していくかを練り上げて欲しい。

今は奥埜の調子が上がって来ない。相手も分かっていて激しくマークされるので、なかなか自分の思うプレーができないのだが、何とか、カウンターについて行って貰いたい。

次のリーグ戦は、4/10ホームでガンバと対戦。がんばろう。


シュート数:9-22、CK:2-3、FK:9-7 得点:(広島)ピーターウタカ2(PK1)、茶島  警告:大岩、宮原 主審:松尾 一 入場:9,587人