14節対広島1-0、赤嶺のゴールを死守して4連勝

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J1 2014年5月18日(日)13:00 ベガルタ仙台1-0サンフレッチェ広島 ユアスタ仙台



ウイルソン 赤嶺
      (鈴木) 
梁     太田
(佐々木)(武藤)
武井  富田
  
石川 角田 広大 菅井
   

サブは、桜井、二見、八反田、マグリンチィ、佐々木、鈴木、武藤。広島は、佐藤寿人ワントップ、高萩、清水、ミキッチがスタメン。青山、石原はベンチスタート。広島は青山がブラジルW杯日本代表のほか、スタメンのGK林卓人、DF水本が予備登録メンバーとなっている。

18,863人と、満員のユアスタ。前半はゆったりと広島が回すが、さすがに連戦の疲れかパスミスが目立つ。ベガルタはラインを高く保ち、タイトな守備からカウンター狙い。16分、広島陣内のスローインからウイルソンの浮球を、赤嶺が戻りながらの腰を入れた超絶ボレーで先制。林、一歩も動けず。

しかし、前半は左の清水、後半は右のミキッチから、何度もクロスや折り返しを入れられ、寿人のフリーシュートもあったが、中央の広大、角田、そして関がファインセーブ、さらには「ポストプレー」もあって、ベガルタのゴールを死守。

後半、赤嶺、ウイルソンがカウンターの決定機があるも追加点は逃したが、全員が集中を切らさず守って、無失点で逃げ切り4連勝。11位まで戻してきた。


前半。
開始早々、広島のコーナーキック、これは関がパンチング。そのあと3分ごろまで広島がゆったり回す。ベガルタはコンパクトな布陣でラインを保ち、守備を固める。5分、中央武井のスルーパスに、赤嶺裏に抜けかかるが、合わず。7分、高萩に中央でボールを奪われるが、しのぐ。8分、ベガルタの右サイドから、清水にクロスを入れられるが、関がキャッチ。以後、頻繁にこのサイドを仕掛けられる。

9分、また清水のクロス、これは中央で角田がクリア。10分、今度はベガルタの左サイド、ミキッチからクロスを放りこまれるが、関キャッチ。13分、ようやくベガルタがボールを回す。富田が右サイドの裏に抜けた梁への浮き球パス、水本にクリアされる。すると、16分、相手陣内のスローインから、ウイルソンが素早く浮き球を中央へ。赤嶺後ろに戻りながら、腰を回しての超絶ボレーシュート、決まって先制!元ベガルタ、W杯予備登録メンバーのGK林も一歩も動けず。

17分には、こぼれ球をウイルソンがミドルシュート、枠外。18分、菅井が抜かれ、清水の侵入からクロス。コーナーを与える。高萩のキックは、赤嶺がヘッドでクリア。またコーナーは、今度は左から森崎のキック。ショートコーナーから、中央で清水に頭で合わせられるが、枠外。危なかった。22分、パスカット応酬。24分、広島のカウンター。しのぐ。広島はサイドチェンジでゆさぶって来る。そして、再三ベガルタ右サイドを清水が仕掛けてくる。

30分、広島がワンタッチパスをつないで崩しにかかり、最後は左から森崎浩?のシュート、強烈だったが、関がコースを塞ぎ、弾く。その後、ベガルタもカウンター、太田がドリブル前進からのクロス、赤嶺、DFに入られ打てず。32分、角田からウイルソンにパスが通り、さらに中央の赤嶺へ。シュートは枠外。その後、再三やられていた菅井が、清水のボールをカット。反撃に移ろうとしたところで、ファウルで止められる。

その後は40分頃まで、一進一退。広島も連戦の疲れか、いまいちパスが通らず、まだスピードアップはしてこない。ベガルタはコンパクトに、全員の守備意識が高い。ミキッチは、粘り強く石川と梁で抑えていく。44分、広島がロングボールで裏を狙ってくるが、オフサイド。前半は、ベガルタが1点リードして終了。

後半。
リードされた広島は、塩谷に代えW杯代表に選ばれた青山を入れボランチ。森崎がDFに下がる。開始早々、広島の寿人が裏に飛び出し、ボールを抑えたところを、前に出てきた高萩のループシュートを打たれるが、枠外。その後、蹴り合い。5分、梁からのパスを受けた太田が中央からミドルシュート、林が抑える。直後、広島の攻撃、浮球をヒールでトラップした寿人が侵入、しかし関が飛び出て止める。

6分、角田がボールを奪われ、高萩にシュート打たれるが、関。7分、ようやくベガルタがカウンターで反撃。ウイルソンが左サイド裏に走りぬけ、クロス。コーナーを得る。ここで石川がヘッドであわせるが、林の正面。9分、ミキッチがボールキープしながら前進してくるが、富田がまとわりついて守る。ミキッチも、いつもほどのスピードが無い。

12分、ベガルタのカウンター、ウイルソンから追い越していく赤嶺に絶妙のスルーパス、赤嶺フリーとなって、飛び出てきた林の頭上を、ループで狙うが、ネット天井。惜しい。13分、今度はベガルタのファールで、中央やや右25mでフリーキックを与えるピンチ。キックは壁。しかし、こぼれを拾った広島が回す。ベガルタも辛抱強く守る。16分、広島は高萩に代え石原を投入。

17分、ウイルソンと太田のワンツーから、太田がフリーで右サイドをドリブル前進。すかさずクロス、赤嶺のどんぴしゃヘッド、枠外。18分、森崎に持ち込まれ、折り返しに、フリーで寿人にシュート打たれるが、枠外。危ない。直後、ゴールキックから赤嶺がDFに競り勝ち、落とし。これを角度ないながら、ウイルソンがシュートするが、間一髪、DFにブロックされ、コーナー。このコーナーから角田のヘッド、林の正面。

20分、広島に左右からのクロスを入れられる。ベガルタは耐える時間。21分、カウンター、ウイルソンがドリブル前進で、シュート、枠外。22分、今度は広島のミキッチが持ち込んでのクロス。シュートは抑える。26分、またもミキッチのクロスから石原のヘッド、枠外。前半抑えていたミキッチだが、梁、石川も付き切れなくなってきた。

27分、ベガルタがようやくボールを回すが、シュートまでいけない。富田が相手陣でボール止めていると奪われ、カバーの武井もかわされ、逆襲される。ミキッチが侵入、フェイントでかわしての強烈シュート、関がキャッチ。こぼさない。30分もミキッチのクロス、関おさえる。33分、広島のコーナー。ここで、広島は清水に代え、柏を入れる。このコーナーで、シュートされ関がこぼすが、すぐに抑える。

36分、ウイルソンを梁がワンツーを連続で、最後はウイルソンがシュート、バーの上。37分、広島のカウンター、うまく裏をとった寿人にシュート打たれるが、ポスト。危ない。38分、菅井が相手ボールカット、梁からのパスを受けたウイルソンがシュートするが、枠外。39分、広大がシュートブロックでしのぐ。ベガルタ全体に疲れているが、ここでようやく太田に代え武藤を入れる。41分、広島のロングシュート、関正面。

42分、カウンター、ウイルソンがドリブル前進、タイミングを図って右サイドからのクロス、赤嶺が中央になだれ込むが、もう一歩。ここで赤嶺、足攣り気味か。43分、赤嶺に代えFW登録の鈴木規郎を投入。鈴木は前から守備に動く。44分、広島のシュート、バーの上。追加時間は3分間。ゴールキックからウイルソン、梁とつなぎ、鈴木がなだれこみ、コーナー。キープに入る。さらに最後は梁を佐々木に代える時間使い。そのまま試合終了1-0。

ACL疲れとはいえ、Jリーグ連覇中の広島から、2010年以来となるホームでの勝点3を勝ち取った。5月4連勝は文句無しの結果。

守備の時間が多く、サイドをいいようにやられた時間もあったが、中央での集中は切らさず守りきった。少ないチャンスでも、カウンターで決定機は作っており、今のベガルタで、できる事はやった感じ。

ただ、今後はACLを終えた上位チームも巻き返してくる。中断期に補強やサイド攻撃の強化を図り、もう一段レベルアップして、ミラクルを起こしたい。

シュート数:11-13、CK:3-4、FK:5-4 得点:赤嶺真吾  警告:無し 主審:西村雄一

尚、この試合の主審の西村雄一、副審の相樂 亨、名木利幸氏はブラジルワールドカップに出場するセットとのことである。